日々のことをつれづれと。

元オタク(腐属性あり)がドラマやアニメや日常のいろんな事ににツッコミを入れるだけのブログ。

進撃の巨人 The Final Season 第7話 感想。

2021-01-25 22:13:55 | アニメ

今週は呪術廻戦15話の感想はお休みです。いや…東堂の妄想おもろかったんだけど、特にこれと言う感想もないし今はとにかく進撃が盛り上がり過ぎてるしで。じゅじゅさんぽの五条先生の好みのタイプが話題になってたみたいですが、あれ、ワシは単に「自分に好意を持っている子が好き!」だと思ってます。五条先生、脳みそ小3くらいだし。笑 いやだって公式は五悠推しだと思ってるから…!信じてるから芥見先生…!(涙目)

 

 

・いや~改めて思うけど、ケニーが使ってた銃撃できる性能を搭載し進化した立体機動装置に、それを扱うスキルも格段に向上してて、この日のために4年間訓練してきたのか…と思わせられる調査兵団の戦いぶりよ…!(カメラワークも素晴らしいし)

・ずっとパラディ島視点で観てきたからだろうけど、やっぱりエレン達を応援しちゃうのよね~。

・戦槌のラーラとマガト隊長、ずっと目ェ見開いててこえーんだけどw

・エレン「でもお前は力を使い果たしている。少しでも余力があるなら、このまま俺ごとうなじを貫いてるはずだ。もうお前の手札は残っていない。俺はまだだけどな…!」

 エレンが脱皮するように何回も巨人に変身できるのスゴイな。エレンが余程の体力バカなのか、それともこれが「進撃の巨人」の能力なのか…?(まさに進み続ける巨人)

・ピーク「はなから敵は追い詰められている」

    「そもそもパラディ島勢力それ自体が、マーレ相手にまともに戦争できる体力がないんだよ」

 ほんこれ。だからやられる前にやっちまおうと言うまさに奇襲ですよね。

・今回特に気になったのはジークのセリフ。

 「エレン・イェーガーは俺の敵じゃない。まずはお前からだ、出て来いよリヴァイ、時間がないんだろ」

 言葉通りに受け止めると「敵じゃない」ってのは「俺の相手にならん」的な意味合いですけど、3期でエレンに「必ず救い出す」って言ってたのが引っかかるし(義理の弟だから情的にも殺したくないという意味?)、「時間がないんだろ」はこの後飛行船に乗ったハンジさん達が回収しに来ることを知っているってことですよね…!?( ゚д゚)

・ファルコ「すげぇ!ジーク戦士長!やっぱり圧倒的だ!」

 ガンダムに興奮するメカ男子みたいで可愛い。笑

・マガト「グライス…!何をしている!?大丈夫なのか!?怪我は!?」

 マガト隊長、悪魔にしては優しい。

・アルミンの超大型巨人きたぁあああああああああああああああ!!!!!!

 爆発えげつねぇ…1体でもあの破壊力なんだからあれが何百体も出てきたらマジで地球ほろびる。

・リヴァイにあっさり倒される獣の巨人。いややっぱり怪しいよコレ…。皆が超大型巨人に目ん玉ひん剝いてる最中にうなじから脱出→その後リヴァイうなじ切る&とどめの手榴弾。…と、ジークを死んだことに見せかけようとしている…??

・ジークに関しては思わせぶりな演出が多くて、本当に怪しいのか逆に引っ掛けなのかよくわかんないんですが、ひょっとしてジーク離反者説もあり得るのか…!??

・ピークちゃん部隊を攻撃するスナイパーサシャ&ジャン&その他モブの方々。連携攻撃がハマッててマジお見事。

・アルミン「これが…君の見た景色なんだね…ベルトルト」

 アルミンの超大型巨人、ベルトルトの時より心なしかイケメン。

・ジャン「急げ!とどめだ!」

 ファルコ「撃つなぁ!やめてくれぇ!」

 3期でライナーを打ち損じたジャン。今期ではまたしてもピークちゃんを…。これが命取りになったりするのかぁ?

