木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

ロウバイが咲く

2023年01月21日 05時23分17秒 | 耕作放棄地

冬場は色彩感が乏しい、全体にくすんだ印象でモノクロに近いのか、何とも鬱陶しいような雰囲気だ。北国の方には恐縮だが、冬場は避けたいシーズンなのが正直なところ、従って色彩あふれる花々に出会うと何とも心豊かになってくる。何処かで遭遇しないかと期待しながら運転する。路傍で真っ黄色の樹木に出会った。「ロウバイ」だ。スイセンと並んで冬場の代表的な花であろう。思わず車を止め、撮影モードに変換。バックの青空に映えるロウバイが何とも印象的、思わずシャッターを切る。付近の民家の方が植えこまれたものか、よく手入れが為されているようだ。背丈はそう大きくは無い。樹高が2メートル位だろうか。

あれこれ説明するよりも画像でご紹介した方が早いだろう。青空とロウバイとのコントラストをお楽しみ下さい。撮影技術が今一なので豊かな表現とは言い難いが、雰囲気は掴めるかも知れませんね。ロウバイは中国原産の落葉広葉樹で何でも江戸時代に渡来してきたそうな。ロウバイと良く間違うのが「マンサク」だ。じっくり見つめると違いが解るのだが、最初は良く混乱した。マンサクがリボン状の細めの花に対し、ロウバイは丸形の花を咲かせる。時期的にはロウバイの方が少し早い開花かな。

ロウバイの根元にはスイセンが開花していた。恐らくだがスイセンも同じ方が植え込まれたものだろう。庭先では無く路傍であるから、観光乃至は通行される人々への「おもてなし」なのかも知れない。さりげない配慮に村人の暖かい気持ちが伝わってくる。農村社会特有の現象かも知れない・・・・・そう考えると、伝統的な旧村社会が何とも先端的にも思えてくる。

閉鎖的だ、古くさい、呪縛が多い・・・・・等々、余り良い評価を受けにくい農村社会だが、少し視点を変えると違った風景が見えてくる。要は訪問者の見方次第なのかも知れない。肌寒くて心も冷えがちだが、ロウバイの花々を眺めることで多少は暖かくなりそうだ。次はマンサクの花を探し回りますか。

 

 

 

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