ミクロもマクロも

心理カウンセラーが気ままに書き続ける当たり前

メール+淫靡な時間

2004-11-07 18:17:38 | Weblog
マリリンの体温を感じながら、怠け椅子(ソファ)に寝っころがって一人
淫靡な時間を楽しむ。エッ、何、何淫靡って? 
読書よ!読書の時間は、淫靡な時間!一人で浸れるなんともいえない幸せな時。
これは、もう淫靡としかいいようがないわ。
エッ、そんな風に感じた事なんかない? 可哀想に。私は子どもの頃から、
その時間に浸れる快感を感じ取っていたから、
「読書はしない」って人、すっごくお気の毒、もったいないって思うわ。
この悦楽を知らないなんて。人生の8分の15は、損してるわね。
ジャンルは淫靡関係?いいえ、全般的にかなり硬いものだわね。
相変わらず、アッチコッチに置いてあるけれど、やわらか~い内容の本は、
もう卒業よ、とっくのとうにね。

今朝は、10:30から、頻繁な携帯メールの往復。しかも、大体同時受信、
2人からのそれ。 気持ち悪いほどの同時受信だったのよ。着信時間が同じ
なんてね。 これは、人の呼吸に起因してるからなのよね。でも、面白かったわ。
お一人は、六会のミチコサン。送信は私から。
「前回の、宿題はなんだったか教えて」
から始まったメール。
「外人に、あなたは何者?を聞くことです」
できないわよ、そんなこと。ね?
何事も順序というものがあるのです。
そこそこ知り合いになったところで、
「ときに、どちらのご出身?お仕事は?ご趣味は?」
になるものよね。だから、今回の宿題は、無視させていただきます。
「~~せていただきます」の氾濫で、なんでもかんでも「~~せていただきます」
を遣えば丁寧かと思ってるのでしょう?「デッカイ」だの「ウマイ」だのの
形容詞をつかう脳足りン女達が、これまたとって付けたように遣う「~~せていた
だきます」あれも耳障りなもので、TVなら音を消すわ。
もう「日本人やめたら?」よ。

もう一人の、メールの送信者は、アドレスに「オリーブ」をご使用の、日系ペルー人。
ちなみに、オリーブは、植物のそれじゃなく、ポパイの恋人のそれなんですって。
あの、漫画のオリーブとは、・・・フフフ、まあ、いいじゃない!

今日、お会いするお約束だったので、時間と場所の指定かしら?で見てみれば、
びっしりスペイン語。オ~~~、ボケ~ってしてられないわ!で、知っている
単語を必死に探し出して、キャンセルメールだった事は了解。又の連絡をって。
さあ、それから辞書とイチャツキ。読書を淫靡な作業と言う私だから、辞書とは
イチャツクなのよ。これが又面白い。
そうそう、2人の英会話教室クラスメイト中学生に、
「辞書を親友にしなさい!」
って、言ったのよ。見方によったら、あんな面白いものはないからね。
ただし、電子辞書ではなくて、紙製のそれ。

やっと彼女の言わんとしていらっしゃる事がわかって、ホ~~。往復メールその
間にも、チャンチャカチャンチャカ、添削して下さって、事なきを得たんだけど、
ちょっと緊張したわね。
ミチコサンの日本語と、オリーブのスペイン語が同時着信。
私の日々って、刺激的なのよねえ。退屈なんかしてられない。

それも終了して、読書をしてる私にピッタリくっついて眠っているマリリンから、
そうっと離れて、・・・でも、さすが犬よ。スックと起きて、「ママ、どうしたの?」
捨てられる運命だったあのパンジー。思いっきりカットして置いてあったのを、
今日はあちらこちらに植えて、あとは育ってくるのを楽しみに。お引越しが控えて
いるので、例年のようには気持ちが入らないわね、残念ながら。
でも、 こうして静かな秋の日が暮れていったのでした。

  ☆ 本日の言葉・・・「させていただきます」過剰露出

ブルータスお前もか・・・

2004-11-06 21:38:31 | Weblog
        ◎ 本日のキャスト

     マッキニィ、ノゲイラ・・・宣教師、英会話入門クラス担当
     ジョンソン、古川・・・女性宣教師、本日はゲーム担当
     ランguストン、クリスチャンセン・・・宣教師
     アロン・・・アルヘンティノ(アルゼンチン男性)
     2人のお嬢ちゃん・・・中学生達
     六会ミチコ・・・クラスメイトお嬢さん
     今日のブルータス・・・中年女性、クラスメイト

ちょっと早めに家を出たのに、交通事故現場に出くわして、遅れること40分。
アロンに「ごめんなさい」
彼に「20分だけお勉強しましょう!」で、早速宿題の添削。
「雨が降って」が「雨が降て」になっていたけど、問題なし!上手に漢字も書いてあったわ。
「今日はいいお天気です」を書いて、言って、をしつこくね。そして、「今はいまとこん
とも読む」「日はひ、にちとも読む。日本語は、言うと書くは、ちょっと違うのよ。でも、
一緒に覚えましょう!」で、相変わらず容赦のない俄か先生よ。スペイン語と日本語で。
時々英語交じりで日本語の説明をするから、大変です!

