ミクロもマクロも

心理カウンセラーが気ままに書き続ける当たり前

今日も中身がギュッ!

2004-11-20 22:22:15 | Weblog
         ◎ 本日のキャスト
  
   マッキニィ・・・韓米ハーフアメリカ人宣教師、入門クラス担当
   ノゲイラ・・・・ブラジル人宣教師、入門クラス担当
   ランguストン・・・アイダホ州出身アメリカ人宣教師
   クリスチャンセン・・・カナダ人宣教師
   六会ミチコ・・・クラスメイト
   アロン・・・アルゼンチン人日本語生徒     
   華僑男性(中国人)・・・アジア食材店・タイ料理店経営者
     私・・・・インスタント日本語教師?

そうなのよねぇ、もう彼等にとっては大事な楽しいクリスマスがそこまで。
今じゃ、日本でも、可哀想に、拷問を木々に加える季節の到来よ。
生木には辛い辛い電球のライトから発せられる熱。・・・ですって。

う~~ん、闇がなくなってきたからねぇ。
闇があるから、怖~い話が生きてくるし、「恐れ」「畏れ」を、体感できるのよ。
なんでも、あからさま。「漆黒の闇」経験したことがある世代も、地域も少なく
なってきてるわね。ホントに、鼻をつままれても相手がわからない、という暗さ。
なんでもかんでも暴こうとする。ハッキリすればいいの?って、チラって思うのよ。
それって、つまらないことじゃない?
「曖昧模糊」や「漆黒の闇」要するに、相手の正体がわからない、つかみ所がない
怖さを持つのも、大事な事じゃないのかしら?ってね。もう、五感も六感も総動員
して、確認、納得しようとするでしょう。そのプロセスの経験、体験が、かなり
重要だと思うのよ、私は。
それでもって、クリスマスにちなんで、
今日は、「赤鼻のトナカイ」の歌を歌ったの。そこで、初めてトナカイ君のお名前
がわかったのよ。
日本語の歌詞では、単に、「赤鼻のトナカイ」だけど、「ルドルフ君」がその名前。
それが? って、言われたら、シュン・・・なんだけどね。
「土曜英会話教室」は、我がクラスは、数人しかいないから、宣教師達も考えちゃ
うでしょうね。「さて、本日のお題は?」ってね。
イエーツが帰国しちゃったから、マッキニィの寸劇のお相手は、ブラジル人のノゲ
イラ宣教師。2人で演じてくれるんだけど、こちらの日本人たちは、その聞き取りが
なかなか出来ない。
「もっとゆっくり。もう1回」を幾たびも。フ~~、日本人に英語を教えるのは難
儀~~って、思ってるわね。

2時きっかりに「日本語教室」スタート。
いきなり、「試験よ!」で、アロンは「エ~~~!?」
書けない問題は、宿題よ。私は甘くない!新聞くらい読めるようになって欲しいから。
今日は、体の、主に首から上の名詞。いつものように、漢字も入れて。
「音読み」も「訓読み」も、同時進行の強行授業。
前回もそうだったけど、今日も、ランguストンも、後ろでお勉強してるのよ。
彼は、「お元気でいらっしゃいましたか?」を、何回も言うから、
「久しぶりの人に言うのよ。言われたらなんて言う?」
「わかりません」
「おかげ様で、って言うのよ。おかげ様?神様のおかげ、でね」
「ハイ、わかりました。もっと、色々日本語の言い方知りたいです」
「わかったわ。丁寧語を教えましょう」

異国語のやりとりって、K-1、プライド並みの格闘技って感じなのよ。フ~~

授業の後のしめくくりに、クリスチャンセンたら、
「土曜日は、2時半から日本語の授業があります。先生はこちら」
ですって。もう、やりゃあいいんでしょう!きれいな日本語はこういうもの
なのよ!って、教えて進ぜましょうよ。漢字なんかも容赦なく使うから、
必死で覚えなさいね。

時々お邪魔する「東南アジア食材店&タイ料理店」へ、ミチコサンをお連れして、
ドアを開けたら、いつもの美人ママはいないじゃない。オーナーさんのお出まし。
「どこへ隠しちゃったの?」
「隠してなんかないよ」
福建省出身のご夫婦なのよ。華僑ね。話してたら、
「中国語も覚えなさい」
「四川省へ留学してた息子に何回か教えてもらったけれど、私にはあの四声の違
いの発音が、できないのよ。アジアの言葉は難しい。でも、覚えられたら楽しい
でしょうねえ」
ミチコサンの体調が思わしくないので、おつゆたっぷりの麺を、上のレストランで
戴いて、久しぶりのタイ料理を、彼女はお味見程度だったけれど。

フフフ、今朝のTVで、内館牧子脚本家が、
「老人ホームに入るって予定より、ロンドンに住む予定なんてのはいいでしょう?
伝統を重んじるイギリスにちょっと行こうかな、なんて思ってるのよ」
そう、まさにそれ! 大方が「是」とすることにちょっと横を向いて、好奇心を
満足させるべく、行動しようとする人は、老人じゃあないわね。年は若いけれど、
老人て、あっちこっちにいるからねえ。年や容姿の若さじゃあないってことよ。

私=好奇心だから、エ~~、ここに又中国語を、そうねえ、考えてみようかしら?
彼のお国は、文盲をなくすために、やたら漢字の簡略化に力を入れてるようだけど。
白楽天の「長恨歌」なんかが、中国語で読めたら・・・ウ~、震えが来そうよ、
読んでる自分を想像すると、嬉しくて。「金瓶梅」なんかも? やっぱりまだ卒業
してないって事かしら? フフフ・・
エッ、「金瓶梅」て? はい、なんでも調べるのです、自分で!

    ☆ 本日の言葉・・・「曖昧模糊」「漆黒の闇」
    ☆ 本日の詩人及び詩・・・白楽天(白居易)「長恨歌」
    ☆ 本日の中国古典・・・「金瓶梅」 

中身はギュッ!

