<レタスの含水率>
11月18日 レタスの品質として含水率も大切で高辻氏の「完全制御型植物工場」では「含水率は品質の指標になり、23以下が望ましい。23以上になると草型がとう立ちぎみになる」と書かれています。そこで徒長しすぎのレタスの含水率を測定することにしました。収穫した状態では62.3gでしたがこれを電子レンジで脱水した後更に新聞紙に挟んで押し花状態にして乾燥させました。まだ不完全ですがこの状態で22.8gです。23というのは完全に乾燥しきった状態で100gの野菜が4.16gになるということです(水分重量÷乾物重量=23、(100-X)/X=23なのでX=4.16)から4.2g位は残らなければ健全な野菜といえないということです。同書に載っている玉レタスの水分比率は95.7%になっているのでこの辺が基準値なのでしょう。小生のレタスも乾燥しきった状態で何gになるか楽しみです。
11月21日 重しを取り除いてレタスを計ると3.2gまで減少しています。まだ少し水分が残っていますので完全に乾燥させると2g位になるのでないかと思われます。この値を見れば完全に徒長状態であることが分かります。
11月24日 今朝ほとんど乾燥してぺらぺらになっていましたので再度計量すると2.3gでした。この辺が最終乾物重量と思われるので含水率は(62.3-2.3)/2.3=26となります。基準の23に合致するには2.6gでなければならないのでやはり少し徒長ぎみであることが証明されました。問題はこの徒長をどのように解決するのかということです。29日に再度計量すると2.2gでした。
<LEDによるレタス栽培>
11月24日 3台のUFO型LEDライトで育てているレタスの様子です。今日現在ではまだ徒長はしていないようです。成長は蛍光灯よりも少し遅いかもしれませんがしっかり育っている感じがします。レタスは玉レタス・サラダ菜・レッドリーフレタスの3種です。
同じ時期に播種して蛍光灯で育てているレタスの様子です。こちらの方は少し徒長しかけています。
<アルミ反射板「ダブルックス」を購入>
11月29日 徒長防止のためには基本的には蛍光灯の光量を増大させることが必要ですので従来の反射板「シルバースクリーン」に代えてアルミ板の「ダブルックス」を購入しその性能を試してみることにしました。照度が2倍になるとは思えませんが少しでも光量が増加し徒長防止に役立てばといいのですが。蛍光灯に取り付け新規購入のシルバースクリーンと比較してみました。同じ高さで2割ほど高くなっていますし近接させると200を超えていますので反射率はシルバースクリーンより高いようです。
ただ使用環境は湿度が高いので表面が曇ったりさびが早くきたりしないか心配です。価格は1枚2450円で従来のシルバースクリーンの4倍はしますし、全部この反射板に変えるとなると1棚当り1万円、12棚ありますので12万円の出費になりますから効果を見ながらボツボツということになります。価格が高い分それなりの効果がでることを期待しています。
その後も同様の商品がないかインターネットを調べてみると(株)キープロンさんから「ルックスアップLux Up」の商品名で発売されていて価格もお試しキットが4枚で5000円となっていましたので早速このキットも発注しました。素材はイタリア製とのことです。欧州では太陽熱発電が盛んですから太陽光を高効率に反射させる反射板需要も大きいのでこのような高効率のアルミ反射板を作っているメーカーが多いのではないかと思いわれます。「ダブルックス」も素材をヨーロッパから輸入と書いているのでメーカーは異なるかもしれませんが価格の安さから考えてもほぼ完成品の状態で輸入しているのではないかと思われます。いずれにしろ安いことはありがたいです。
<Hydro Grow社の126WLED到着>
11月29日 注文していたHydro Grow社の126WLEDが中国工場からの直送で到着しました。インボイスの運賃が25ドルだったので安すぎると思っていましたが中国からの運賃だったわけです。中国からにしても2000円の運賃は安いように思えます。早速取り付けて使用。このライトは3WLEDを使用し高出力をうたい文句にしていますのでトマトや茄子など夏物果菜類が栽培できるか試してみたいと思っております。