そんなところへ、ミチコサンが、ひょっこりお顔を出されて。大和で私が声をかけた女の子は、
中学生だったのにはビックリ。大人びて見えたから、高校生だとばっかり思い込んでたのよ。
その2人の利発なお嬢さんたちも参加、面白いわ。
今日の入門クラスは、5人。
本日のお題は「お買い物」。
いつものように、単語の洗い出しをしてたら、「アッ蜘蛛!」で、ちょっとざわついて。
「芥川龍之介の『蜘蛛の糸』知ってる?次までに、登って来る亡者を蹴落とした男の名前を
調べて教えてね?」
遅れて入っていらした、時々お見かけする女性が、言ってくれました。
「蜘蛛、捕まえて持って帰ろう」
ここまでは、物好きな、くらいでなんて言うこともなし。
さあ、次の言葉が、
「ウチのゴキブリを食わそうかな?」
ですって。続けて、
「蜘蛛は、虫を食うからね」

もう、「さようなら~~」って、言いたくなっちゃったの。帰ろうかしらってね。
ねえ、事ほど左様に、ひどいのよ。もう、イヤ!聞きたくな~~~い!

中学生が「~~だよ」って、言うから、すかさず「~~のよ!」なんて注意してた
のよ。「ヤツはその物の名前を言いましょうね。ヤツって表現は下品なのよ」って。
そこに「食う」が登場よ。もう、本当になんとかしてよ!若い子ばかりじゃないのよ、
言葉のひどさは。私からしたら、日本を汚してるようにしか思えない。あばずれ語を
平気で遣う女性は、もう脳足りンだと思うから、絶対に近づかないわ。
「寄らないでよ!こっちが汚くなるみたいだから!」って心の中でね。
「英語の前に日本語でしょ!」って、言いたいわね。

ゲームの時間になって、カーペットにじかに坐って。中学生の1人が、あぐら。
「次に理由を教えてあげるけど、あぐらはやめましょうね」そして、床にじかに坐って
動く時は、こうするのよ。お茶のお作法から来てるんだけど、って。
お嬢ちゃん達へ、お行儀の特訓よ。言葉遣いと身のこなしを。フ~~~。
これは、なついてくれたお嬢ちゃん達へ、ささやかな、私からのプレゼント。無形のね。

レッスン中も、「わからなかったら、何回も何回も聞くのよ。大丈夫、笑われないから」
「ハーィ、」って、元気よく手を上げて、聞いてたわ。拍手!よ。だって、わかりたい
から、知りたいから、言えるようになりたいから、来てるのですものね。積極性に拍手。
もう、すっかりお友達になっちゃったのよ。知識欲が旺盛なのがわかる2人。
でも、私をちょっと試そうとしたりするから、
「そういうのは不遜なことよ!ハイ、不遜て、漢字で書きなさい!」
って、甘い私じゃあないんだけどね。言葉遣いは、これからビシバシやるわよう!
結果、どこに出ても、物怖じしない子達になれるでしょう。自信を持てる子に。
いい意味の「習い性となる」に、なってほしいから。
なんでもその時が来て、使い分けができればいい!なんて、理解者面する人間がいるから
こんな世の中になっちゃったのよ。個人個人の結果責任を、そういう人が見る?
見る訳がないでしょう? 甘い言葉にひたってはいけないのです。
そう、「今日のブルータス」みたいな大人になって欲しくないのよ、醜い!のみだから。
そういう人でも、人から褒められたいのよ。 だからこそかもしれないくらいにね。
そして、最低限の「長幼序アリ」は、必要と思うのよ、私は。だから、私が彼女達へ
擦り寄ったりはしないわ。こちらへ近づいていらっしゃい。これが当たり前なのよ。

教会へ入って、日本人にはお辞儀で通してるわ。
「郷にいれば郷に従え」であっても、教会がある所は、まごうことなき日本の地。
「今日もご好意に甘えさせていただきます」で、心から頭を下げるわ。手は無視!
みんな、日本人をやめたいみたい。日本人以外のネイティブにはなれないのにね。

  
  ☆ 本日の言葉・・・再度「習い性となる」
            「長幼序アリ」
  ☆ 本日の文学書とその作者・・・「蜘蛛の糸」芥川龍之介

ブラジル×日本=何?

2004-11-05 21:34:58 | Weblog
      ◎ 本日のキャスト
    
   トモエ・・・同じ6丁目の住人
   チワワ・・・トモエさんのペット
    私とマリリン(シーズー)

 エスタンシア・プラザから買ってきた黒豆と、塩漬け乾燥ビーフ。
両方ともしっかりお水につけて、お豆のほうは、倍くらいの大きさになったところで、
ひたすら煮る。灰汁(あく)をすくい取りながら、お水を足しながら。
塩抜きをあらかた済ませた牛肉を、小さくカットして、お豆に加えて、例のスープス
トックを。ストッカーの中に辛口カレーの素があったので、それも入れて煮込んで、味見。
「アラッ、なかなかの味だわ」牛肉に独特な匂いがあったのが、カレー味とあいまって、
そこに3種類のスープの素が加わって、美味しい味になったのよ。
日本とブラジルの家庭料理のミックス。