2004-11-19 01:03:52 | Weblog
朝7時起床。5時に炊き上がるようにセットしていたご飯で、おむすび2個。
ウチの宇宙人が「今日もいい?」車で最寄駅まで送って、おむすびとおみかん
1個、筆記用具に小さなノート、いつもはここに辞書が入るんだけど、今日は
ナシ!読みかけ単行本と折りたたみ傘 他で、「いってきま~す」。
横浜駅で京浜急行に乗り換えて、座席に坐ったら、携帯電話でお話に夢中の、
私の隣りのお若い南米人らしき女性。私はゴソゴソバッグから紙とペンを取り
出して、
「電車の中で電話は使ってはいけないのよ」
と、スペイン語で書いて見せたら、気持ちよく納得してくれたみたいで、ホッ。
これは、やっぱりチャンスでしょう?
「お国は?お年は?今からどこへ行くの?」etc.
日頃のお勉強の成果を試してね。ハイ、通じました。
横浜駅から3つ目の駅で下車の私は、急いでAdios!
気がつけば、お気に入りの皮の手袋を、シートに置き忘れてきちゃったって。
ま、いいでしょう。それには替えられない数分間だったのですもの。

ケイコサンお勧めの、映画鑑賞のための外出よ。
おむすび2個とおみかん1個、途中でお茶を買って、映画館へ。
タイミングよく、10:30a.m.スタート、5:00p.m.まで3本続けて。
「Casa Esperanza」6人のわけありアメリカ人女性が、メキシコで養子を買いに
行くお話よ。 去年だったか、今年だったか、アメリカがこのわが国を名指しで、
人身売買をしている劣悪な国の一つって言ったけれど、一昔前、テレビにテロッ
プで親求むみたいな広告を流して、当然金銭が発生でしょう。ちょっと大袈裟に
言って、世界中から子どもを買って、養子にしている国民が、人ンちの事なんか
言えるのかしら?って、はからずも、この映画を観て思い出したわね。
「いいえ、私達は人道上からの行為」
って、言うかしら?

「Spanish Apartment」スペイン語を勉強する、ヨーロッパ各国から集まった
若者留学生達の共同生活のお話。若者は、どこの出身?じゃなく、若者という人種よ。

邦題「ウォルター少年の夏休み」あばずれ母親に、大金もちの大伯父2人の所へ、
そのお金のありかを探り出させようと、送り込まれる少年の一夏のお話。
「事実かどうかじゃなく、信じきれるかが大切なんだ」「男というものは勇気~」
って、人生について教えられる、2人の気難しい老人との間に生まれる愛情。
今頃「人生」「男の生き方」について語れる大人が、どれほどいるか?って、思った
わね。
人を感動させたり、導いたりするものは、国籍も人種も超えた、普遍的なものが存在
するかどうか、それにかかってるって事。
ケイコサンのおっしゃる通り、犬数匹、豚、鶏、おまけにライオンも。
何エーカーあるかわからない敷地の中の彼等。私もそのくらいの敷地が欲し~い!便利
から遠く離れた、自給自足生活をしたいのよ。1エーカーて、大体1200坪くらい。
(アメリカで、大都会以外は、土地を買う場合、1エーカーか、半エーカー以上ですって)
アラッ、アーミッシュ達の生活そのものだわね。
アーミッシュについては、いつか書くわね。

いっつも車で向かう「英会話教室」に、そのまま電車に乗って向かったのよ。
ガ~ン!!! ああ、だから私は外に出たくないのよ!
ドア近くの座席があいてて(と思ったの)、チラって見たら、
「アッ、いっけねえ!俺がよう、ここんとこへ~~~」
もう、書けないわ。これを言ったのが女子高生。
「お邪魔してもよろしいかしら?」
で、腰掛けたけれど、・・・・・・もう、イヤ!お願い、なんとかして!~~~

それで、英会話教室の、そこにもいる女子高生。この子達はモルモン教徒。
その中の子が、
「パパがママが~」
なので、
「もう、父が母がって、言った方がいいわ。高校生ですものね」
そうね、神様に関心がおありのお嬢さんたちだから、そのへんは、巷のあばずれ語を
遣うお嬢ちゃん達とは一線は画しているみたいで、すこ~し緊張の糸もゆるむわ。

相手との距離が、そんなにないように見えた(判断)時には、注意するようにしてる
のだけど、いかんせん、多勢に無勢で、少し虚しい気がしてるけれど、知らん顔は
しないように、を心がけるつもりでいるわ。

今年最後・・・ちょっと早かったかしら?

2004-11-17 00:11:48 | Weblog
        ◎ 本日のキャスト
 
  スサーナ・・・スペイン語教師(スペイン語1級検定資格保持者)
  ケイコ・・・スペイン語クラスメイト
   私 ・・・車中で、ちょい仮眠。相変わらず笑いこけている



早目に、いつものように、お教室に。
車の中で、10分ほどトロトロと仮眠。やっと鍵を貰いに事務所に行けば、
「まだ早いわね」って、お掃除をしていた女性に、軽~くあしらわれちゃ
った。そうこうしてたら、スサーナ先生のお出ましよ。

「ねえ、可愛いでしょう?閉店の99円ショップで買ってきたのよ、見て
見て!フフ・フ、み~んなで1000円なのよ。あなたにもね、コレと、
コレと、これも」
って、可愛いグッズが次から次へ。もう、なんだか可笑しくて、笑いが止
まらない。
「何がおかしいの?」
「だって、スサーナが真剣な顔をして物色してる姿を想像してね」
まあ、我が家には不似合いの、でも、可愛いグッズを何点か戴いて、なぜか、
お香まで。

いよいよ授業。
日本語→英語→フランス語→スペイン語→ポルトガル語→ドイツ語→中国語で、
書かれている単語。名詞、形容詞、動詞活用が書かれているカードを使っての
お勉強。 ケイコサンも到着して、交互に出題しあって。
さあ、次から、旅行会話を。
「どちらから来ましたか?」「何で?(交通手段)」「何のために?」「いつ
着きましたか?」「これからどこへ行きますか?」etc.
チャンチャカチャンチャカって進めてね。
「ねえ、付いて行きたいわねぇ、ケイコサンに」って、留守番2人のつぶやきよ。