<LEDによるレタス栽培2>
11月29日 本日の様子です。5日前と比べかなり成長しています。
<ミニ扇風機の取り付け>
11月29日 扇風機を取り付けて風を流すことで徒長防止につながるというアドバイスを受けたことがありましたので栽培棚にミニ扇風機を取り付けました。駆動時間は蛍光灯の灯火時間と同じです。
<炭酸ガスも徒長を助長か>
最近はレタスの徒長が激しくしかも茎がやたらに太く育っているのは炭酸ガス供給もその原因の一つでないかと思われます。レタスが大きく成長するのはいいのですが葉より茎が優先されている感じです。ここ3ヶ月ほどは徒長ノイローゼでLEDライトの購入から反射板の調査までいろいろと出費もかさみます。2年前のブログを見てもレタス類は少しは徒長していましたが今ほどひどくはありませんでした。今一度光源のみではなく光量・照射時間・炭酸ガス濃度・通風・室温・液温・EC値・pH値などの管理基準から発芽方法・育苗方法・育苗期間まで再検討する必要があるのかもしれません。野菜工場でうまく育てている方はこれらの問題を難なく解決されているのでしょうが個人レベルではなかなか難しいです。とりわけ通常の蛍光灯を使って栽培されている所は反射板についてかなりの研究をされているのでしょうね。先日NHKで放映された宝塚の商業ビル地下に設置されたレンタル植物工場ではかなり優れた反射板を使った蛍光灯のようにお見受けしました。神戸の森久エンジニアリングさんが開発されている反射板を使っているようですがこれなど是非とも参考に見てみたいと思っています。
<光量子束密度が高い育苗用の20W2灯ライト>
11月30日 現在育苗用にヒカリセンターが発売している植物育成用蛍光灯20w2灯器具(東芝FT-22103 -GL1反射笠付)を3台連ねて使っています。蛍光灯はビオルックスAとHGを半々にしていますがこの蛍光灯の光量子束密度は結構高く栽培パネル面との距離は17cmですがその面での値は真下で224μmol、端で172μmolを示しています。10cm位に近接させると260は優に超えます。この値はLEDに勝るとも劣らない値です。しかも反射板なしの状態ですしグロー式でインバーターではありません。
この器具では蛍光灯の芯々間が50mmという幅で近接していますしそれを3台6本並べていますので光束の相乗効果が出ているのでないかと思います。育苗用ですので栽培パネルの穴数を増やして1枚で100株育てられるようにしていますので120Wでもかなり効率よく使用できています。
生育棚でも同じタイプの40Wを3台使用すれば同じような値は出るでしょうがこれでは240Wとなりかなりの電力消費になりますので踏み切れません。そこで笠なしトラフを2台使用してそれに反射板ルックスアップを取り付けた場合、光の広がりと光量子束密度がどうなるか試してみようと思います。現在使用しているNECの反射笠付ライトは蛍光灯の芯々間が85mmですがこれが東芝の50mmになるとどうなるかということです。
■反射板について
市販の反射板は省電力を狙って室内照明用に作られていますので効率よく反射させることには優れていますが照明用ですからある程度は光の拡散が行われるようになっています。ところが植物育成用では高効率の反射だけではなく反射光が拡散せず栽培面に垂直に当るようにしなければなりません。そのためにはパラボラ型の反射鏡のように反射面は放物線状に仕上げなければならないはずです。この点が市販の反射板の限界です。TVで見た森久エンジニアリングさんの反射板は曲面で作られていて3本の蛍光灯で恐らく6本分の光量を確保しているのではないかと思います。この辺が技術でしょう。小型の太陽光集光パネルなどで使えるものがあるかもしれません。商品イメージとしてはparablic reflectorの検索ででてきた下図のようなものになります。
<育苗用の20W2灯ライトを増設>
