女装子愛好クラブ

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ある日の女装ドライブ ~富士子と富士山②

2023年09月17日 | ★女装体験記
おはようございます。
連休2日目ですね。
私は所属している団体のイベントがあり、これからでかけます。
といっても荷物運びやさんですけどね。
都内は連休中は車がすいているので助かります。
さて、富士子さんは片思いのKさんを乗せて、富士山に向かうことになりました。

 大きなカメラ・ケースと三脚を持ったKさんは、今日の富士子を写していただきたいとお願いしたカメラマン兼ガードマン。そしてわたしの胸の中ではステキな、ただし片思いの恋人でもあるのです。

 わたしとKさんとは、わたしが女装を始めた昨年のはじめ、小さな親切がきっかけでおつきあいをするようになった間柄。
 わたしの女装は、FK誌で知った新宿のバーKを訪れたのが始まり。そこの二階でママにお化粧をしてもらい、ありあわせのワンピースを身につけて鎗を見たとき、かわいい女の子に変わってしまった驚きと感激。そしてそれから起こった次々の驚きも、昨日のことのように覚えています。
 女になったばかりのわたしは、
 「下のバーで女の気分を味わいなさい」
 とママにいわれ、男のお客さんの隣にすわらされ、おしゃくをさせられました。ニューフェースの出現に喜んだお客さんは、ふるえる手でビールをつぐわたしをかかえるようにして、手をワンピースのすそからもものつけ根のほうへはわせてくるので、びっくり。思わず身を堅くして避けようともがいたらビールをこぼしてしまい、困惑した瞬間、一気にくちづけされて、お客さんの手も奥のほうまで許してしまいました。恥ずかしくて顔もあげられず、そのまま死んでしまいたいような気分でした。

 そんなお客さんの多い中で、はきだめにツルのような上品な白髪の紳士がいました。それがKさんです。
 ある日、Kさんに誘われて近くの飲み屋に連れて行かれた帰り、珍しくめいていされたKさんは、終電もなくなった深夜の街角で、たいせつなカバンをほうり出して倒れかかるご乱行。始めからごいっしょだった連れの男のかたはいつの間にか消えてしまい、おもしろがって集まったやじ馬の中で、か弱いわたしでは大男のKさんをささえ切れず、はでなミニ・スタイルのまま、Kさんと二人して道路に倒れてしまいました。

 おりよく通りかかったタクシーに頼んでお帰ししたものの、それ以来、お見えにならないKさんのことが心配になって、あのとき頭を打って、もしやあのお年で? とKさんの寄りそうなバーや飲み屋を何軒も何回も捜し回ったりしました。
 そんなわたしのことを伝え聞いてKさんは感謝してくださったそうで、その後、病気でしばらく女装をやめたわたしを、今度はKさんが心配してくださったという。

 昨年の秋、Kさんに再会してから、わたしはKさんをお慕い続け、Kさんもわたしを「富士ちゃん」といってかわいがってくださる。
 ただ、ちょっぴり不満なのは、Kさんがわたしを娘のようにかわいがってくださること。もっともKさんには、前から、M子さんというステキなおかたがいるので、恋人にしていただけないのもしかたがないとあきらめています。


>わたしはKさんをお慕い続け、
この一文から富士子さんは控えめで健気さが表れていますね。
女装子愛好男子はこういうところにグッとくるんですね。

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お休みですから、コミックのご紹介




彼の若さのまま、乱暴に抱かれたい…そんな資格、自分にはないのに。
可愛いもの、綺麗なものが大好きな女装趣味のゲイ、二葉。
後ろめたい秘密を抱え、キラキラした恋愛なんて自分には相応しくないと諦めて、古文教諭としてひっそりと生きていた。
なのに、10年前「僕が守るよ」と言ってくれ、再会したらモロ好みなイケメン高校生に成長していた一条ひかるから、真っ直ぐな好意を向けられて…。


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