朝日新聞 2011年5月21日 27面より引用
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「斎王の様子、知る手掛かりに」
見つかったのは、9世紀中ごろから10
世紀始めにかけて、唐王朝の時代に作
られたとみられる陶磁器製の枕の一部
と、8世紀中ごろに奈良の平城京周辺
で作られた可能性がある羊の形をした
硯。県が進める歴史公園整備事業に先
立つ発掘調査で2008年8~10月にかけて
見つかり、これまでに出土した唐枕や
硯などをもとに、同館が復元した。(略)
三重大の山中章教授(歴史考古学)は
「伊勢神宮に仕えるために都から赴いた
斎王の誰かが持参したのだろう。当時の
斎王の様子を知る手掛かりになるかもし
れない貴重な資料だ」と評価している。
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▼手の大きさからするとそんなに大きな
ものでもなさそうです。玩具のようなも
のでしょうか。しかしとても色鮮やかで
すね。枕の方は龍か虎が寝そべったよう
な形をしています。実用ではなくて何か
の儀式に使われたものでしょうか。それ
にしてもわずかな破片でよくあそこまで
復元できるものですね。
こめぞう