小嶋つうしん(号外)

(元)大分県議会議員 小嶋秀行の徒然ブログ

何が問題なの?

2011年04月29日 | 民主党・選挙
 昨日の新聞各紙には、天皇皇后両陛下が被災された地方をご訪問され、被災された方々一人ひとりにお声をかけられるお姿が掲載されていました。自衛隊機によるご移動は、さぞお疲れの事と思いますが、両陛下もじっとしておれないお気持ちからなのでしょう。

 被災地の方々も両陛下の激励によって、さぞ元気づいた事だと思います。もっと早い時期にご訪問を希望されていたとのことですが、様々な事情の中でこの時期になったとか。でも、両陛下には、決してご無理なさらない様に願う気持ちは国民皆同じでしょう

 こうした皇室の動きと比較して誠に申し訳ありませんが、マスコミから見える政府及び、与野党の動きが誠に気がかりでなりません。これも新聞記事からしか見えない事柄ですが、鳩山さんや、小沢氏の名前が取り沙汰されたり、一体どうなっているのでしょう。

 政治家ですから、この国難の折、なにがしかの動きをするのは当然です。しかし、その中心的課題は、菅内閣に向いています。なぜこうした事が政局がらみでこの時期に取り上げられるのか、地方の関係者としては困惑しごくです。

 一体何が問題の?か、私は、菅総理の肩持つわけでも、味方でもありませんが、はっきりしてほしいと思います。突然、内閣の一員である議員の総理大臣を批判するブログ(ごとき)がマスコミに紹介されたり、不信任案の採決に加担するかどうかとの記事はあるが、事の本質を語る記事は全く見当たらないではないですか。

 マスコミで伝わる情報は、菅総理が首相ポストに執着し過ぎる、つまり、統一自治体選挙で振るわなかったことは、国民の菅内閣への不信任だから、総理を辞めるべきであるのに辞めない事に対する注文のようですね。

 ところが、これに民主党内からも60名位が集まって何かの動きを作ろうとしているとの報道があるのは、民主党の一員として合点がいきません。総理に問題があるとすれば、それを内部で真摯に協議して、一致させる努力を行うべきだと思います。

 一体何が問題なのか、地方には全く分からず、ただマスコミの報道にのみ踊らされることに、結果としてなっています。国会議員の皆さん!申すまでもない事ですが、前述の通り両陛下がご努力なさっている時、もっと総力を挙げていただけませんか。

 そして、与野党で協力して、「がんばろう日本」のスローガンの下で日本の地域を再興しようではありませんか。その先頭に立つのが国会議員の皆さんだと思います。有権者はそういう思いで、方々を選んでいるのですから、政局がらみの行動は慎んで下さい。