・エレンの肩に乗ってるミカサ可愛い

・「団長!光の道を確認いたしました!」

 「良かった。ここまでは作戦通りことが進んだようだ」

 ハンジさんもキタワァ♡(n‘∀‘)η゚てか飛行船に乗ってるのめちゃビビったんだけど。笑 運転している人(オニャ…?)が黒人なのを見ても、パラディ島に加勢している国がいくつかあるみたいですね。マーレ敵が多いみたいですし。あの東洋人の婦人もそうなのかな?

・ポルコ「嘘だろ…よせ…やめろ…やめてくれぇええええ!!」

 アギトの顎の力で水晶を嚙み砕き、ラーラの血を飲むエレン…。いやコレよくNHKで放送できたな!絵面的には完全に悪役のエレンさん、冷静なエレンほど恐ろしものはないですね。

・てか巨人の能力って生きたまま食わないと継承できないんじゃなかったでしたっけ?血だけもOKというガバガバ判定なのかしら?(まぁエレンは他に巨人の能力を使える人がいなければいいっぽいけど)

 

 

いやー今週もエレンが止まらない。笑 しかしアルミン大きくなっても可愛いなぁ♡おかっぱヘアじゃなくなってしまったのは少し残念w

今週の衝撃は自分的にはジークが一気に怪しくなってきたこと。ジークが隔離されてた場面も出てきてないし、本当に離反者だったりするのか…?ジークって自分の両親裏切ってまでマーレについてたから自分的にはノーマークだったんですけどね。

 


進撃の巨人 The Final Season 第6話 感想。

2021-01-18 22:32:21 | アニメ

何故かアマプラで最新話更新されてなかったんでGAOに駆け込みました。

 

・ふむー、ヴィリーは襲撃計画を知った上で収容区を戦場に選んだって訳ですね…。もちろん他国の民間人を犠牲にするよりかは遥かに良心の呵責が少なくて済みそうだけども…(自分も死ぬ気でいるし)。エルディア人の地位向上に努めてたのは大変立派だとは思うけど、その前にエルディア人同士で争うのやめようや?と思っちゃう。

・マガト「エルディア人は悪魔の末裔に違いありません。そして私達は、悪魔に違いない」

 この世界悪魔多すぎ問題。

・エレンが真っ先にマーレ軍のお偉いさん集団にフライングアタックかましたの、はしゃいでる子供みたいで可愛いとか思っちゃった…許して…。

・あぁウド…パニックになった民衆に踏み殺されるとか何て死に方させんのよもしや本当の悪魔は諌山先生じゃ…?((((;゚Д゚))))ガクブル

・戦槌の巨人はヴィリーの妹ラーラ。彼女が巨人に変身してる最中にも顔面パンチキメてくるエレン…。エレンは1~3期よりだいぶ大人で冷静、感情がないように見えるけど、あちこちを破壊しまくるエレンからは、肚の底から湧き出てくる深い憎しみが伝わってくる気がする。

・しかし戦槌の巨人のデザイン、他のより圧倒的にかっちょ良くない?しかも硬質化能力で武器も生成できるとか…。そう考えるとエレンの進撃の巨人は見た目もわりとノーマルだし能力も特になしでこの差は一体…?ってなる。

・ポルコ「パンツァー隊か!?どうしてここが?」

 ピーク「あのあごひげが怪しかったから手を打っておいたの」

 ピークちゃん、肉食系女子どころか有能系女子だった…!(惚れそう)

・ピークちゃんの頭上を飛び交う人影。「まさか…そんな訳が…!?」

 ふぉおおおおおおおおおおおおおおワシの興奮も最高潮ぉおおおおおおおおおおお!!!!!