今年最後の授業も、あっという間に過ぎて、12月は、忘年会一色に。
「彼女も帰国するから、相談して決めましょう。メールの交換で、ね」
彼女って、グアテマラに留学しているセニョリータの事。
一応11月一杯で、帰国予定だから、悠々間にあう計画よ。

そうそう、最近、あるお若いお嬢さんからのメールに、避妊具の名詞があって、
別れがたい(笑)車での話は、
「ねえ、下半身に関する単語って、口に出さないものよねえ?」
「ええ、そうですよね」
「そう、この前のあなたとのお話のように、ン?何のこっちゃ?ぐらいのボカシは、
必要よね」
「そうですねえ。そんなメールを貰ったのですか?」
「そうなのよ。何かの間違いじゃないかと思ったのよ。ちょっとショックで、ああ、
今時のお嬢さんて、こんな事も平気で言う(書く)のねぇって。10代の女の子じゃ
ないから、もう親の躾云々は問えないけど。もちろんベースは親の躾だとは思うけど。
もう、自分を育てなきゃね。そう、『人のふり見て我がふりなおせ』の、お勉強をね。
その彼女の読書量がはからずも、わかっちゃったわ、だったのよ。言わなくていい単
語、話題は、絶対に言わない。これは、その人の品性に関わってくるし、膨大な量の
本を読んでいたら、おのずと表現方法も色々あるのに気がつくのよね。特に下半身に
関する事は、オブラートで3~4枚くるんだくらいの表現でね。ガバーッてあからさ
まにされたら、いっぺんに興醒めよねぇ。」
「そうですねぇ」
「私の長姉も、学校の成績は、言う事のない人で、欠点のないのが欠点て、言われてた
けど、姪も言うのよ、本を読まない人で、モノを知らないってね。ほんとそう思うわ、
話してても、ぜ~んぜん面白くない。学業が秀でてた人ほど、その落差が大きくて。
ホント、本を読まない人は、本当につまらないわね。話題がつまらない事ばっかり、そ
う思わない?ケイコサンも」
「ええ、本当にそうですねぇ」

「ところで、この前の映画の話、3本も続けて観て来たの?」
「ええ、土曜日だから、映画も替わってるんじゃないかなって、新聞を見ていたら、
観たかった3本を、例の映画館でやる。それ!で、行って観て来ましたよ。おむすび、
お茶、ポテチ(ポテトチップス)を買って。それでも観客が20人もいないんですよ。
あちらこちら、好き~に席替えをしたり。平日でしたら、3本¥1000ですよ。是
非行ってらしたらいいですよ。覚えてます?カルメンと女王フアナを観た映画館を」
「ええ、だけど本当に3本¥1000?この前もそうだったかしら?」
「ええ、前回は2本で¥1000でしたが、今回は3本で、ですよ。観ないては
ないでしょう?」
「ええ、それはもう。”CASA ESPERANZA”と”ウォルター少年の
夏休み”もう一つは何だったっけ?」
「EUで、ヨーロッパは一つになって、次は言葉はスペイン語だ、で、ヨーロッパ
各地から集まる留学生のお話なんですが、バルセロナの言葉は、カタルーニャ語。
生徒達が、覚えようとした標準語と違うので、学生達が文句を言うんですよ。
そうしたら、教授は折れない。いやならマドリッドか、南米にでも行けって」
「南米ってところがおかしいわね。ところで聞き取れた、スペイン語?」
「ええ、結構聞き取れましたよ。全然話せなかった留学生が、話せるようになるの
なんかが。カーサのほうは、メキシコのスペイン語と英語で。そうそう、ウォルター
少年の、もよかったですねぇ」
「気難しいおじいさんとの話でしょう?」
「ええ」
彼女からのメールで、
「レイコサンは気に入ると思いますよ。犬・豚・ライオンなんかが出てきますし」
って、書いてあったので、その内容を聞いて、納得よ。
まあ、近いうちに、お弁当と飲み物を持って、いざ映画館へ!よ。
なにしろ、10時半~5時までの長丁場になるそうなので、しっかり食料持参で
行かなきゃね。もちろん1人で行くのよ。
昔の、今は亡き絵仲間のある女性が言ってたものよ。
「1人で映画くらい観れなきゃ、大人って言えないのよ」
ってね。私も同感。 もちろん、ケイコサンも、お1人で観賞してらしたのよ。

今時、3本¥1000の映画鑑賞なんて、・・・ウ~ン、幸せ者ねぇ私は。安い
映画が観られるから?ン~~~、否定はしないけど、いい友人を持ってることが よ。

かくして、12月は、授業はナシに決定したけど、何も関わらないでいると、す~ぐ
「スペイン語?何それ!」になりそうだから、せいぜいビデオでも借りてきて、
観ましょう、聞きましょうの、冬休みにしなきゃ。なにしろケイコサンは、本場の
カスティージャ語(標準語)、だったかしら?それを聞きにお出かけなんですもの。
Muy guapo に,"Sra. vamos a beber un vino." そのくらいの話もなきゃ、ネ,
ケイコサン。そのへんのお誘いは、ラテン人にはかなわないニッポン男児達だから。
大人の駆け引きを、楽しんでいらっしゃいねぇ~~。
" Salud! para viaje." って、vino tinto でね。

     ☆ 本日の言葉・・・「人のふり見て、我がふりなおせ」

お電話番号を頂戴いたします・・・あげない!

2004-11-16 12:11:53 | Weblog
もう、なんなのよ~!
番号なんて、電話からどうやって渡せって言うの?!

