女装子愛好クラブ

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アマチュア女装者直筆小説 『船上の妻』

2023年09月07日 | ★女装体験記
国立国会図書館には『風俗奇譚』や『くいーん』だけではなく、『ひまわり』も蔵書してあります。
『くいーん』は隆盛期には充実した雑誌となりました。そこに集まるアマチュア女装子サンのレベルも高く、紙面もレベルの高いものとなりました。
『ひまわり』は後発で女装愛好会てきなノリで作られたと記憶しています(間違っていたらごめんなさい)。
そうしたことから『ひまわり』に寄せられる手記も現場感覚満載のものとなり、『くいーん』掲載のものよりも読みごたえがありました。

そんななか、8月に国会図書館に行ったときに見つけた手記(または小説?)がとても興味深いものでしたので、ここに再録します。


アマチュア女装者直筆小説 『船上の妻』
作=茨城県 会社員 42才 みえ

 大洗の一漁村で生活しています。私は会社員といっても雇いなので毎日仕事があるということはないのです。仕事のない時はアルバイトというかスナックなどで働かせてもらっています。漁村なので仕事は結構あります。漁船にのって1ケ月も海に出て働くこともあります。自分の仕事は食事係りや身の回りの雑用です。先日、一ケ月以上海の生活を船員と共にすごしました。アルバイトで日雇い(日給)をたのまれたのです。

 昼間は船員のような荒れた力強い仕事は自分にはできませんので雑用係です。夜は船員遠の食事一切を担当し、仕事がおわり休める時間は自分の与えられた部屋にもどり女装で過ごします。船長をはじめ船員たち一〇数名いますが私のやっていることは知っておりむしろ歓迎されています。自分は趣味として女装して船員だちと適当に接しています。男ばかりの長い海上生活で私は紅一点といえるでしょうか、心の安らぎとなっているようです。

 夜になると船員たちは酒とさかなでつかれをとりますが他のなんの楽しみはないようです。船長はこのようなさつばつとした船内の様子を少しでもやわらげてやろうということから私を一員としてやとってくれたと思うのです。私もできるだけ心の安らぎを与えてやろうとつとめています。
 私の船内の一室は三畳の間ぐらいで殆どせまく鏡も一枚しかおりません。しかし、できるだけ奇麗にしているつもりです。女装用具もできるだけバッグにつめこみ用意してあります。私の一番困ることは、酒を飲みすぎて私の部星へむりに入ってくる者が多少いることです。

 日ごろの仕事のことやストレスがたまってうっぶんばらしにくるのは分かっていますが、このへんは私も事情はわかっていますので、上手に慰めてあげています。
 そんな事も明くる朝になると忘れたように荒い仕事が待っているのです。翌晩になると又、別の船員が私の部屋にくるのです。船員たちは私を美人だと言ってくれます。私もできるだけ笑顔で話し会ってやります。もうひとつ困ったこと、ひげづらの男に胸をかまれて歯型のあとが消えないのです。へんなところもかまれて傷だらけです。男たちは興奮するとかみつく癖があるようです。この時、私はやさしく男の意のままにし急所をしぼってあげます。コンドームの中には男のストレスが充満します。そして翌朝、海の上に流すのです。

 私は出来るだけ、はでに厚化粧にし、男を待つようにいつのまにかなっていたのです。これはどうしょうもありません。体がそのようになってしまったのです。女装することは、男に抱かれて愛ぶされ男をしぼりあげることが日常になってしまったこんな私を船員たちは当てにしているようです。船員たちのストレスは激しいものです。私がなかったらどうなっていたでしょうか、喧嘩、いらいら、ストレスがたまり、我慢できないでしょう。

 私はこんなことを考え、むしろ責任感が持てるようになっています。いいかえれば船上の妻なのです。妻の役目は食事と夜のやさしい相手だと思って習慣なってしまいました。私自身も興奮します。男たちにだかれて激しく愛されて男の情をしぼりとる、あの激しい発散、性の喜びを感じるのです。陸に戻ってしまえば、普通の会社員です。ひとり一室にこもって女装を楽しむ生活です。いつか又、話が来れば船上の妻になるのでしょうか、止められそうにもありません。
                 出所:『ひまわり』14号



>女装することは、男に抱かれて愛ぶされ男をしぼりあげることが日常になってしまったこんな私を船員たちは当てにしているようです。船員たちのストレスは激しいものです。私がなかったらどうなっていたでしょうか、喧嘩、いらいら、ストレスがたまり、我慢できないでしょう。

そして海の男たちも、きみえさんの部屋から立ち去る時、丁寧に感謝の言葉をつたえたのでしょう。そこから、きみえさんは自分の使命に気づいたのですね。
文章は粗削りですが、その思いを感じる手記(小説?)なので、ご紹介いたしました。
漁船に乗り、夜は女装して10数名の男たちに抱かれるという船上生活。
被虐志向のある女装子さんは「ゾクっ」ときませんか?

コメント
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