・戦槌「簒奪者エレン・イェーガー、最後に言い残すことはありますか?」

 エレン「今だ、ミカサ」

 ミ…ミカサ超イケメンになっとるーーーーッ!!って違う意味で興奮しました。そして戦槌からエレンを抱きかかえて逃げるの見て「ミカサなら成人したエレンでも楽々姫抱っこできそうやな!」と思いました。

・ジャンとフロッグは見た目変わりすぎて「誰…?」ってなったしスナイパーサシャは美しいしコニーは相変わらずコニーで安心したw

・友達や知り合いを殺された怒りで唇を噛みしめるガビ。彼女はいま間違いなくエレンと同じ道を辿ろうとしていますね。「駆逐してやる!」と心の中で絶叫してそう。

・ポルコ「…ッ!?今のはコイツか…!?まさか…アッカーマン!?」

 リヴァイ兵長ーーーーーーーーッ!!!!q(≧ε≦*)三(*≧ 3≦)p←興奮しすぎて喜びの舞を舞い始める主。

・ポルコ「バカな…俺は巨人だぞ…!?人間の姿のまま…俺を殺す気か…!?」

    「これが…パラディ島の悪魔…ッ!!」

 マーレのように発展してなかったパラディ島では、立体起動装置と剣のみで巨人と戦い、その恐怖に打ち勝って来た。島と大陸、人類の発展の違いが垣間見れてちょっと面白かった。

 

 

まさに「進撃の巨人」第1期の第1話がマーレ側で再現された回でした。1話では絶望しか感じなかったけど、襲撃した側の視点だとこうも見方が違うのかと改めて諌山先生の才能のすごさに驚愕しますわ。

あぁああああやっと調査兵団の皆に会えてアタイ嬉しい幸せーーーー!!(*´∀`) アルミンとハンジさんにも早く会いたいが調査兵団を束ねる立場だから最前線には出てこんのかな?

ライナーとファルコは生きてそうだけど、ぶっちゃけもうライナーを楽にしてあげて…と思ってしまう。ジークはどこに隔離されてんのかな?あとパラディ島と繋がっているマーレ関係者も気になる。

CGについてあれこれ言われてるみたいですが、そんなに気になるかな?ってのがワシの素直な感想です。確かにシーンによってはもっと迫力が欲しかったかな、と思わなくもないけど、限られた予算、納期、人材でこれだけのクオリティのもの作ってくれるんだから感謝しなけりゃ作ってる人に申し訳ないよ。CGガーッって騒ぐ人も、作品を愛してるが故なんでしょうけど。

さて、繰り返された悲劇。断ち切られる日は来るのか…?もう先の展開予想するのワシの脳みそで不可能なんで純粋に物語を楽しみたいです!

 


呪術廻戦14話と冬アニメ ちょろっと感想。

2021-01-17 21:37:22 | アニメ

そいや秋アニメ豊作じゃ~い♡ってはしゃいでた記憶があるのですが、「ゴールデンカムイⅢ」は配信サイトの都合で観れず、「夜叉姫」と「ヒプノシスマイク」は1話で満足して以降視聴せず、「池袋ウエストゲートパーク」はつまんなくて1話切りで、結局ちゃんと完走したのは「呪術」と「ハイキュー」と「憂国のモリアーティ」ですた。ジャンプ作品つおい!(俺の中で)

「憂国のモリアーティ」個人的にお気に入りの作品で、どっかで感想書けたら書きたいです。以下感想。

 

呪術廻戦

 ・初っ端から真人の入浴シーンをごりごりサービスしてくるMAPPAさん

 ・新OP、作画も超絶綺麗だしミュージックビデオみたいでかっちょイイけど、前OPのが「呪術廻戦」の色が強く出てて好きじゃな。

 ・神楽みたいに野薔薇にゲロ吐かす五条悟(ゲロ系ヒロイン)

 ・てか京都校に神楽と神威がいて悶えた

 ・悠仁「何したらいい!?先生、俺なにしたらいい!?」

  五条「何もしなくていい…僕の言うとおりにしろぉ…流れるままにィ…」

  この五悠の会話聞いていかがわしい事を考えるなと言う方がムリ。(先生ありがとう…)

 ・てかいつになったら乙骨先輩にお目にかかれるのだろうか…?