「千円札から預からせていただきます」
違うでしょ! 預かるんじゃなくて取るんでしょうが!
いいのよ、その代わりに商品をこちらが貰うんだから。フィフティフィフティ。
心のこもらない、敬語を遣えばOK! ロボット化しちゃった店員達。
「いらっしゃいませ」
その後は、黙って。機械がバーコードを読み取って、受け取った金額を打ち込めば、
お釣りの表示もされる。
お釣りを渡す時に「ありがとうございました」で、充分でしょうが!
それでも言い足りない気がするんだったら、まあ、
「次のご来店をお待ちしています」くらいは、聞いてあげてもいいけど。ただし、心からの微笑
と共に言わなくてはダメよ。
絶対に脳味噌を遣ってないって、わかるものね。
もう、気持ちが悪いったらありゃあしない。セニョール・ダンが、日々のお買い物は、
進んでやってるから、ヤ~~レヤレあの気持ち悪い応対に接しないですむのは、とっても
幸せなんだけど。

ファミリーレストランでの、「復唱させていただきます」
あれは、もう、却下するのよ。
「お嬢さん、いいわ」ってね。
1億総白痴って、言ってた大宅壮一。そう、あなたのおっしゃるとおり、みんな雪崩打って
脳足りンになってきましたよ。のご時世。

それで、今朝の電話相手のお嬢さんに、
「あのね、お電話番号を頂戴できますか?って、すっごくヘンな表現なのよ。素直に、お差し
支えなければ、お電話番号をお教えいただけますでしょうか?あるいは、お教え願えますか?
じゃない?」って。

巷に溢れるそんなヘンな言い回しに、市民権を与えてはいけないのよ。

そして、今や、よくされるスーパー仕様の袋の持つ所を、クルクルってねじって、渡される、あれ。
なるべく、1本の紐にならないように、持とうとしてるのに、なんであんな余計な事をするの?

マニュアルは、聞くところによると、人種の坩堝のアメリカで、教育や、様々な差から起こる事故を
未然に防ぐために、大人が子どもに、噛んで言い含めるような、手引書を作ったのが元。
なんで、礼節の、慮(おもんぱか)る事がたやすくできる、優秀な日本人同士で、やらなきゃいけ
ないのよ! どこまで2桁の文盲がいる、2桁の超貧困層の住むアメリカのやることを、まるで
神をあがめるように、彼等の言う事、為す事の真似をするのか、この脳足りンが!って、憤る私よ。

マスコミ教の信徒を、いつまで続けるつもりかしら?
オウム教が、なんて言えないあなた達。マインド・コントロールされてるのよ日々、テレビと雑誌に。

   おかしい!  ヘン!   それでいいの?  なぜ?   絶対に必要な言葉。

全て、手繰り寄せて、検証しましょう! 抜き差しならないところまで行って、「誰か~~!!」
って、叫んでも、誰も助けてはくれないし、責任なんかも取らないんだから、まずはTVと疎遠に
なって、雑誌のたぐいは読まない。そこからが、自分の人生を歩き出すことになるわね。

5000万人のピアノ?

2004-11-15 23:15:10 | Weblog
中村紘子ピアニストが、「これからのクラッシックの世界でも、中国の進出は
凄いでしょうねえ。聞くところ、5000万人の人たちが、ピアノを習ってる
ということで、フランスの友人が、フランスの人口に匹敵する数よ、って」
テレビで、言ってたわ。
中国は、一人っ子政策も、やったわねえ。一部、市場経済導入もやったら、もう
貧富の差は、天地の差くらいになってきだして、日本の人口くらいの数の
億万長者がいるらしいわ。
邦貨に換算して、5億円、10億円の豪邸に住んでいる30~40代の経済人がキラ
星のごとく。その1人を取材してたけど、もう口をアングリよ。
いかに女房に贅沢をさせるかが中国人男性の甲斐性の見せ所って、言われるらしい
からね。今の日本人て小さいものねえ。
戦後のウチですら、使用人がいっぱい居て、お手伝いもいたのにねえ。
高度成長化後の日本には、そんなウチも、なくなってきたものね。
みんな同じチマチマと、よ。
なんだか虚しいわね。日本人同士だと「まあ〇〇会社の部長さん?」
「あら、△△会社にお勤めなの、いいわねえ」
「□□会社?羨ましい!」
ここでも、みんなと同じ、一緒、なるべく小さなパイの中での自慢比べ。
あ~あ、こんなものなの? 日本人の成功者って。

今や、韓国もだけど中国の英語熱って、半端じゃあないのよね。
日本人ほど英語が好きな民族も珍しいって、言われるほど、英会話関連の教材、
塾が溢れてるけど、それを経済活動に結びつける、ンジャァないみたいよね。
お飾り、ステータス。大方は。

すごいTVの画面を見たことがあるわ。
"Let's study English! Make money ! "
英語を学んで、金を稼ごう!ウン万人の大合唱!
それをやってる人が、
「中国に、外人の教師が来た時、誰も話せなかった。これはいけない、で私流の
英語習得法を広めてるんです」
だったのよ。韓国でも中国でも、どっちにしても、取り組み方が違うのよ。
年齢別の検定。ご褒美が、旅行なんかついて。もちろん認定された上によ。
もう、根本的に違うのよねえ。
同じアジア人とは思えないパワーは、どこからくるの?
韓国語は、文法は日本語に近いのに、韓国人たちの英語習得はすごい。
まあ、日本に負けず劣らずの教育熱も後押ししてるんでしょうが。

ここでも、「食」の違いから?って、思っちゃうのよ。
食事の手は抜かない。例え外食であっても、3食をきちんと摂る。 
前にも書いたけれど、お野菜いっぱいの食事。どこでも「キムチ」は好きなだけ
食べられるんですって。何種類もの唐辛子を使ったキムチやお料理。新陳代謝を
高め、何しろ体にいい、乳酸発酵食品キムチが食べ放題の韓国料理店。

「体を冷やす」って、ナマモノは摂らない中国人。理に叶ってるって言うわね。
太陽が沈んだら、冷たいものは摂るな、って。これは、医者である義兄の言葉。

昨日辺りから、セニョール・ダンは、オブラートに包んで、何か飲んでるのよ。
2~3日前に、その兄から小さな包みが届いていたから、
「何?」
「クエン酸」
ですって。そのままじゃ、飲めたものじゃないくらい酸っぱいものらしいわ。

けど、中国って、本当にわからない国よね。
でも、あの食生活を垣間見ると、パワーは、メチャメチャあるように思うわね。
「文化大革命」のあの叩き壊しなんか見てると、方向が定まったら、少なくとも、
ウン億人の人達が動くから、おっそろしい!

