外山滋比古著 筑摩書房 P88より引用
ISBN978-4-480-84290-9 1200円+税
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空腹時頭はフル回転
朝いちばんに考え、頭を使う
忘却が夜の間に起こることはどうやら
たしかである。忘却が頭をはたらきや
すいように、きれいに整理してくれて
いるのだとすれば、一夜明けた朝、頭
がものを考えるのにもっとも適した状
態になっているのはむしろ当然である。
昔から、それに気づいていて人は少な
くなかったと想像される。イギリスの
詩人、ウイリアム・ブレイクにこうい
う詩がある。
朝、かんがえ(Think in the morning)
ひるは、はたらき(Act in the noon)
夕がたに食し(Eat in the evening)
夜は眠れ(Sleep in night)
つまり、朝いちばんに考えよ、頭を使え、
というのである。
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▼どうも朝の空腹時に物事を考えるのが
一番いいようです。我が家でも思い悩ん
だときは明朝、明日にしよう。とよく言
っているのですが、夜はどうしても悲観
的に物事を考えてしまいがちです。明る
い朝あるいは昼にに考えた方が良い結論
になる。
夜は素直に寝た方が健康にはいいようで
す。
ところで午後の講演会が非常に眠いのは
胃に血液が回って、頭の中が空っぽにな
るせいでしょうか。
朝がよわい私は考える時間をなくしてい
るようです。
こめぞう