雲上快晴

プーさん爺じが、何の変哲もない日々を綴る

とんでもない間違いを犯していました

2006年10月19日 | 卓球
 「ナンバのコーチング論」を読んで、今日、駅まで歩く道すがら「ナンバ歩き」をいろいろ試してみたのです。
 そして、あることに注意した歩きをしてみたら、それまでとは全く違う感覚に襲われ、「これだっ」と確信出来る歩きが見つかったのです。

 今までは、自分の体重(重心)を拾っていく歩きがナンバ歩きと考えていましたので、やや前傾に構えてつんのめるような歩き方をしていたのですが、これはナンバ歩きの進化過程の歩きであって、完成形ではなかったということが解りました。
 前傾姿勢をとるということは、足は前にでるものの、どうしても自分の体重を支えるために太ももに負荷が掛かります、どこか一箇所に負荷がかかるというのはナンバの基本的考え方から外れるものなのです。

 それがはっきりと解りました、要は、重心を拾うのではなく骨盤(臍下丹田)を押し出すということなのです、さらに足の動きは内側から円を書くように回していく、骨盤の幅に合わせて直線的に足を出したのでは、どうしても始点と終点が生まれてしまうのです、それを円運動にすることによって始点・終点という切れ目が無くなるということなのです。

 これを卓球に置き換えて見ると、今まで「倒れ込むことによって重心がボールに乗るのだ」と教えてきたことが間違いだということになるのです、倒れ込むということは力のベクトルが斜め下に働くということになるわけです、でもボールは前に飛ばすわけですから、後から前に水平にベクトルの矢印が書かれなければいけないわけです、ボール自体は斜め下に飛ばなければ相手コートには入りませんが、それはラケットの面の角度を調整すればいいことだったのです。

 具体的には、下ッ腹を突き出すようにして打つことが、一番ボールにエネルギーを与えられるということなのです。

 今まで、多くの指導者の方たちに間違ったことを教えてしまって、ホントに申し訳ありませんでした、是非修正してください。

発見

2006年10月19日 | 卓球
 今まで子供達しか教えたことが無かったわけですが、たなかしさんという立派な中年に球出しをしている中で新たな発見がありました。

 たなかしさんは、人生は波乱万丈ですけれど、こと卓球に関して言えば無意識に安定を求めて両足をついてボールを打ちだがるのです。
 その結果として、腕の力でスイングしてしまうという欠点があったのです。この欠点を修正するために、「打つ瞬間は必ず右足を浮かせて(左打ちなので)」とアドバイスをしたら、振りが小さくなったのです。

 子供達は足を浮かせても大きな振りをする子もいます、きっと体重が軽いから不安定な状態でも大きく体を使うことが出来るのですね、でも、体重が増えれば増えるほど、不安定な状態(一本足)では大きな振りが出来なくなるということなのでしょう。

 このことをどうやって発展させるのか、面白い課題が見つかりました。