だからって、日本人は日本人以外のネイティブにはなれないのだから、ひたすら
「巻き込まないで!」
で、わが道を行くのが最良の生き方よね。
「まあ、〇〇会社?△△会社?□□会社の部長さん?羨ましい!」が、お似合いの
民族でしょう。でも、やっぱり英語は好き。話せるの?そんな野暮は言わないで!

国土が小さいと、考えも小さいのよ。でも、繊細な民族よ。

  
  奥山に 紅葉踏みわけ鳴く鹿の

          声きく時ぞ 秋は悲しき     猿丸大夫・・・伝説的歌人らしい。


でも、中国には、「杜甫」「李白」「白楽天・・・白居易」なんて、素晴らしい詩人がいたわねえ。
何にしても、よくはわからない中国です。・・・ネ?

      ☆ 本日の歌人・・・猿丸大夫
      ☆ 本日の詩人・・・杜甫、李白、白居易(白楽天)

そして、誰もいなくなった ・・・続き

2004-11-14 12:35:22 | Weblog
「中国とアメリカ」が、世界最後の地球争奪戦をする。・・・と、私は思うのよ。
120%の自給率のアメリカ。片や、15億の民を自前では食べさせられない国。
アメリカから穀物を輸入。
まあ、どっちも滅びるとは(国としてね)思うけれど、中国が又、新たな文明を
起こすでしょうねえ。2億ウン千万の人口と、その数倍の人口の中国。
お互いに、離れてるから、ボカスカ、ジャンジャカ原爆投下よ。知ったこっちゃない
遥か遠くの悲惨な結果なんてね。アメリカは「スミソニアン博物館」に、未だに広島
長崎の資料の一般公開を拒みつづけてるし、「京都議定書」のメンバーからも脱会。
今のイラク戦争の自国の戦死者数は発表しても、イラクのそれは発表しない国。

9.11事件は痛ましかったけれど、危うく身内の人間も巻き込まれそうになった
のよ。 でも、あの事件に、心の底からは同情はできなかったわ。
「あなたたちは、世界の警官を自認してるけど、グローバル・スタンダードと称して、
アメリカン・スタンダードを押し付けようとしている。アメリカに1人の赤ちゃんが
誕生すると、途上国の子ども20人分くらいの資源を食いつぶす、って。
そして、どれほどの殺戮を他国でしてきたの?」なのよ。

片や、中国。すさまじい勢いの経済成長。工業国家を目指して、こちらもまた「国家」
は、中国を指す、と思っているんだから、地球を汚す、「それがどうした?」よ。
中国が先進諸国並みの工業国になったら、・・・さあ、みんなで、自分たちの骸(むくろ)に
合掌しましょう。
余談ながら、台湾に旅行した時に思ったわ。
「最後の覇者は、中国人だわ。ヘンに戒律のある宗教は持ってないし、まあ、あって道教
くらいなものでしょう。儒教は韓国へそっくり輸出しちゃったし、なんてったって、何でも
食べちゃう、これが基本だわね。お茶漬けが美味しい、漬物がなきゃねえ、なんて、あっさり
文化の日本人は、かなわないわね、このたくましさに」って、夜の台北「屋台食堂」を
冷やかしながら、しみじみ、思ったものよ。

ハンバーガー、ホットドッグ、ポップコーン、コーラ。これがあの中国に勝てる?NO!
そのアメリカだけど、
いつかは誰でも、生物は死ぬ。だからと言って、他者の命を(どんな理由があるにしても)
剥奪する権利なんかない。 今回の中東情勢にしても、権益を独占したいがためじゃない。
なんじゃかんじゃ言ってもね。全ては後づけ理由。勝手な言い草。
そして、そのかたわらで、「GOD]を持ち出す図々しさ。
GODは、殺し合いの神様なのよ。歴史が証明してるでしょう。
なにせ、自分で作った(らしい)人間を、いたぶることはなはだしい。
「愛」だって? それは、自分達の尺度に当てはまる人々に対してだけ向けられるもの。
それも歴史が証明ね。

慮(おもんぱか)る、という脳作業なんかしない狩猟民族。それをしてたら、あれだけの
思い上がり言動をとるなんてはできないはずよ。我等は選ばれし民、という一分の疑いも
持たない人種。 そんな人たちを尊敬なんかできる訳はない。でも、いるのよねえ、膝ま
ずいちゃってる人達が、アッチコッチにね。
自己主張することはいい事だ!日本人に欠けていたものだった!って。
そして、日本人は腐った。

どちらにもつかない!魂を売り飛ばすのは、もうやめよう!
食べられない? 鎖国時代の人口に戻ればいいのよ。鎖国しちゃえばね。日本人になりた
い外国人は入れて、(あの主張の強さに辟易している外人だっているでしょうからね))
日本人以外の人間になりたい人は、ドンドン出国してもらって、いそうですものねえ大勢
の白人崇拝者達が。そんな人達がいなくなって、ほどよい人口。風通しもよくなって、
太陽と雨の恵の中で、ただの生物のひとつとして暮らす。
産業革命の弊害が噴出した現代で、もう一回考えて、手足を動かして、自分の生活をする。
こんなことをしてるうちに、「あらぁ、アメリカがなくなっちゃったらしいねえ」
「中国人は流石(さすが)よ。飛行機以外の飛ぶもの、机・椅子以外の四足は食べる民族
だものねえ。やっぱり、食で負けたね、アメリカは。それに、殺しても殺しても、どこか
らか人が沸いてくる不気味さに」ってね。そして、日本はそれをニンマリ見てる。