セニョール・ダンは、「男の料理教室」の方々と、那須方面へ1泊旅行。
ご近所の、あるお家の方へ、お電話しても、ずっとお留守。マリリンを抱いて、その辺を
ブラブラ。その内お帰りになるでしょうから、待ちましょう、で。
そこへ、チワワとお散歩のお若い女性、犬同士のお話やお料理のお話になって、
「立ち話って、あんまり恰好のいいものじゃないから、おさしつかえなければウチヘ
いらっしゃらない?きょうは、さっきから 本の整理をしてたので、ちらかってるんだけど」
1人と1匹を、お誘いして、
「ベトナムコーヒーなんていかが? ハワイのコナコーヒーが、お嫌いじゃなかったら
飲めるけど。ウチは、私だけなのよ飲むのは」
「ハイ、コナコーヒーは好きです」

「昨日から、下準備をして、ちょっと面白いお料理をしたんだけど、お味見してみて」
って、私ってホント変な女よね。初めましての方に、ね。
でも、私だけじゃないわ。初めて伺ったお宅で、数年前に「ビーフシチュー食べてって
よ!」って、いきなり言われた事があったからね。まあ、その人とは友人同士だけど。
似たような人種ね。その方は抽象画専門に描かれる女性で、私にも「抽象画」を描け描け
って勧める、ユニークな女性よ。私が絵を描くのをご存知なものだから。
その彼女のお料理は抜群!どちらも創作ですものね、共通項はあるわね。

そんなこんな、いろ~んなお話をして、人生論になってね、
「まず、自分を愛する事。絶対の信頼を自分に与える事。これが、基本よ。
世界で一番いとしい生き物よ、自分て。そうでしょう?自分を信じないで、誰を
信じられる?そして、心の中に、絶対なるホンモノの自分が、心地よく住むために、
いっつも心の中を祓い清めましょう。してもらう事を考えるんじゃなく、人の幸せを心から
喜んであげられる人になりましょう。それが心の中をお掃除する事だと、思うのよ」
なんて、いつもの自論を話してたら、彼女は時折、目の下をぬぐってたわ。
「そしてね、あなたに出会った人達が、いつか、あなたに会えたことが何よりの
嬉しい事になったら、その人は、宝物を手に入れたことになると思うわ。
息子にも言ってきたんだけど、とっても深い意味があるでしょう?でも、そのために
どう、生きるかは、それぞれの課題よ」

ご主人とお2人ということなので、お2人分のミックス料理を差し上げたわ。
「日本人が必ずする、お返しは受け取らない女だから、スッキリこれで終わりよ」
犬も仲良くしていたし、これもご縁でしょう。
でも、本当に不思議なことに、今年は20~30代の女性達とお近づきの後半よ。
彼女達へ、「自己の確立を!」て、言い続けてるわ。マスコミに、誰かに操られない
ようにって。「自論」をしっかり持って、内外のスタイルにも自分らしさを見つけて、
「流行なのよ」なんて軽薄な人間になっちゃいけない。
大人の女性に、魅力的な女になって!って。

「考え」に、優劣はない。それを持たない、表現できない事が、恥ずかしい事なのよって。
長く生きてきた私達のすべきことは、こういうことなのよ。金勘定でもないし、社会保障
のあるやなしや、なんかを案じる事なんかじゃあない!後輩達へ、生きることってこういう
ことなのよ、って教えてあげる事。日本人1億3千万分の1の意見・考えなんだけど、それぞれが。
でも、だからこそ貴重だと、私は思うのよ。

それが出来たら、外国人、特に白人に尻込みなんかしないようになるわ。
そして、もう少し歴史と文化を掘り返しましょう、って。採点されるお勉強なんかじゃないから、
楽しめて、誇りが持てるかもしれない。又、そうじゃなきゃいけないのよ、ってね。

出来上がったお料理は、なんて命名しようかしら?ご飯にかけていただきます。
美味しかったわ~~~! これでまた新しいお料理が、リストに加わったわ。
つぎは、昆布とマグロのおだしで、「和」のお料理に挑戦!
これが一番、気も手も抜けそうにない。やっぱり、和食の繊細さは、たまらないわね。

2人のニューフェイス登場!

2004-11-04 23:11:01 | Weblog
        ◎ 本日のキャスト

   マッキニィ・・・韓米ハーフアメリカ人宣教師、英会話入門クラス担当
   ノゲイラ ・・・ブラジル人宣教師、英会話入門クラス担当
   クリスチャンセン・・・カナダ人宣教師、後半ゲーム担当
   ランguストン・・・アメリカ人宣教師、  同 上  
   大和ノブコ・・・「古本屋」女主人、英会話クラスメイト
   六会ミチコ・・・英会話クラスメイト
      他大勢の生徒&宣教師達
   マルコ(保)・・・エスタンシア・プラザ店長
   アンドレーア・・・ マルコの奥さん
      他 従業員

早く家を出て、エスタンシア・プラザで、お遊び。もちろんポルトガル語の。
スペイン語と共通単語もあるのに、マルコをはじめ、エスタンシア・プラザの皆さん
が話すそれは、全然聞き取れないのよ。
そして、参考書を読んでいたら、その本を見て、マルコが
「この本は難しいよ。嫌になっちゃうよ。今度、もっと簡単な本を入れとくから、
それで勉強したらいいよ」ですって。フ~~~。

