冬野菜とは言い難いが冬場でも栽培可能なのが「キャベツ」であろう。このキャベツ、実は笑うに笑えぬ話が存在する。告白するのも控えたいが、同病の方がおられると悲劇も生じるかと思うので。これまで子狸が遭遇してきたキャベツは全て球形、つまり丸こい形状であった。従ってキャベツはすべて球形だと信じ切っていたのだ。それが球形以外のキャベツが存在するとは・・・・・・・・青天霹靂の思いだった。
画像でもお解りかと思うが、子狸のキャベツは球形では無い。いつまでたっても巻かないなあ・・・・そんな思いで眺めていると遠距離通勤組の「草刈り名人」氏のご登場。立派なキャベツやな、1個頂戴との申し出。あげたいが未だ巻いてないのや、との会話の中で驚愕の事実が判明する。何と現状で完成形との話、信じられなかった。これまでの子狸の生活の中で遭遇するチャンスが無かっただけで、世間には普通に存在するキャベツだそうな。年数が長いだけで人生経験が乏しい生活を送ってきたようだ。
キャベツ栽培は種蒔きから始めるケースもあるが、子狸の場合「パック苗」を購入する事例が多い。10個~12個に小分けされたポリ容器に種蒔きし幼苗に育てたケースだ。今回もそうした事例で、品種などは記載してあったかとは思うが忘失していた。今日の今日まで丸こいキャベツがなかなか見られ無い・・・・・と嘆いていたのに。それにしても「草刈り名人」氏との遭遇が無かったら・・・・・・と思うと空恐ろしい。
何とも恥さらしな話だが、事実なので致し方無い。それにしても世間は広い。知らない世界が無限大に広がっているようで、たかだか野菜栽培の分野だけでも斯くの如し。素直に疑問を持ち続けるべきであろうな・・・・・・と思う。無論、件のキャベツは謹んで提供させてもらった。喜んで自分の持ち場へと帰る「草刈り名人」氏に感謝、視野を広げてくれて有り難う。