12月2日 注文していた育苗用の20w2灯ライトが届いたので早速組み立ててセットしました。光量子束密度は予想通り170~300μmoを示しています。これで2セットができましたので早速発芽したリーフレタス・春菊・小松菜・サラダ菜を定植する。蛍光灯に近接すると300μmolを越えています。
現在育苗中の小松菜・春菊もしっかりと育っています。
<反射板ルックスアップが届く>
12月2日 反射板「ルックスアップ」が4枚届きました。反射板はダブルックスと変わりません。取り付けクリップが異なるのみです。40w2灯蛍光灯器具が12月19日まで届かないのでとりあえず現行の蛍光灯に取り付けました。
<LEDによるレタス栽培3>
12月3日 今朝の様子です。
<やはり徒長気味なリーフレタス>
12月3日 11月15日に播種したレタスですが玉レタス・サラダ菜はさほど徒長していませんがリーフレタスは茎が太くなりかなり徒長しています。左はパナソニック、右はNECですが今回の状態を見る限りではNECのビオルックスの方が徒長が少ないようです。
<LEDレタスと蛍光灯レタス>
12月6日 まだ収穫には少し早いのですがLEDで育てているレタスと蛍光灯で育てているレタスを少し収穫して比較して見ました。どちらも同じ日に播種した玉レタスとリーフレタスです。写真の左がLEDによるものです。大きさはリーフレタスについては蛍光灯で育てているのは徒長もありかなり大きいですが玉レタスについてはほぼ同じ大きさです。ただ葉の色・厚みではLEDで育てているレタスの方が優れているように見受けられます。重さはまだ50g弱ですのであまり差異はありません。
ただLEDで育てているレタスは光源が強いためか葉が少し弱って茶色くなっているのがありました。この点を含め購入したLEDの光質が本当に育成ライトとして的確なのかどうか今しばらく様子を見る必要があります。
12月7日 今朝の朝食にLEDと蛍光灯のレタスを共にいただきましたが確かにLEDで育てたレタスの方が葉はしっかりとしておりますし味もよかったように思えます。
<育苗棚を増設>
12月7日 育苗用の東芝20W蛍光灯2灯セットを更に3台購入(3台で16371円)し全部で3セットになりました。栽培パネルも新しい羽根さんのパネルに交換し1パネルの株数を少し減らして56株定植できるようにしました。この育苗セットでは光源も強いので苗もしっかり育ちますので発芽後2週間をこの育苗棚で育てた後生育パネルに移植して再度徒長の有無を調べることにしました。
この育苗棚を使った場合の電気代ですが蛍光灯20W×6本=120Wで1日12時間照射を14日続けるとすると1枚で56株(不良株を除いて50株で計算)育苗するので1株当り9円ほどになります(120W×12H×14D÷1000×@22÷50=8.9円/株)
育苗していた小松菜・春菊・サラダ菜およびリーフレタスを生育棚に移植。小松菜も春菊もしっかりとした青色の葉になっています。
移植後の育苗パネルに改めてリーフレタスと小松菜を50株ずつ定植する。
<LEDライトが強すぎて青藻は増殖しやすい?>
12月7日 LEDライトで育てているレタスの養液循環パイプの端に青藻が厳しく増殖しています。光が強すぎるので丁度真夏の屋上のような状態になっいるためではないかと思われます。レタスの日焼けおよび青藻の増殖はいずれも光源が強すぎることから来ているのでしょう。弱すぎても問題発生、強すぎても問題発生ということです。
<LEDレタスを移植>
12月9日 LEDで育てているレタスの半分を蛍光灯の栽培床に移植しました。促進期の10日間LEDと蛍光灯でどのような差異がでるのか成長の様子を見ることにします。ただ視覚的にはLEDの赤紫は葉の状態がよく分からないばかりでなく心理的にも少し抵抗があります。一方パナソニックの植物育成蛍光灯は野菜が大変美しく見えますので心情的にはこちらで育てたいというのが本音です。赤紫の色彩に慣れてくると考え方も変るかもしれませんが。
<反射板ルックスアップを発注>
12月9日 コストも安く性能も変らないので反射板ルックスアップを20枚発注する。これで栽培棚5棚分の40W蛍光灯に取り付けられますので収穫面で効果の出ることを願います。単価は1枚1100円。