アッ 違った。 文明は内側から崩れてたんだったわね。そして、海洋プレートに四方から
攻められているこの列島は、今や風前の灯火状態よ。人ンチの話どころじゃあなかったわ。
だから、本能が無駄な動きはやめたのよ。種の保存?無駄無駄無駄~~ってね。
イタリアも、わが国のように出産率が低下の一途をたどってるのよ。ベスビアス火山が
「久しぶりだねえ」って、噴火するのかしら?あのあたりも大変ね、入り組んでるから。

そして、年金?あれは、しっかり三角形の人口構成になって、有効なのよ。政府の無策?
それ以前の話なのよ。だから、共産・社民が政府の無策をののしったって、あなた達はバカ!
共産・社民が、「生んでくれ~!」って、叫んだって、本能がNO!なんだから、なす術は
ないのよ。ネ、だから、我とわが身は自分で守るっきゃない!
政府?何かの役に立つかしら?政党?まあ、勝手に吠えてなさい!その時まで。
卑しい顔の彼等。政治屋たちよ。
「衣食足りて礼節を知る」ウソだったわねえ。悲しい!
オーイ、礼節~~!帰ってきて~~~!

しみじみこの国のことを考える昨今なのよ。脱出するなら今よ!
ハハハ、そんな折に新札が出たけど、紙切れって信用できないのよ、昔から。
それより、土いじり、ってね。私の本能がささやくのよ。「紙より土」って。
けれど、土地を投機の対象にしてはいけない。すべからく、国民全員のもので、必要な土地は
借りる、10年毎の更新。全て国有地にすべし!よ。公務員の不正を未然に防ぐために、例え
5坪、10坪でも、公務員の場合は公開。
公務員って、人の汗の上で、要求ばっかりする腐り易いナマモノだものねぇ。

そして、誰もいなくなった

2004-11-14 01:03:00 | Weblog
ここ1~2年、もしかして、近い将来、日本は消滅するんじゃないの?って、
感じ続けてきてるのよ。

「ノストラダムスの予言」で、死んじゃった若者がいたものねえ。
人間は、ううん、生物はいつかは死ぬんだから、自分で「終わり」にすること
なんかないのよ。時々ニュースになる「ネットお誘い合わせ集団自殺」なんか
もね。バカねえ、焦らなくても死は必ず訪れるのに。そして、世にもすさまじい
形相の死体になって、やがて火葬にされて、ただの物体。分子・原子になるだけ。
まあ、死にとりつかれた人たちを救えないまわりの人々にも、大きな問題がある
けどね。

本能「生まれつき持っている性能」(広辞苑)食べる(飲む)寝る、排泄、種
の存続行為。その、最も重要な、生物としての種の保存のための行為が、なく
なりつつあるでしょう。
1人の女性が生涯に産む子どもの数が、1,3人を切った。2人で維持。事故
や病気で死ぬ事を考えれば、それでは危うい数字ね。このままの出生率が続くと、
アガサ・クリスティ「そして誰もいなくなった」のタイトルに、日本人がなるの
は、そんな遠い将来じゃないのはわかったのよね、総理府の試算か何かで。

どんなときでも、自分の子孫を残す行為は、生物として当たり前のことで、なる
べく優秀な相手を選ぶ筈なのよね、強い相手を。男性なら若い女性に、自分の種を
植え付けたい。それも本能。
しかし、精子の数は少ない上に元気がない、女性も、なにやかや生まない理由を
くっつけるけれど、それは後付け。本能が、子孫は続かないって、知ってるのよ。
考えてするもの、なんかじゃないから、本能の働きって。だから、無駄な事はしない。
加えて、地球の軸は傾いている、そのせいかどうか、地球規模での異常気象の連続。

地球の資源を食い散らかしてきている人間。
生物の頂点にいる人間という思い上がり。人間以外の生物の命を軽んずるキリスト
教信者、関係者の傲慢。
神という名の元に行われる殺戮。
ぬぐいきれない人種差別。

死んで、最小単位に別れる、物質としての肉体。その原子が、次に何になるのかは、
わからないけれど、一定量は変わらない地球の分子・原子量。それが鉱物に、植物
に動物に、等など。巡り巡る物質輪廻。そこで、宗教家が脅す、「次は人間に生ま
れないかも」。大きなお世話なのよね。ミミズだろうが、柳の木だろうが、何かに
はなるし、ここで重要なのは、「自我」があるのは人間だけ、と言う事。
自我があるから、慾が出て、悩みも出る、脅しがお得意な宗教は、所詮人間が作った
宗教が、脅しまくって、人をがんじがらめにしてきたのよ。
「許し」? うそ臭いわね。結局、人としての生き方がまっとうじゃなかった人が、
あるいは不幸の連続に、脅されてすがる、新興宗教の信者達のくさい事といったら
ありゃあしない。限られた組織、空間、同じ価値観の中から立ち上る異臭。
そこには、永遠の命を得たと思い込む、幸福感から来るおごり。見下し。あからさまな
優越感の誇示。宗教家に共通。何なの永遠の命って?強欲ここに極まれりでしょう。

次は、人間にはなれない!って?
それこそ望むところでしょう。自我からの解放なんだから。こんな幸せって他にある?
そして、連綿と続くその家の伝承。それがなくなったから、普遍なものを置かなくな
った家庭から、崩壊が始まったのよ。「悪貨は良貨を駆逐する」「水は低きに流れる」
それを、最小限度で阻止するのが、親の仕事、務めのはずなのに、数えられる事のみに
重きを置いた生き方をして、ということは、卑しい生き方をしてきたという事。
神や仏が必要になるわね。そして、自分に都合の良い解釈。

もう、地球が「勘弁してくれ~~~!」って、叫んでるのかも知れない。
発展途上国の爆発的な人口増加。とっても残酷なことなんだけど、そこの子ども達を
あらかた助けたら、地球の資源はまたたく間に枯渇するって。こういう問題はどうす
ればいいの?気休めな援助を行って、私はいいことをしている、という自己満足の世界に
浸る?どう考えても、そっくりな思考回路の「アメリカ」と「中国」の戦争になって、
ま、1回は世界は消えなきゃしょうがないかも知れないわね。今までの価値観を、
木っ端微塵に叩き壊して、一から出直し。恐らくその日は遠くない、と思うわ。
心の準備はお出来かしら?