いらっしゃいました、同期の桜・・・戦友みたいだけど、知り合って日の浅い書店
オーナーの女性。本日お名前を知った、そんな間柄。今後は、ノブコサンで。
そして本日の、もう一人のニューフェイス、ブラジル出身、日本語・英語堪能宣教師。
イエーツの代わりの入門クラス担当。

本日のお題「あなたは何者?」関連事項を吐き出すのよ。名前から始まって、出身、趣味etc.
「質問は?」に、さっそく疑問をぶつけるノブコサン。こうでなくっちゃねえ。
「?」を「?」のままにしちゃあいけない。けれど、よく子どもに言った、
「わからない事は、先生にチャンとお聞きするのよ!」
「でも~~、何を聞いていいんだかわかんないんだよ」
って、状態になっちゃうのよね。
でもね、マッキニィが「何か質問は?」で、うっかり目が合っちゃったら、
なにもなければ「ありません」て、言うわ。わからないときは、何度も何度も、
「もう1回お願いします」ってね。

ノゲイラ宣教師は、日本人と変わらない流暢な日本語をあやつって、こちらが
ポロッとこぼす日本語も、ちゃんと理解できる優秀なブラジル人。
ノブコサンは、20年もブラジルに住んでいらした方なので、ドンドン紹介
しちゃったわ、ノゲイラにも、「エスタンシア・プラザ」の皆さんにもね。

そうそう、昨日あったばかりなのに、ランguストンが、必死に
「お元気でいらっしゃいましたか?」を、ひっかかり、つっかかり言うのよ。
「お元気でしたか?でもいいのよ」って、言ってもね。エライ!
そういえば最近、そんな丁寧な言葉を話す日本人にはお目にかかってないわね。
そういう風に聞かれたら、
「はい、お陰様で元気にしておりました」
って、応えたくなるものよね。やっぱり美しい言葉はいいものねぇ。そして、
たたずまいもシャキッとなるような、「言霊(ことだま)」って、こういうことなのよね。
言葉には力がある、という事。あばずれ語なんかしゃべってたら、外見も中身も
グズグズデレデレに崩れまくって「お行儀?そんなもの知らない」になってしまうのよ。

ミチコサンに「土曜日もいらっしゃる?」って、お聞きしたら
「土曜日は、多分無理だと思います」ですって。 そうよねえ、「毎日が日曜日」の
私のような人間ばかりじゃないのよね。ましてや彼女はお若いのですもの。

ノブコサンの、初日のご感想は、
「ちょっと宗教臭さが気になるけどね。毎週来るようにするわ」
ご紹介はしたけれど、その後は、ご本人が決める事だから、それ以上は何も言わないわ。
教会だから、お祈りや讃美歌があるのは仕方のない事ですものね。

教会に行くまで、かなり時間があったので、セニョール・ダンが、借りている菜園まで
行って、お大根の間引きをしてきたんだけど、セニョールは、間引きが思い切ってでき
ないって。わかるわその気持ち。でも、間隔をチャンとあけないと、結局いい結果は
得られないから、私はドンドン間引いてきちゃったのよ。そして、その、結構大量の
間引き菜を、きれいに洗って、樽に漬け込んだわ。明日になったら、本漬けよ。

ノブコサンと、1日48時間欲しい~~~~!って。
ホントにそう思うのよ、したい事だらけでね。

いただいちゃいました

2004-11-04 00:48:11 | Weblog
       ◎ 本日のキャスト

  マッキニィ・・・韓米ハーフアメリカ人。モルモン教宣教師
  ランguストン・・・アメリカ人、アイダホ州出身。 同上  
  古本屋の店員・・・アルバイト女性
  セニョール・ダン・・・我が夫(つま) 

無料英会話教室のパンフをお届けに、「古本屋」の女主人のところへ、本日は電車に乗って。
「本屋さんへ行って来るわね。車には乗らないわ」
「夕方には帰ってくる? マリリンを風呂に入れたいから」
「ええ、そんなに遅くはならないわ」
NHKテレビ放送「今から出直し英語塾」で、毎日の行動を、日記に書いて、声に出して読む。
その次は、書かないで、言う。それが上達を早める秘訣ですって。
フ~ン、で、まあ、やってみるのもいいかもね。で、ブチブチ独り言よ。
「今、駅に向かって歩いている。右に曲がって、まっすぐ。次は左。自動車がきたわ。etc.」
というような具合で。誰も聞いてるわけじゃないし、まあ、少なくとも、何もしないよりは
いい、ってね。もちろん、電車の中や、公衆の面前ではしないわ。そこまでは少し抵抗が
あるもの。