11月18日 レタスの品質として含水率も大切で高辻氏の「完全制御型植物工場」では「含水率は品質の指標になり、23以下が望ましい。23以上になると草型がとう立ちぎみになる」と書かれています。そこで徒長しすぎのレタスの含水率を測定することにしました。収穫した状態では62.3gでしたがこれを電子レンジで脱水した後更に新聞紙に挟んで押し花状態にして乾燥させました。まだ不完全ですがこの状態で22.8gです。23というのは完全に乾燥しきった状態で100gの野菜が4.16gになるということです(水分重量÷乾物重量=23、(100-X)/X=23なのでX=4.16)から4.2g位は残らなければ健全な野菜といえないということです。同書に載っている玉レタスの水分比率は95.7%になっているのでこの辺が基準値なのでしょう。小生のレタスも乾燥しきった状態で何gになるか楽しみです。
11月21日 重しを取り除いてレタスを計ると3.2gまで減少しています。まだ少し水分が残っていますので完全に乾燥させると2g位になるのでないかと思われます。この値を見れば完全に徒長状態であることが分かります。
11月24日 今朝ほとんど乾燥してぺらぺらになっていましたので再度計量すると2.3gでした。この辺が最終乾物重量と思われるので含水率は(62.3-2.3)/2.3=26となります。基準の23に合致するには2.6gでなければならないのでやはり少し徒長ぎみであることが証明されました。問題はこの徒長をどのように解決するのかということです。29日に再度計量すると2.2gでした。
<LEDによるレタス栽培>
11月24日 3台のUFO型LEDライトで育てているレタスの様子です。今日現在ではまだ徒長はしていないようです。成長は蛍光灯よりも少し遅いかもしれませんがしっかり育っている感じがします。レタスは玉レタス・サラダ菜・レッドリーフレタスの3種です。
同じ時期に播種して蛍光灯で育てているレタスの様子です。こちらの方は少し徒長しかけています。
<アルミ反射板「ダブルックス」を購入>
11月29日 徒長防止のためには基本的には蛍光灯の光量を増大させることが必要ですので従来の反射板「シルバースクリーン」に代えてアルミ板の「ダブルックス」を購入しその性能を試してみることにしました。照度が2倍になるとは思えませんが少しでも光量が増加し徒長防止に役立てばといいのですが。蛍光灯に取り付け新規購入のシルバースクリーンと比較してみました。同じ高さで2割ほど高くなっていますし近接させると200を超えていますので反射率はシルバースクリーンより高いようです。
ただ使用環境は湿度が高いので表面が曇ったりさびが早くきたりしないか心配です。価格は1枚2450円で従来のシルバースクリーンの4倍はしますし、全部この反射板に変えるとなると1棚当り1万円、12棚ありますので12万円の出費になりますから効果を見ながらボツボツということになります。価格が高い分それなりの効果がでることを期待しています。
その後も同様の商品がないかインターネットを調べてみると(株)キープロンさんから「ルックスアップLux Up」の商品名で発売されていて価格もお試しキットが4枚で5000円となっていましたので早速このキットも発注しました。素材はイタリア製とのことです。欧州では太陽熱発電が盛んですから太陽光を高効率に反射させる反射板需要も大きいのでこのような高効率のアルミ反射板を作っているメーカーが多いのではないかと思いわれます。「ダブルックス」も素材をヨーロッパから輸入と書いているのでメーカーは異なるかもしれませんが価格の安さから考えてもほぼ完成品の状態で輸入しているのではないかと思われます。いずれにしろ安いことはありがたいです。
<Hydro Grow社の126WLED到着>
11月29日 注文していたHydro Grow社の126WLEDが中国工場からの直送で到着しました。インボイスの運賃が25ドルだったので安すぎると思っていましたが中国からの運賃だったわけです。中国からにしても2000円の運賃は安いように思えます。早速取り付けて使用。このライトは3WLEDを使用し高出力をうたい文句にしていますのでトマトや茄子など夏物果菜類が栽培できるか試してみたいと思っております。