「中米物語」⑥・・・セニョリータ:著

2004-11-12 00:44:18 | Weblog
オラ 元気?
ネットができるパソコンが置いてある所は、家から遠いし、学校のパソコンも
1台しかなくて、なかなかパソコンの前に坐れない状況なのよ。
とうとう、先日、日本に居るメキシコ人の友達が国際電話をかけてきたのよ。
私からなかなかメールがこないって、心配してね。

そうそう、私を悩ませてた、かゆみの原因はすべてノミだったのよ。
学校のコーディネーターの、お若い女性がお医者様で、診てもらったら、それが原因。
もう、こっちへ来ている大勢の日本人も、私みたいにいっぱい刺されてるみたいよ。
免疫ができるには、まだまだ、だわねえ。
けれど、ノミに刺されるのが、こんなに痒いなんて知らなかったわぁ。

そうこうしてる間に、滞在期間ももう残り少なくなってちょっとあせってるわ。
いろいろな意味で…

グアテマラ人は、メキシコ人よりも大人しい気質のようで、なかなか親密に、は、
なれないんだけど、昨日は現地の女の子のお誕生日で、そのご家族のディナーに招待
して戴いたのよ。
そして今日は、先生のお一人が来月結婚されるので、結婚前に女性だけで「お別れ会」
なるパーティーをしました。日本の男性達がする、「独身最後の夜」みたいなものね。
こちらの女性達は、とても恥ずかしがり屋さん。
薬局に避妊具なんて、買いにいけないって。それで、私は一肌脱いだ訳なのよ。
これも立派な(?)国際親善だと思うんだけど、どうかしら?

このお国では、まだまだ女性同士で騒ぐのは、まだちょっとね、っていう感じなのよ。
おおっぴらには抵抗があるみたいよ。

中米って言ったら、なんだかとても「暑い」って、イメージでしょう?
でも、違うのよ。ちょっと標高が高い所では、この季節は、朝晩は日本並みに寒いので、
ここでも、いつもコートが手放せないのよ。

コンピューターが、なにせすぐ使えないのが現状なので、次はどうなるかわからないわ。
もしかして、帰国しちゃうかもね。今月いっぱいの予定だから、この地での生活が。

        それでは皆様、 Adios! お体に気をつけて。Chau!

<あとがき>
コンピューターがないんじゃ、しょうがないわね。
彼女のグアテマラ滞在も、先が見えてきだして、ちょっぴり寂しくなるかも。
でも、意欲満々のセニョリータだから、財産になる経験と、より深いスペイン語の
獲得に、残りの日々を有意義に過ごす事でしょう。帰国前にお頼りが届くのを期待して。

定食ばっかりじゃねえ?

2004-11-10 00:17:15 | Weblog
  

     ◎ 本日のキャスト

   スサーナ・・・スペイン語の先生  
   ケイコ・・・スペイン語クラスメイト
     私・・・笑い涙を流しながら運転

「今日は惜しかったのですよー」って、ケイコサン。
「あの、例のちょっと憎からずって思っている男性」
「フムフム、で?」
「ほかにもお客さんはいたんですが、私も電話を受けたり、結構忙しかったんですよ。
 でも、気がついたら2人になってて、品物を出したり、詰めたり。フフ・・・」
「それで?」
「それが、なぜだかもう1人お客さんがいて、それまで」
「続きは?」
「ええ、でも2人きりだったら、誘う事もできますが、他にも人がいましたし、そんな
 中じゃ、やはり飲みに行かない?なんて言えませんよねえ」
「ホントに、それでおしまいの話なの?な~んだつまんない!中学生の話よ」
 ケイコサンの、ほのかな恋話。進展ありや? なんて、ことのほか興味津々の私は
 ガックリよ。お仕事での絡みだから、あくまで業務関係上の相手、お客様の1人。
 何も人の恋路の進み方が牛歩だからって、私が「つまんない」もないんだけど。

 日本の男女関係は、成熟してないって。誰かが言ってたわね。
 若者は、熟年や醜悪な(シワシワタルタルの肌)老人が、恋をするなんて考えたくない。
 恋は、「期間限定」のものって。この国では、「老いらくの恋」とか言って、特別視
 して、どこかに「いやらしい」って、見るのよ。自分達も老いることは想像できない、
 したくない。想像力の貧困。それは、同世代の熟年、老年達でさえね。それは嫉妬の
 何者でもないんだけど。瑞々しい感情が、年を取らないことを知るのは、自分が老いてから。

 若さ=未熟=恥ずかしい。年をとって初めてわかることっていっぱいだから、若者が
 その成熟さに、そう、成熟さに恋をするのかもしれないから、「いやらしい!」って、
 思う人間は、まだ未熟の国の住人かもしれないのよ。そして、成熟しない大人は、
 未熟な若者より始末が悪いわ。だって、「感動」「純真」「無垢」なんて言葉は、
 生きて歩いてきた道々に捨ててきちゃってるから、ね。
 人を恋うる心作用を持ってる人は、魅力的よ。ましてやされる人は尚の事ね。
 恋に年令はない。同世代間でも、異世代間でもね。女性の肩のひとつも抱いて、歩ける
 男性は、カッコいい!だって、そこには「僕のいとしい人」って、あたたかな感情が
 その手を通して流れてるのですもの。恋って、そういう感情が溢れる事でしょう?
 身を焦がすような恋の経験のない人に、私はあまり近づきたくないわ。
 いっつも保身、計算が先に立つ人ってことだし、まあ、底の浅い人よ。忘我の時を
 持った事がない人なんて、どこか信用できないわよね?