昔々、松本亨という人がパーソナリティを勤めていた、それこそNHKラジオ「英会話」。
なんともいえないバリトンのい~い声。私は、顔より声にいかれる女だから、ウットリ
聞き惚れてたものなのよ、十代の頃の話。蛇足ながら、セニョール・ダンは、もちろんいい声。
十代の小娘が、結婚相手は声がいい事!なんて決めていたくらい、私にとっては声は重要なのよ。
これまた、活字がなかったら生きていかれない、という従妹もそうだったって言ってたわ。
ええ、その従妹の夫もい~い声よ。
もとい!
その松本亨が言うには、英語についてね。
「まわりの人がどう思おうと、極端に言えば、あいつは気が変なんじゃないか?って、
思われたとしても、声に出さなきゃな~んにもならない。僕はどこででも声に出して、
英語をものにしました」
って、言ってたわね。言葉は、何語であっても声に出さなきゃ意味ないのよね。
「声に出して読みたい日本語」の著者も言ってるじゃない。面白い学者の彼も。
「声に出して初めて言葉は生きる」ってね。
養老孟司も、言ってるわね。「入れる」=知識の吸収、はしても「出す」=表現すること、
が大事って。脳味噌の筋肉運動で、その「出す」が少ないって。

そんなこんなを考えながら、大和駅から、そのお店に向かってたら、あちらから、見覚え
がある2人連れがこちらへ向かってきてるじゃない。
「ハーィ!」「ワォ、元気?」って、マッキニィとランguストン。伝道の帰りにバッタリ。
食事時間あたりだと、すぐ聞くのよ、誰にでも
「ご飯食べた?」
「いいえ。今日は食べられない」
「何か悪いことをして、神様ごめんなさい。ご飯は食べません、からって?」
「違うよ」
「フフフ、イスラムのラマダンみたいな断食?」
なんて、からかって、
「ミスターランguストン、日本と日本人好き?」
「はい、愛してます」
「またあ、上手なんだから。そういうのをお世辞が上手っていうのよ」
「お世辞?」
「たとえば、そんなにきれいじゃない女性に向かって、あなたは美しいって言うようなね」
「わかった。でもお世辞じゃない」
「アメリカ人は心にもない事を平気で言う、ってパックン(今や大活躍タレント。パトリック
・ハーラン。ハーバード大学卒のアメリカ人)が言ってたからねぇ」
と、心の中でつぶやいたりしてね。それでも、
「ありがとう。もっと好きになって欲しいわ」
でも、悲しいけど彼等と同等な意識で渡り合える人がどれほどいるかしら?
教養がなさ過ぎるもの。教育=教養ではない! 母がよく言ってたのよ。高学歴だと尚の事、
教養を身につけなければ、とっても恥ずかしいことなのよ、って。しかり、同感!
うっかり、〇〇大学卒なんて聞くと、
「それで?」
って、思わずいやらしく値踏みしちゃうのよ。大いなる期待を込めて。う~~ん、落胆が
ほとんど。悲しい!
最近も、「私は〇〇大学の国文科を出て、日本語にはうるさいんだから!」って、悪し様に
人を罵ったうら若いお嬢さんとお会いしたんだけど、こういう人のことよ、教育はあっても
教養がない、という人は。教養とは「恥じ入る」ことを身につけている人の事よ。多くの知識
の貯蔵があった上で、心から「まだまだ知らない事だらけの私です」って。
そういう奥ゆかしい人は、尊敬されるわね。ううん、尊敬する人も、そういう心作用ができる
って、ステキな人だと思うのよ。
ランguストンに、
「私の英語とあなたの日本語は同じくらい下手ねぇ。もっと頑張りましょうね!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・
「あのね、なんで14才の少年が、それまでのキリスト教を非難して、モルモンに出会ったのか、
それが知りたいのよ、私は。なぜ14才?なぜ少年?なぜ?だらけよ」
「少年は、純粋です。神が選んだのです」
「フ~ン、だけどモルモンは今までのキリスト教とどう違うの?」
「知りたいですか?」
「ええ、なんでも知りたい女だからねぇ」
「はい、あげます」って、鞄の中からモルモン聖書が。
「だからって、会員にはならないわよ。それでもいただけるの?」
「はい、いいです。読んでください」
「OK!ウチの聖書と比較してみるわ。ありがとう」

私が触れた宗教は、数え切れない(忘れた)ほど。その中の一つになるだけなんだけど。
なにせ、なんにしても集団には属さない、蚊帳の外にいたい女だから私は。
集団の怖さと、危うさを知ってるから、属さないのよ。
でも、なぜ、人は宗教を求めるのか?今、神も仏も死んだのにって思ってる私だから。
でも、次から次へ現れる新興宗教。エホバの証人も、モルモン教も、日本人信者達は、
ちょっと変。・・・って、マッキニィに言っちゃったわ。やっぱり白人コンプレックス? 
それが狙い目なのよね、とは言わなかったけれど。
帰国したイエーツには言ったわ、前に。「世界戦略の一つよね、無料英会話は」
それにしては、「戦術」がお粗末だけど。

「イエーツが、帰っちゃったでしょう。明日は誰が先生になるの?」
「まだ、決まってませんが、ブラジルから、日本語と英語が上手な宣教師が来ました」
「ホント?楽しみに伺うわね。じゃ、明日!」

古本屋の女主人はお出かけで、アルバイトの女性が、せっせと発送準備を。
インターネットのホームページでの売上の方が大きいのですって。
そうそう、「自費出版承ります」って、看板に書いてあったので、
「出版の注文あるの?」
「ええ、ボチボチ。こちらのオーナーも出そうか、なんて言ってますよ」
「色々お書きになる方なの?」
「ブラジルに住んでた、その間の、あちらの風習や出来事なんかを、書きとめようか
なって、言ってましたね」
「ああ、それはいいことね」