<LEDによるレタス栽培2>
11月29日 本日の様子です。5日前と比べかなり成長しています。
<ミニ扇風機の取り付け>
11月29日 扇風機を取り付けて風を流すことで徒長防止につながるというアドバイスを受けたことがありましたので栽培棚にミニ扇風機を取り付けました。駆動時間は蛍光灯の灯火時間と同じです。
<炭酸ガスも徒長を助長か>
最近はレタスの徒長が激しくしかも茎がやたらに太く育っているのは炭酸ガス供給もその原因の一つでないかと思われます。レタスが大きく成長するのはいいのですが葉より茎が優先されている感じです。ここ3ヶ月ほどは徒長ノイローゼでLEDライトの購入から反射板の調査までいろいろと出費もかさみます。2年前のブログを見てもレタス類は少しは徒長していましたが今ほどひどくはありませんでした。今一度光源のみではなく光量・照射時間・炭酸ガス濃度・通風・室温・液温・EC値・pH値などの管理基準から発芽方法・育苗方法・育苗期間まで再検討する必要があるのかもしれません。野菜工場でうまく育てている方はこれらの問題を難なく解決されているのでしょうが個人レベルではなかなか難しいです。とりわけ通常の蛍光灯を使って栽培されている所は反射板についてかなりの研究をされているのでしょうね。先日NHKで放映された宝塚の商業ビル地下に設置されたレンタル植物工場ではかなり優れた反射板を使った蛍光灯のようにお見受けしました。神戸の森久エンジニアリングさんが開発されている反射板を使っているようですがこれなど是非とも参考に見てみたいと思っています。
<光量子束密度が高い育苗用の20W2灯ライト>
11月30日 現在育苗用にヒカリセンターが発売している植物育成用蛍光灯20w2灯器具(東芝FT-22103 -GL1反射笠付)を3台連ねて使っています。蛍光灯はビオルックスAとHGを半々にしていますがこの蛍光灯の光量子束密度は結構高く栽培パネル面との距離は17cmですがその面での値は真下で224μmol、端で172μmolを示しています。10cm位に近接させると260は優に超えます。この値はLEDに勝るとも劣らない値です。しかも反射板なしの状態ですしグロー式でインバーターではありません。
この器具では蛍光灯の芯々間が50mmという幅で近接していますしそれを3台6本並べていますので光束の相乗効果が出ているのでないかと思います。育苗用ですので栽培パネルの穴数を増やして1枚で100株育てられるようにしていますので120Wでもかなり効率よく使用できています。
生育棚でも同じタイプの40Wを3台使用すれば同じような値は出るでしょうがこれでは240Wとなりかなりの電力消費になりますので踏み切れません。そこで笠なしトラフを2台使用してそれに反射板ルックスアップを取り付けた場合、光の広がりと光量子束密度がどうなるか試してみようと思います。現在使用しているNECの反射笠付ライトは蛍光灯の芯々間が85mmですがこれが東芝の50mmになるとどうなるかということです。
■反射板について
市販の反射板は省電力を狙って室内照明用に作られていますので効率よく反射させることには優れていますが照明用ですからある程度は光の拡散が行われるようになっています。ところが植物育成用では高効率の反射だけではなく反射光が拡散せず栽培面に垂直に当るようにしなければなりません。そのためにはパラボラ型の反射鏡のように反射面は放物線状に仕上げなければならないはずです。この点が市販の反射板の限界です。TVで見た森久エンジニアリングさんの反射板は曲面で作られていて3本の蛍光灯で恐らく6本分の光量を確保しているのではないかと思います。この辺が技術でしょう。小型の太陽光集光パネルなどで使えるものがあるかもしれません。商品イメージとしてはparablic reflectorの検索ででてきた下図のようなものになります。
<育苗用の20W2灯ライトを増設>