 ・ほぼ全校生徒と教師からバカ扱いされている最強呪術師・五条悟

 ・悠仁に悪態つきながら涙目になる野薔薇可愛すぎる…!(*´Д`)

 ・なんか今週の狗巻先輩めっちゃ美人

 ・ED。マフラーとイヤーマフしてるパンダ可愛い

 

こっからは冬アニメで視聴したやつの感想です。

 

約ネバ2

 安定の作画クオリティで楽しめました。脱走して早々、「人間を食わない鬼」に出会うとか強運にも程があるが、エマ達が森をサバイバルするのに必要な知識を伝授してくれた。サバイバルの過程で、食用に育てられた彼らが狩られる側から狩る側に回り、「食べる」ことの意味を問い直すシーンはとても良かった。1期のような緊張感を保てればさらに面白くなりそう。

 

Dr.STONE2

 こちらも1期の面白さを損なわない安定のスタート。今期は司軍団との戦いがメインになりそうだけど、この作品にアクションは求めてないのでマジで科学の力で無血開城を実現してほしい。しかしゲンは本当にいいキャラ。

 

怪物事変

 ストーリーもキャラ設定も特に特筆すべき点はないけど普通に面白そうなので観る。

 

SK∞

 今期の大穴的作品。BFの内海監督+ボンズの作品とあっちゃあスルーは出来ない。ぶっちゃけキャラデザとか世界観とか80年代アニメみたいなんだけど(笑)、とにかくスケボシーンがめちゃんこカッコいいしイケメンパラダイスだし視聴継続決定w

 

はたらく細胞、はたらく細胞BLACK

 はたらく細胞のほんわかムードとは真逆の「エヴァンゲリオンかな?」ってくらい殺伐としたBLACKの作風すこw(ナレーションがツダケンってだけで殺伐指数があがる)自分は確実にBLACKな体内だと思うので細胞さん達すまん…。あと榎木淳弥くん主演多すぎィ!一時期の梶裕貴並みに多すぎィ!ナチュラルな芝居が好きだからいいけどォ!

 

ワンダーエッグプライオリティ

 ドラマの脚本で有名な野島伸司さんの初(?)アニメ脚本作品。視聴者にトラウマを植え付けることで有名な野島氏ですが、さすがにアニメでは「101回目のプロポーズ」のような夢のある感動作を書いてくれるんじゃ!?と薄っぺらい期待と共に観てみたら初っ端からドぎつい展開で野島氏にヘッドロックかまされた気分になりました。作画はすんごい綺麗(特に色遣いが好き)だし、女子はみんな可愛いけど続きはたぶん観ない。笑

 

EX-ARM

 正真正銘のクソアニメ爆誕。アマプラのレビューで低評価付ける人多数。コメントにも「学生の作品」って書いてる人いるんですが、本当にこれがプロの作品か?と疑いたくなるような出来でネタ的な意味でぜひ一度は視聴して頂きたい。笑 3DCGの出来が素人目にもヒドイのがわかるし、おそらく2014年の時代を2D、2030年を3Dで描きたかったようだけど、主人公だけ何故か最初から3Dでマジで意味わからん。この超絶低クオリティの作画でもいい仕事をしてくれる豪華声優陣が不憫でならない。集英社は作家さんコケにされてるの怒んなきゃダメよ。

 

無職転生

 異世界ものの元祖(?)的な作品なだけあって異世界苦手のワシもわりとすんなり観れました。作画すんげぇ。特に魔法発動シーン。主人公は34歳の無職ニートでロリッ子のパンツ見てにやける変態ですが、彼の声を杉田氏にしたのは大正解。杉田さんのおかげで主人公が変態でもなんか納得できる。(失礼な)とりあえず観れるところまで観てみます。

 

 

他にもワールドトリガーとか観たかったんですけど第1期が80話ちかくあるみたいでさすがに断念しました。笑 最後まで完走できるの何作品かな~?

 


進撃の巨人 The Final Season 第5話 感想。

2021-01-12 21:10:50 | アニメ

再会一発目から神回w

 

・エレン「ここはいい席だ。ステージの喧騒がよく聞こえる。この上の建物は普通の住居だ。ステージの裏側だが、多くの住民が幕が上がるのを楽しみにして待ってる。ここのすぐ上でな」

 そこはかとなく感じるドヤ感。エレンすっかりカッコ良くなっちゃって…。泣

・キヨミ様とっとと避難してたけど計画の事知ってたの?