フラ~ッと見せてもらって、
「今日は買わない!って、かたく誓って来たのよ。じゃないと、誰か~、私を止めて~!
になっちゃうので。それでもいい?」
なんて、言わずもがなのことを言いながら、ハタと停まった和とじ本。手にとって見たのは
初めて。吸い寄せられちゃったわ。けれどもかなり高額で、おいそれとは手は出ないシロモノ。
大正時代に書かれた古典ものも。 もう、ダメ! 早く帰らなきゃ!後ろ髪引かれながら帰って
きて、シーズー犬の入浴の手伝い。今日もまた、中身の濃い1日だったわ。幸せ~。
手ぶらで帰ってきた?ハイ、1冊買っちゃいました、なんてこともない本を。フ~~ククク。

   ☆ 本日の言葉・・・「声に出して読みたい日本語」齋藤孝著
       

中米物語⑤・・・セニョリータ:著 私:訳

2004-11-03 22:50:21 | Weblog
オラ、元気?
まだ虫刺されがかなりで、煩わしいけど元気よ。
今じゃ、もうどこだって行っちゃうくらいにね。まあ、相変わらず虫には刺されてはいるけど。
でも、日々小さくはあっても、新しい出会いがあるのよ。
そして、グアテマラでの家族。そこのお母さんが、虫刺されで辛い私のために、お塩が入った、
熱~いお風呂なんかも用意してくれたり、この上ない優しさに包まれているわ。

最近の私の生活は、落ち着いたものよ。

先週末は、前にケイコサンにお勧めした「チチカステナンゴ」迄、旅行してきたのよ。
毎日曜日、そこでは大きな市が立って、手作りの品々が、いっぱい、所狭しと並んでるわ。
でも、売り子の言う値段は、最初は高~く、ふっかけてくる。常套手段よね。
でも又これも、交渉次第で安くなるから、交渉術は必要よ!

そう、そして昨日今日は、聖なる日(死者の日)なのよ。こちらでの家族と、墓地へ行ったわ。
その日は、どこの家族も、自分ちのお墓を、多くのお花で飾るのよ。それがこちらの風習。
そして、その日は、特別料理が出されるのよ。その名前が凄いんだから。
冷えた料理で、その名も「死者」。
様々なお野菜の上に、お肉・チーズ・玉ねぎ・ビーツ(砂糖大根)がたっぷりと盛られて。
はい、もちろんいっぱ~い戴きました。
翌朝、どうなったと思う?尾篭なお話なんだけど、やっぱりお教えしちゃうわね。
赤いオシッコとウンチが出たのよ!
 アラッ、もう授業が始まる時間になったわ。お元気でね!     Chau !

<あとがき>
 虫刺されで苦しんでるセニョリータを案じていたところへ、メール。
 メキシコでもそうだったけれど、グアテマラでも、優しい一家に可愛がってもらってる
 彼女。彼女の徳がそうさせるのでしょう。よかった、よかった。
 日本の「お盆」にあたる行事に、去年はメキシコ版、今年はグアテマラ版に遭遇ね。
 メキシコでは、お砂糖で作ったしゃれこーべなんかをお墓に飾るってお話だったけど、
 グアテマラでは花々って、日本と変わらないじゃない?けれど、「死者」って言う、
 お料理が凄いわね。私の訳が変なんじゃない、って? いいえ、彼女が書いた単語が
 間違ってなければね。でも、ピッタリって表現ではあるわね。
            では又、彼女のメールを楽しみに待ちましょう。

はじらい・・・瀕死の重傷

2004-11-02 23:44:41 | Weblog
    ◎ 本日のキャスト

 スサーナ・・・スペイン語の先生。(スペイン語検定1級保持者)  
 ケイコサン・・・スペイン語クラスメイト
   私     

2週間ぶりのスペイン語レッスン。いつものように、生徒は2人。(幸せな私達)
可愛いのよねぇ、スサーナ先生は。最近の女の子達に爪の垢でも煎じて飲ませたい位、
「はじらい」のなんたるかをご存知の、元、アルゼンチン生まれの日系2世。帰化して
内外ともに日本人よ。その彼女が、日本の女の子達の行く末を、とっても案じてるのよ。

家田荘子:著「イエロー・キャブ」あれは、海外に出かけた日本人女性達の、娼婦まがいの
行動を書いていて、それが事実としたら、悲しいルポ。そう思った本。
けれども、最近の女の子達は、戦後の「パンパン」達、否、彼女たちは、生きていかなければ
ならなかった結果の、苦渋の選択。そこが大きく違うけれど、イエローキャブみたいよ。