12月2日 注文していた育苗用の20w2灯ライトが届いたので早速組み立ててセットしました。光量子束密度は予想通り170~300μmoを示しています。これで2セットができましたので早速発芽したリーフレタス・春菊・小松菜・サラダ菜を定植する。蛍光灯に近接すると300μmolを越えています。
現在育苗中の小松菜・春菊もしっかりと育っています。
<反射板ルックスアップが届く>
12月2日 反射板「ルックスアップ」が4枚届きました。反射板はダブルックスと変わりません。取り付けクリップが異なるのみです。40w2灯蛍光灯器具が12月19日まで届かないのでとりあえず現行の蛍光灯に取り付けました。
<LEDによるレタス栽培3>
12月3日 今朝の様子です。
<やはり徒長気味なリーフレタス>
12月3日 11月15日に播種したレタスですが玉レタス・サラダ菜はさほど徒長していませんがリーフレタスは茎が太くなりかなり徒長しています。左はパナソニック、右はNECですが今回の状態を見る限りではNECのビオルックスの方が徒長が少ないようです。
<LEDレタスと蛍光灯レタス>
12月6日 まだ収穫には少し早いのですがLEDで育てているレタスと蛍光灯で育てているレタスを少し収穫して比較して見ました。どちらも同じ日に播種した玉レタスとリーフレタスです。写真の左がLEDによるものです。大きさはリーフレタスについては蛍光灯で育てているのは徒長もありかなり大きいですが玉レタスについてはほぼ同じ大きさです。ただ葉の色・厚みではLEDで育てているレタスの方が優れているように見受けられます。重さはまだ50g弱ですのであまり差異はありません。
ただLEDで育てているレタスは光源が強いためか葉が少し弱って茶色くなっているのがありました。この点を含め購入したLEDの光質が本当に育成ライトとして的確なのかどうか今しばらく様子を見る必要があります。
12月7日 今朝の朝食にLEDと蛍光灯のレタスを共にいただきましたが確かにLEDで育てたレタスの方が葉はしっかりとしておりますし味もよかったように思えます。
<育苗棚を増設>
12月7日 育苗用の東芝20W蛍光灯2灯セットを更に3台購入(3台で16371円)し全部で3セットになりました。栽培パネルも新しい羽根さんのパネルに交換し1パネルの株数を少し減らして56株定植できるようにしました。この育苗セットでは光源も強いので苗もしっかり育ちますので発芽後2週間をこの育苗棚で育てた後生育パネルに移植して再度徒長の有無を調べることにしました。
この育苗棚を使った場合の電気代ですが蛍光灯20W×6本=120Wで1日12時間照射を14日続けるとすると1枚で56株(不良株を除いて50株で計算)育苗するので1株当り9円ほどになります(120W×12H×14D÷1000×@22÷50=8.9円/株)
育苗していた小松菜・春菊・サラダ菜およびリーフレタスを生育棚に移植。小松菜も春菊もしっかりとした青色の葉になっています。
移植後の育苗パネルに改めてリーフレタスと小松菜を50株ずつ定植する。
<LEDライトが強すぎて青藻は増殖しやすい?>
12月7日 LEDライトで育てているレタスの養液循環パイプの端に青藻が厳しく増殖しています。光が強すぎるので丁度真夏の屋上のような状態になっいるためではないかと思われます。レタスの日焼けおよび青藻の増殖はいずれも光源が強すぎることから来ているのでしょう。弱すぎても問題発生、強すぎても問題発生ということです。
<LEDレタスを移植>
12月9日 LEDで育てているレタスの半分を蛍光灯の栽培床に移植しました。促進期の10日間LEDと蛍光灯でどのような差異がでるのか成長の様子を見ることにします。ただ視覚的にはLEDの赤紫は葉の状態がよく分からないばかりでなく心理的にも少し抵抗があります。一方パナソニックの植物育成蛍光灯は野菜が大変美しく見えますので心情的にはこちらで育てたいというのが本音です。赤紫の色彩に慣れてくると考え方も変るかもしれませんが。
<反射板ルックスアップを発注>
12月9日 コストも安く性能も変らないので反射板ルックスアップを20枚発注する。これで栽培棚5棚分の40W蛍光灯に取り付けられますので収穫面で効果の出ることを願います。単価は1枚1100円。