油屋種吉の独り言

日記や随筆をのせます。

一月三十一日(金)晴れ。

2025-01-31 17:06:44 | 日記
 昼間、車中にいると、暖かい。
 陽ざしが徐々に春めいてくるのがしれて嬉しい。

 しかしいったん外に出ると、風がつめたい。
 この時期、特有のお天気である。

 ドライブが好きで、しばしば車を走らせる。

 男体山に女峰、それに茶臼のある那須岳。
 それらはいまだ雪におおわれ、遠目には美しい。

 だが、近寄れば近寄るほど、自然の厳しさが知
れて驚かされる。
 
 谷間に足を踏み入れようものなら、お天気が一
変。

 谷間は灰色の雲におおわれ、パラパラ雪が舞い
散ってくる。

 ところどころで、栃木は熱いお湯がわく。
 こんなお天気の中でも、温泉客が絶えない。

 雪見酒としゃれこんだりと、それなりのだいご
味があるのだろう。

 このところ不安が増した。
 すわっ、道路陥没。

 数日前、埼玉の八潮で起きたようなことが、目前
で起きたらと思うと、そら恐ろしい。

 もっともわたしが住むところは、田舎でもあるし、
と自分に言い聞かせるが……。

 県都宇都宮なら、どうだろう。
 地下の様子は……?

 下水道管はきちんと整備されているのだろうか。

 不安が尽きない。

 思わぬ事態に巻き込まれた七十四歳の運転手の、な
るだけ早い救助が、待たれるところだ。

 一寸先は闇。
 肝に免じて運転したい。 

 

 
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正月26日(日)晴れのち曇り

2025-01-26 18:47:04 | 小説
 日差しに季節の移り変わりが感じられる
ようになりましたね。

 車に乗っているとそのことが顕著で、眩
しいやらあったかいやら。

 おまけに、わたしのからだも、なんだか
変な具合。

 頭が重い。

 さては、くしゃみ、鼻水の時期が迫って
いるってことだろか。


 春は残酷な季節だ。

 英国の詩人のことばを思いだした。

 日光街道。

 道の両側につらなる樹齢400年あまりの
大杉の群れ。

 それらの葉が徐々に茶に変色して来てい
るのを、一種哀感の念を持って、眺めてい
る自分がいるのに気づく。

 発症以来、今年でどれくらいの月日が流
れ去っただろう。

花粉症になったのは確か昭和54年の春あた
りだった。

「はくしょん大魔王が来たわ」

 アサヤ塾の講師として、二十年勤めた。

今は亡き麻屋先生の奥様に、そう指摘され
たのを、きのうのことのように思い出す。

 一番につらかったのは、運転中にくしゃみ
が止まらないこと。

 頭がとても重かった。

 くすりが苦手。
 服用するとたちまちにして眠くなってしま
い、たいへんに難儀した。

 季節はめぐり、あれから四十六年。
 今また憂うつな時節の到来ではある。
 


 
 
 
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いつの間にか、日の入りが……。

2025-01-19 18:55:32 | 随筆
 こんばんは、ブロ友のみなさん。
 いかがお過ごしでしょう。

 わたしは巳年が穏やかに始まり、ほっとし
ているところです。
 
 ここしばらく、ここ十年に及ぶ拙作の原稿
に手を入れていて、こちらに記事を投稿する
暇がありませんでした。
 お許しください。
 
 八十まじか。
 あちらこちらと、このところ、体調が軽微
にくずれかかってきてしまい、あわてている
ところです。

 夜中にぐっすり眠れない。
 ふとんの中であったまると、かゆくなる。

 なにくそっ、これっくらい、負けるものか。

 そう思い、皮膚科でいただいたクリームを
紅っぽくなった部分に、まんべんなく塗りつ
づける日々です。

 「飲み薬をご所望なら、告げてください」
 
 しかし、この歳では、そんなたぐいの薬を
なるたけのみたくありません。

 ものによっては、眠くなったりで、あまり
に長く服用すると、身体が変わってしまう。

 むかし、抗生剤をのんだ際、からだの一部
が反応してしまい、発疹ができたり下痢した
り。困ったことがありました。

 肺炎にでもなったらどうでしょう。

 「しばらく
 お酒を
 コーヒーを
 カレーライスを
 生ものを
 ひかえてくださいね」

 お医者さまの言葉で、それまでのお気に入
りの物をすべて奪われてしまいました。
 
 からだって不思議ですね。
 こころとつながっている。

 「ほとけさんになって帰って来よった」
 東日本大震災の年、弟の急逝を告げる知ら
せを新幹線の車内で受けました。

 そのおふくろのひと言が、わたしのからだ
に劇的に作用しました。

 首のあたりが帯状に紅くなったと思ったら、
手指の節々にぶつぶつができてしまい、かゆ
くてたまらない。

 お風呂に入るとものすごくかゆくなり、す
ぐに浴槽からとび出すありさまでした。
 
 今は、青春の泉があれば、ひしゃくを持ち、
水を汲みにいきたい心境です。

 「若返りのくすりを所望じゃ。みなのもの
探し出して持ち帰れ」

 古き中国の皇帝の言葉が、身にしむこのご
ろです。

 みなさまのご健康とご多幸を祈念して、こ
の記事を終えたいと思います。
 

 

 

 
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正月9日(木)晴れ

2025-01-09 12:28:21 | 小説
 この朝、とても寒かった。
 正月気分がようやくぬけたが、なかなか元
に戻りそうにない。

 霜ばしらが庭の隅に作った畑に、久しぶりに
立った。

 二日前は大雨だったから、からだに応えて
しまう。
 ついつい着ぶくれてしまう。

 「じいじって、雪だるまみたいね」
 今から小学校よ、と、ピンクのランドセルを
背負った 孫娘の笑いをさそった。

 最近なぜか、あまり笑わなくなった。

 学校へ行き始まったし、小さいながらも
それなりの社会生活。

 いろいろとつらいことがあるんだろう。
 気をもんてしまう。

 おらの小さいころは、と、お決まりの文句が
口から出てしまいそうになるのを、かろうじて
堪えた。

 彼女のあとを追うようにして、田舎町の大通り
を車で走る。

 幾つもない十字路のひとつ。

 見守り隊の人たちが大勢でて、小旗をふりふり
登校の子らを導いてくださっていた。 

 ありがたいことである。







 

 
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令和七年正月二日(木)晴れ。

2025-01-02 18:48:39 | 日記
 早朝からあたふたしてしまった。
 PC具合が……。
 インターネットがつながらない。

 すわっ、ウイルスにやられた。

 そう思い、今の今まで気が気でなかった。

 苦しいときの神頼み。
 大前神社に初詣で。

 必死に願うは、
 「どうかPCがセーフでありますように」
 
 恵比須さまが願いを聞き入れてくださった。

 こうやって文章を打てるしあわせ。
 それを再びあじわっている。

 ありがとうございます。

 大声で叫びだしたい衝動にかられる。

 みなさんも、フィッシング詐欺やらなにやら
 めったに目にしたことのない画像。

 それらをクリックすることのないように。
 どうぞスルーされますように。

 今年もよろしく願います。 

 どなたかは知りません。
 わたしを助けてくださった方々。
 Gooブログのスタッフのみなさんに。
 「ありがとう」
 の言葉を送ります。
 
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