ゴロツキ言葉を遣い、肌もあらわに、立ち食い。これらは全てファッションと見る脳足りン。
少ない外国人男性友人達が、・・・・・くやし~~~い!・・・言うのよ。
「日本の女の子を落とすのなんか、わけはない!」って。
世の、親達は何をしてきたの!?
「養育」しなきゃいけないのよ。それを「養」はしても「育」はしてこなかったから、この
惨憺たる有り様になって、学校の先生達もよ。
あなた達が、「マルクス」じゃ、「レーニン」だなんだ、かんだ言って、魂を売り飛ばし、
給料と恩給だけはシッカリ確保し、「教育」をおろそかにしてきた結果が、この有り様なのよ!
教育課程を受けるくらいだから、当然「国語」位、軽くマスターしてるはずよね?
「丁寧語」「謙譲語」「尊敬語」くらいは、文法としての話ではなく、日常お茶の子さいさい
で、遣いこなせて実践してる、よね!!
ああ、給料泥棒なのかしら?そうでなければ、このすさまじい言葉の乱れようを、放置してる
はずはないものねぇ。教育者として! でも、ただの技術屋? だったのかしら?そうだったわね、
「聖職」なんかじゃない!一労働者だって、宣言しちゃってたものねぇ。
まさに、「先生と呼ばれるほどのバカじゃない」のあなた達。 
ふ~ん、そうだったのねえ。それにしては、色~んな名目で、国民の血税からお金をむしりとって
るわね。ああ、もうひとつ、こんな言葉があったわ。ご存知かしら?
「教育者に教育ナシ」って、言葉。 つくづく、しみじみ、そうだったことを目の当たりに見させ
てもらった、このウン十年。「恥」について、もう一度沈思黙考する必要があるわね。「うつ病」
なんかに罹ってる場合じゃないのよ!

そして、24~5才も過ぎて、責任転嫁をする。自己鍛錬をおろそかにしてきた、大人になりきれ
ない、マスコミ信者のお嬢さんたちと、親御さん。誰もあなたの人生の責任なんかとらない事を、
知らなければいけません。

ケイコサンが、つい最近耳にした言葉。お嬢ちゃん3人を引き連れてのお買い物の30代とおぼしき
女性。よく見かける親子連れ。上は12~3才から下は4~5才位までのお子さん達。そのお嬢ちゃ
ん達へ向かって吐いたその女性の言葉が、
「ソーセージ食う?」
ごくごく普通の女の人ですって。
「レイコサン、どうしましょう。食べるという標準語が食うになってしまったら」
「私も例の英会話教室のお嬢さん達と仲良くなってきてるんだけど、その中の一人が、お友達へ
まさにそれ!『夕飯を食ってきたから』って、私の横で言ったのよ。食事中の、手にしてたフォーク
を落としそうになったわ。ねえ、大人達はなにをしてきたの?
もう、こうなったら、親の言う事も聞かない状態でしょうから、というより、親が子どもに
擦り寄ってるという、天地が逆さま状態ですもの。言えることは、死ぬほど本を読みなさい!よね」
「ええ、知り合う人間には、限界がありますものね。色んな考え、生きかたがあることを知るのには
本ですよねえ」

ケイコサンと私の共通項は「読書」。
それが、どれほど人間形成に影響したか、お互いに体得するものがあるって、わかってるのよ。
別れがたい(笑)車内オシャベリも、本日は短め。最後に「もう1ヶ国語増やさない?」でした。

   ☆ 本日の言葉・・・「イエローキャブ」タクシーの事・・・誰でも乗せる
             「丁寧語」「謙譲語」「尊敬語」
             「先生と呼ばれるほどのバカじゃなし」
             「教育者に教育ナシ」
     多くの人々の魂を吸い取った人物・・・「マルクス」「レーニン」 

快楽の追求!誰が?

2004-11-01 19:02:43 | Weblog
 時々、ケイコサンは、携帯電話を不携帯でお出掛け。
今回は、充電したまま、だったのですって。
人の事は言えないわ。 私もバッグを替えて、その中で「007のテーマ」が
鳴ってる事なんかしょっちゅうですもの。
「007」は、やっぱりショーン・コネリーだわねぇ。
「ドクターノウ」=「007は殺しの番号」だったわよね。それで華々しく
銀幕(オ~、レトロ!)に登場よ。
「ロシアより愛をこめて」のタチアナは、可愛かったわね。首に巻いたビロード
(オ~、再びレトロ!)のチョーカーが、効果的だったわ。音楽もよかったわねぇ。

なんて、昔を語っちゃあおしまいよ。アッこれもどこかで聞いた事がある台詞。
そう、寅さんが、よく言ったわね。
「オイチャン、それを言っちゃあおしまいよ!」ってね。

ケイコサンとは、ほとんどメールでやり取りなんだけれど、昨夜はちょっと面倒に
なって、お電話よ。
メールの内容が、鎌倉の「長谷寺」の観音様、「円応寺」の閻魔様が好き。
モルモン教は不思議。そして そのあとがいいのよね。残りの人生は「快楽の追求」のみ!
こんなこと言えるセニョーラがいる? こういうケイコサンが好きなのよ。
それについて、ちょっとメールを、と思ったんだけど、お電話に。

それで、お出掛けって、どちらに?
フリ(?)マーケット。エッ?フリンマーケット?もう、フリーマーケットよ!
だって、「快楽の追求」なんて言うから、もう早速実施なのかと思っちゃったじゃない。
浅はかな私の思いつきそうなこと。
快楽は、人それぞれで違うものなのにねぇ。
でも、そんな夜の会話だったものだから、フフフ・・・、フリンの夢なんか見ちゃったわ。
こんなのは、長~い人生で、初めての経験よ。エッ、夢の中の出来事の話。
相手? これが悲しい。な~んにも覚えちゃいない。ただ、フリンの夢だった、だけ!
それなのに、ちょっと罪の意識なんか、かすめて。純情,タブーという言葉が生きていた頃の、
昭和生まれの女です。