・ピーク「あなたをどこかで見たことある気がする。どこの所属?」

 あのノッポの兵士(女性?)、声を聴く限りでは新キャラだと思うんですけど(エレン達をマーレに引き入れた復権派とか?)ピークちゃんが見たことあるという事はパラディ島にいた人物…?ってことは調査兵団の誰か??(もうキャラデザ変わりすぎて誰かわからんのよ。笑)

・ピーク「それは残念。素敵なあごひげだと思ったのに」

    「パンツァー隊!こんな日までお勤めご苦労!」

 意外と肉食女子のピークちゃん。

・ヴィリー「あの戦争を終結させ、世界を救ったのはフリッツ王なのです」

     「そう。我々タイバー家は、一族の安泰を条件にカールフリッツと手を組み、マーレにエルディアを売った。タイバー家とは、有りもしない栄誉を貪る卑しいコソ泥にすぎない」

 前回、タイバー家がマーレの実質的支配者だって聞いて驚いたんですけど、こういう裏事情があったんスね…。タイバー家は上手いこと立ちまわって今の地位を築き、同胞が戦争の道具に使われてるのを指を加えて見てたんだァ。(ケッ

・3期で明かされた、マーレがエルディア人に植え付けた歴史が本当の歴史だとは思ってなかったけど、じゃあタイバー家が語るこの「真実」も、本当に「真実」なのかは定かではない訳で。エレンが持っている始祖の巨人の記憶が早く知りたい。

・ヴィリー「パラディ島の脅威とは、この超大型巨人群による襲撃、地ならしです」

 真っ先にナウシカの巨神兵思い出した。

・ヴィリー「しかし現在、始祖の巨人を身に宿すエレン・イエーガーは地ならしを発動させる可能性を秘めています」

 …王家の血筋がないとダメなんじゃないの?「指標」の力とはまた別なの?

・エレン「ライナー、お前と同じだよ。もちろんムカつく奴もいるし、いい奴もいる。海の外も、壁の中も同じなんだ」

 ライナー「俺は英雄になりたかった…誰かに尊敬されたかった…俺が悪いんだよ…お前の母親が巨人に食われたのは、俺のせいだ!」

 ライナーの側の事情…子供の頃にパラディ島の人間は悪魔だと洗脳され、戦士として過酷な任務を背負わされ、仲間を失い、精神は分裂するほど疲弊しきっている…そういった事情をすべてわかった上で(同情までして)、それでもなお「進み続ける」道を選んだエレンの決意と覚悟がすごい。

・ヴィリー「ですが、私は死にたくありません。それは、私がこの世に生まれてきてしまったからです」

 死にたくないという人間を次のシーンであっさり殺し、死にたくてしょうがないライナーはおそらく死んでない(と思う)…最強鬼畜ドS漫画家諌山先生。(褒めてます)

 

 

エレンとライナーの会話シーンの緊迫感よ。人類を守るため巨人を駆逐すると息巻いてた少年が、自由を手に入れるため、今度は人類を殺しまくる展開になるのですね。えげつない構成力。ただファルコは助かってほしい…!

 


風が強く吹いている ちょろっと感想。

2021-01-07 18:04:08 | アニメ

もう正月休み終わってるけどあけおめことよろでございます。正月休みに入る前辺りから体調不良とモチベーション低下でブログさぼっておりました。(あんま書きたい事が無かった)

 

毎年観てる箱根駅伝(東洋大推し)、今年は波乱の展開で大変楽しめたんですが、「そいや駅伝のアニメあったな」とこの作品のことを思い出し、休みに一気見してみたら、ハイキュー!!ロスに陥ってたワシの心を満たしてくれた良作でした。I.Gさんのスポーツ物マジでハズレない説…!スラダン映画もI.Gさんに作って欲しい。

 

 

おおまかなストーリーはほぼ素人の集団がたった10ヶ月で箱根駅伝初出場を目指す、というわかりやすいもので、集まった個性的な10人のキャラクター達を描く青春群像劇。ぶっちゃけ素人がそんな簡単に箱根に出れんのかァ?と光の速度でツッコミ入れたくなってしまいますが、一応選手はみな元運動部(中には陸上経験者もいる)という設定で説得力を持たせています。運動経験がまったくない漫画オタクもいて、そこだけはファンタジー枠として観てましたけど。笑(しかしその彼「王子」が公認記録をクリアした回はめっちゃ感動…!)

