・不滅のあなたへ(※ネタバレ注意)
前回の記事で今期いちばん好きなのは「ましろのおと」だと書きましたが、「不滅のあなたへ」観たら一気に今期覇権にぶち上がりましたぁ…w
いやね、ぶっちゃけ今期の本命はこの作品だと思っていたんですが、前にアマプラチェックした時にはこの作品がまだあがってなくて「ひょっとしてアマプラで配信せぇへんのか?」と落胆してたんですけどいつの間にか配信されてたんで慌てて観て。いやー予想を上回る面白さで軽く小躍りしております。(BBAダンス)
「むか~しむかし、ある所に…」で始まる昔話のように、時代も場所も明かされず、ただ何者かが「球」を投げ入れたという事実とその「球」の説明をうっすらされただけの不思議な世界観で物語がスタートします。村(集落?)にただ1人取り残された少年が(球が擬態している)オオカミと一緒に、楽園を目指して旅立った村人たちをただひたすら待ち続けるのですが、主人公(と思わしき)少年の名すら明かされないまま描かれるのが、少年が抱えている壮絶な孤独。ファンタジーな世界観と少年の抱える感情のリアルさの対比が、独特な作風を生み出していてとても惹きつけられます。(孤独は現代人とリンクする問題でもあるし)
結局、最後は少年の死で終わり1話目から打ちのめされます…。そしてオオカミに擬態していた「球」は今度はこの少年の姿かたちになり、オオカミとしての生き方しか知らなかった「球」が2話では初めて他者と出会い、触れあい、人間としての経験値をつんでいく…という物語のようですが、この「球」のママになるであろう幼女のマーチがいいキャラしててw これからの少年とマーチの絡みが楽しみ。
1、2話みて感じたのはこの作品のテーマ「孤独」と「コミュニケーション」。テーマは重めですが、コメディシーンも割とあり楽しく観れそう。何よりキャラがみんな可愛いw アニメーション・音楽・ストーリー・演技、すべてが高クオリティで最近のNHKアニメやりおるな、って感じです。(自分的にはヴィンサガヴのような雰囲気を感じた)
講談社原作のアニメは「進撃」とか「ヴィンサガ」とか、自分の観たものだけでも「大人向けのヒューマンドラマ」が多くてジャンプっ子のワシも大好きな作品が多いので「不滅のあなたへ」も大期待。
「球」とは何なのか、生命体なのか?「観察者」って何者?とか謎はいろいろ残るものの、ワシも観察者と一緒に「球」の行く末を見守りたいです。
・バクテン!! 第3話
相変わらずぬるぬる作画で目の保養アニメですが、3話で不二周助と市丸ギンを足して2で割らないでむしろグツグツに煮詰めたような最凶キャラ(CV:鈴村健一)が登場して(1話にも出てたが)テニプリ好きだった自分はテンション爆上がりしました。あとアニメ業界には「村瀬歩と石川界人をセットで使いたい」勢でもおるんかいなと思うくらい共演多いなこの2人w(ましろの村瀬ボイスは最の高)