牛骨・豚骨・鶏骨(スープの素)

2004-11-01 00:43:41 | Weblog
我が家の一番大きなお鍋にたっぷりお水を入れて、その中に、
「牛・豚・鶏」の骨をドッドーンといれて火にかける。
初めからとろ火(極小火)で、一昼夜。骨が踊らないように、静かに静かに、ね。
静か~~に、フツフツと、エキスがしみ出すのを、気長に待つのよ。前の晩から煮出
して、翌朝、固まった脂分をしっかり取り除く。
フフフ・・、お待ちかねコラーゲンが充分お湯の中に溶け出し、ありったけのエキス
もお湯の中。ジャッジャ~ン!こってりスープの出来上がり~~~!!!
い~い世の中でしょう。晒しを用意するまでもなく、ダシ袋なんて便利なものがある
ので、それをざるの中に敷き、別鍋に置いて、冷めたスープを流し込む。ここで又残
っていた脂をしっかりキャッチするから、脂肪分は、殆どない、スープストックの完成。
カップ1杯分の量を、ビニール袋にいくつか作って、そのまま冷凍庫へ。
ブーケガルニ(香味野菜の束)を加えれば、西洋料理のベースに。
そのまま使えば、中華、朝鮮料理のベースに。かなりコッテリのものだから、薄めて
使うのよ。重宝この上ないものだから、月1回は作っておきたいものだわね。

鶏の骨、特に頚骨などは、もうボロボロになるので、両手でほぐして、我が家の猫の餌
に少しずつ混ぜるのよ。
豚の、軟骨がボロッとはずれた骨を、しっかり太陽光線で乾かして、フフ・フ・フ食べ
るのよ。誰が? もちろん私、な~んてことはありません。 我が家のこれまたイヌ
(シーズー♀)のおしゃぶり(おかじり・・こんな単語あったかしら?)に。

もう、生まれて初めての大きな大きな、食べられるオモチャに彼女は狂喜乱舞(?)。
一日中、ハウスの中で嬉し~い格闘。挙句、疲れ果ててその日の夕飯は、「いらな~い
!」で、翌朝までぐっすりおやすみ、のありさま。

「犬猫は、同じ餌でも飽きないらしいよ」と、セニョール・ダンはのたまうけれど、
どう考えても、それは、ペットフードメーカーの都合のいい台詞としか思えないのよ私
には。まあ、毎日飽きずにマグロを肴に晩酌をする、セニョールからしたら、しかりご
もっとも なのでしょうけれど、毎日違うものを食べたい私からすれば、「そうおう?」

それで、せめてもの私の気持ちで、イヌの餌には、そのスープが、大さじ1杯加わる事に。
今までは、ほ~んと仕方なく、ムラな食べ方だったけれど、スープの入った餌は、あっと
いう間に「御馳走様」状態。ネ、やっぱりイヌだって自然なものがいいという事なのよ。

牛の骨は?  そう、扱いあぐねてるのよ。
前のお宅の柴犬「コジロウ」がいたら、あげる(自分のペットには・・やる、あるいは与
えるです)んだけど、齢(よわい)16才で、先日身罷っちゃったし、ご近所の犬達も、
揃いもそろって、老犬ばかり。もう、お散歩もままならないような状態で、歯なんかも抜
けて、私達の行く末の姿のようになってるからねぇ。
豚の骨で、嬉しい悲鳴だったから、その倍以上ある牛の骨を与えたら、狂喜乱舞を通り越
して、途方にくれるかも知れないわ、シーズー犬としては。茫然自失になってるイヌなん
て、想像もつかないけれど。

たっぷりのお湯で、とろ火。そのまま外出は、もっての外だけど、おうちの中にいるのな
ら、焦げ付く心配もなく、素晴らしいスープの元ができるなんて、贅沢という事は、こう
いうことです。その間に家事、読書、手芸等など、なんでもできるわ。テレビは消して。
テレビの奴隷にはならないで、ラジオでFM放送など聞きながら。やかましいコマーシャル
から解放されるって、気持ちのいいものよ。
それで作った「カレー」も「シチュー」も、いつもとは味の違う絶品になるはず。
中華料理も、ラクラク挑戦。 

愚息(その1)が言うには「世界で味覚のセンサーの数が一番多いのは日本人で12。次が
中国人で11個。」だそうです。
昆布やカツオのだしなんかは、まさに微妙な、舌のするどい日本人なればこそが使うそれね。
昔々、「味の素」がイタリアに進出して、あえなく撤退という記事を読んだことを思い出して、
前世はイタリア人だったと言う(その1)に言ったところ、日本人の味覚は云々話になったの。

少なくとも、10歳までは、ファーストフーズは禁止! 世界一の舌が泣きます、犯されて。

そうそう、インスタントラーメンのお湯に自家製スープを使えば、・・・ネ、妙案でしょう?
やっぱり作りましょう、我が家のスープの素を。
※最初は強火、あとはとろ火で作ると、透明度は増すわ。火加減の調節をうっかり忘れると
 いけないので、私は初めからとろ火。