 

小説が原作という事もあり、漫画原作のものよりかはキャラクター造形もリアルで、等身大な大学生の姿を鮮やかに、鮮烈に描き出しています。箱根を目指すと言い出し全員を巻き込んだハイジ、才能を持ちながら過去に苦しむ主人公カケル、その他にもニコちゃん先輩、ユキ、キング、神童、ムサ、双子、王子。個性豊かなキャラクター達が生き生きと描かれています。

 

キャラクター達はそれぞれ就活の壁にぶち当たったり、彼女に振られたり、親との関係に悩んでいたり、過去のトラウマ、怪我、コミュニケーション…等の大学生がリアルに感じる悩みや葛藤を抱えながらトレーニングを積み箱根駅伝の出場を勝ち取ります。最初は走るのを嫌がっていたメンバー達が、トレーニングや合宿を得て、だんだんと「チーム」になっていく様子には心が躍るものがあり、人として、選手として成長していく彼らを観るのはこの上ない喜びでした。

 

自分がこの作品で大きな感銘を受けたのは、競技に対する選手それぞれの姿勢…走る理由、目指すゴールは人によって違う、という点でした。長距離走はサッカーなどの球技よりジャイアントキリングが起こりにくく、順位に大きな変動がないため、めちゃくちゃ努力をして箱根への出場権を獲得したにも関わらず「負けるのがわかってるのに、一体何のために走るのか?」「走るとは、何なのか?」という根源的な疑問が立ちふさがってきます。(キャラクターの中にはモチベーションを大きく下げてしまう子も。)

その答えを、箱根を走りながらそれぞれが見つける最後の5話は本当に感動的で、このアニメ最高のハイライト。日テレのポエム実況はサッカー界隈では不評なんですけど(笑)、こうしてアニメで箱根駅伝始まりのアナウンスを聞くと、その荘厳さに鳥肌が立ちました。

 

「走ることの意味」を最も模索してるのが、父親が陸上部監督で高校時代に大怪我を負ったハイジ。彼は走ることに天賦の才を持っているカケルの純粋な走りの中にその答えを見出します。夢が形になって走っている、と。

一方カケルも、自身の競技人生を賭けて、もう走れなくなることを引き換えに、全てをこの箱根に差し出したハイジの中に、「走るとは…?」の答えを見出します。カケルは高校時代、陸上名門校に所属しトップの成績を残していた天才ですが、監督を殴るという不祥事を起こし陸上無名の寛政大学に入学してきた駅伝ルーキー。そのルーキーが、走ることにすべてを賭けた、そして今まさに競技人生を終えようとしている青年の姿に黄金の輝きを観るのです。このルーキーと引退する者の対比が素晴らしかったです。

 

あとカケルの高校時代、同じ部活でカケルの不祥事のせいで大会に出られなかった事を恨んでいる榊くんという、サイコロステーキ先輩並みにベタな悪役も登場するんですが、仲良くなって葛藤が無くなってきたチームの前にわざわざ登場し、憎まれ口をたたいて緊張感を与え、チームをより結束させてくれるというもはやイイ奴なのかイヤな奴なのかよくわからんキャラも登場するのも見どころです。榊くんは一級フラグ建築士でもある。笑

 

 

アニメーションに関しても、CGが使われてるとはいえ大きく崩れることもなく総じて素晴らしく、特にカケルがゾーンに入るシーンは、風と一体化したような演出で見事でした。

 

 

とにかく駅伝好き、スポーツ好きなら是非観てもらいたい美しい作品でした。登りの5区で力を出せなかった神童がリベンジして真の「山の神」になる続編が見たいんですが、原作が結構前の作品なんで続編はないんかな。スポーツアニメもっと増えてほしい。