雲上快晴

プーさん爺じが、何の変哲もない日々を綴る

みんな元気ですね

2006年10月06日 | 徒然
 水曜日に、会社の外郭団体の全役員会議に出席したのです、会議は2時からだったので、午前中仕事をして11時30分くらいに車で出発、会議の場所は鬼怒川川治温泉、鬼怒川温泉から15分くらい奥に入った所にある鄙びた温泉なのです。
 会議が行われるホテルに入ると、ロビーのあちこちにやたらお年寄りが目立ちます、「湯治場として有名な温泉だからお年寄りがたくさん来ているのだな」と思いながら、時間がくるまでロビーでコーヒーを飲んでいました。

 会議の時間が近くなったので、案内されるまま会議室に一歩足を踏み入れ周りを見回した途端、体が固まってしまいました。
 お年寄りが多い会ということは事前に聞いてはいたのですが、いわゆる壮年と呼ばれる世代の方もいらっしゃるのだろうと考えていたのです。
 ところが、目の前に広がるパノラマは「蓮の池」、どうみても平均年齢が75歳を下回ることはないだろうと思えるものでした、当然のことながら、ロビーにいらっしゃった方全員が、この会議のメンバーだったのです。

 会議自体は、あいさつを含めて2時間強で終了し、5時半から意見交換会(宴会)となったわけです、宴会が始まるといきなり、80はゆうに過ぎたと思われるお爺さんが、足元をフラフラさせながらステージに上がり、多分、日本最長老の「マジックショー」が始まったのです。
 このマジックショー、なかなか思うように手先が動かないので、まどろっこしいのですけれど、思いもよらない結果が出てくる手品の数々に驚かされました。

 マジックショーが終わったと思ったら、次から次へとカラオケが始まりました、中には完全に「村田英雄」を意識した自前の着物で登場する94歳のご老人もおられ、また、白いあごひげにサングラス姿の95歳のご老人などもいらっしゃいました。
 それが皆さん、もの凄い声量で、「腹から声を出すというのはこういうことなんだな」と感服した次第です。
 歌うだけではなく、酒もガンガン飲みまくり、宴会の終了間際にはご飯を何倍もお代わりしていました。

 これで、今日のお勤めも終わったかと思いきや、「さあ二次会に行きますよ~」との司会者の弁、立場上行かないけにはいかない私、二次会の会場であるホテル内のスナックに行くと、宴会場では「私膝が悪くて座れないのです」と言っていたご婦人が、カラオケに合わせてダンスしまくらちよこ状態・・・

 恐るべき老人パワーに圧倒された一日となりました、私達の年代があの年になったときに、果たしてあんなに元気で居られるだろうか、何か根本的なところで軟弱になってしまっている自分を見せ付けられた貴重な体験となりました。

 翌日の横浜編は、またこの次に・・・バイナラ