 ケイコサンに、秋波を流したその男性は、そんじょそこらの若い女達からは感じ取れ
 ない成熟の匂いを、かぎとって、アプローチしたんだと思うのよ。私から見ても彼女は、
 底が知れない女、って見える。深いのよ、奥行きが。まだまだ何か出てくるみたいって、
 そんな感じを抱かせる人って少ないからねぇ。味わい深い女性ですケイコサンは。
 ちなみに、その男性は、・・・かなり年下の彼です。   
 そして、
「フフフフ・・・そうですねえフフッフッフ・・・。
 そういえば、レイコサン。夢の中のフリン相手って、思い出しました?」
「ううん、全然思い出さない。ま、夢の中の話だから、何てこともないしね」
「私なんか、そう、どっちかって言えば、嫌いなタイプとしてる夢なんかみたら、
 目が覚めてから、すご~い損しちゃった、なんて思いますよ」
「ハハハハハハハハハ損しちゃっただって、ハハハハハわかる、わかるその気持ちハハハ・・」
 もう、笑いが止まらない。だって、私達の会話って、なんとも言えない間合いなんですもの。

な~に、バカな話をしてるのかしら、走る密室の中でね。もう、笑いすぎて、
ハンドルを持つ手まで笑っちゃって、走行中に、携帯電話を持つことだけで罰金よ。
こんな大笑いで、ハンドル持つのは、その対象じゃあない、わよね?

12月3日~8日まで、3回目のスペイン旅行が控えているケイコサン。
いいわねえ!それで、今日のお勉強は、旅行会話の特訓よ、ケイコサンのために。
「ドンドンしゃべってくるのよ!」
「ええ?だって、ちゃんと通訳付きですから、必要ないのですよ」
「だから、そこをなんとかして話す。よねえ、スサーナ?」
「そう、頑張って!」

今日は、3人で「バーミアン」でお食事。
「3日分くらい食べたから、さあ、ダイエット!」
でも、たまにはいいわよねぇ。
12月は、もうスペイン語は冬休みにしましょうか?けれど、忘年会は何回も。
なんて、いい案でしょう!セニョリータもグアテマラから帰国するしね。
そして、「前立腺肥大症」の話になって、
「アレは使わなくなるとかかる病気らしいから頑張って、お使いあそばせ!フフフ・・。
けど、定食ばっかりじゃあ、つまんないわよねえ」
「そうですよ、手順なんかもうすっかりわかってて、新鮮味も何もないですものね」
「アッ、女の方からの話ね?」
「ええ、そうですよ」
「なるほど、定食云々はお互い様ってことね」
「はい」
       ン~~、なんのこっちゃ?

  ☆ 本日の言葉・・・「期間限定」「老いらくの恋」
            「感動」「純真」「無垢」「秋波」
            「前立腺肥大症」 

そぞろ歩きの秋

2004-11-08 22:02:45 | Weblog
穏やかな、申し分のない秋の朝。空気はゆっくりゆっくりたゆたい、私達が動く
そこだけが、慌てて動く朝の新鮮なそれ。
マリリンと、今朝はゆっくりお散歩。
取り壊し途中で止まってしまった県営団地の廃屋廃墟。
エコノミック・アニマルと揶揄されて、
目を見張るほどの経済成長の中に出現した「団地サイズ」という新しい寸法に
仕切られた、日本に初めて誕生した「団地」と呼ばれた集合住宅の一つ。
イギリスの誰かさんが、それを「ウサギ小屋」と言ってくれた建物。

時代の寸法に合わなくなったのと、あまりな老朽化に、様々な声を吸収しながら
建て替えに、なったはずだったけれど、デフレ経済化に、にっちもさっちもいかない
地方自治体の懐具合で、誰もいない、荒れ放題の建物とその周辺が、何棟か。

そんな中に、太陽の当たり具合、角度で葉の色を微妙に変えている桜、イチョウの葉。
界隈に生活していた人々の、栄枯盛衰を見守ってきたであろうケヤキの巨木は、
わずかな風でも、狂ったように身を震わし木の葉を散らし、我が愛犬も一緒に狂喜乱舞。
南北に一線上に並んだ5本のイチョウの大木は、毎年、順番に黄色の葉に衣を替えて、
その美しさに、しばし足を止めて見とれるほど。もちろん、一番南に位置するその木が
「お先に~」って、真黄色の秋のドレスに衣替えよ。北の端の木は、まだ夏色の緑。

「~-^~!〇~=〇~~~」中国語。さっぱりわからないそれが、公園の片隅から
流れる。それに合わせて、太極拳を舞う数人のお婆ちゃん達。そう、あれは舞うという動き。
緩慢な動き。ゆっくりゆっくり手足を動かして。体操という感じじゃあないわ。
スローモーションフィルムを見ているような動き。
エアロビクスも、ヒップホップダンスも、西洋から渡ってくるものはスピードが命、
のような動きでしょう。そして、それが「カッコいい!」なのね。
ズンダダレたパンツをはいて、ダボダボシャツ、誰も彼もがスニーカー。

本場の太極拳は見たことがないけれど、映像では何回も見ている、もうお馴染み太極拳。
公園で行われているそれは、時々お散歩で遭遇するグループ。一人の高齢女性が先生みたい。
秋の静かな公園で、まだ疲れていない朝の空気が、ゆっくり流れる中で行われる太極拳は、
バタバタバタバタ追いかけられているようなこの国の、忙しげな日々に出会う、貴重な1枚の絵。

ことのほかゆっくりを心がけての歩き。
車も通らない、自転車の行き交いもない。遠くの保育園から園児の声が時折届く。
静謐まではいかないけれど、遠く見晴かす丹沢連峰の山々の色合いも、
夏より水蒸気が少なくなってきだした季節の中ある姿は、静けさの中に、遠くからでも
季節の移ろいを見ることができるのよ。

山茶花が垣根を飾り、枝もたわわに実をつけた柿ノ木は、鳥たちにも嬉しい秋の贈り物を。
様々な色・形の菊の花は、もう少し凛とした空気の方がお似合いね。吐く息が白く見え出
す頃の菊の花は、格段に美しい。
時々見かける千両の木は、お正月に向けて、葉っぱの上に乗った小さな実に、
もう、お正月の支度を促してきだしているのよ。薄っすら紅を引く練習を。


    ☆ 本日の言葉・・・団地サイズ、ウサギ小屋