留意している事がある。「雑草の森」を作らないことだ。雑草の森と言えば、聞き慣れない言葉だろうが、こんもりとした雑草の固まり地帯のことだ。当地は野ウサギの宝庫、習性についてはご存じかと思うが、天敵が非常に多い。従って身を隠しながらの行動が常態で、とりわけ雑草の藪を好んで利用する。草丈30センチ程度あれば、連中の防禦陣となってくれるからだ。草丈30センチ程度の藪をうまく活用し、藪から藪へと身を隠しながら移動する、その様はまるで忍者の如し。
目撃する事例でも、暫くすると見失うことが屡々だ。薮に同化して隠れてしまうからだ。しかも逃げ足の速いこと、天は各位に某かの才能を与えてくれてるようで、野ウサギの特技は逃げ足の速さにあるようだ。
注意して「雑草の森」を作らないようにしているが、十分な対応は困難だ。耕地の「草刈り」や「草抜き」に追われ、雑草の森を放置せざるを得ない場合もしばしば。画像をご覧戴きたいが、草丈数十センチの雑草の森が彼方此方に。こうした場所が野ウサギの移動陣地となってくる。例の百姓候補生氏も解っているようで、対策を始めた模様。要は刈り取って終えば済むこと、特別な対策では無い。刈り取って、見通しの良い広場とすることだ。隠れ場所が無かったら自ずと行動は制限される、野ウサギ被害も少なくなるというものだ。
長老と大御所が「黒豆栽培」を始めている。黒豆は野ウサギの大好物、危険を冒しても接近し収奪に励むようになってくる。雑草の森が残っていると敵を助けるようなもの、自ら隠れ場所を提供して襲撃して下さいと語ってるようなものだ。黒豆回りの森から片付けることにした。全部は困難だが、せめて黒豆の周囲だけでも見通しの良い平原としよう。
野ウサギは愛らしい動物だが、食害は激しいものだ。栽培している黒豆など、一晩か二晩あれば壊滅してしまう。なかなか器用で、上手く実だけを識別して襲撃するようだ。哀れにも食害されて丈夫な茎だけが残るハメに。長老も大御所も地団駄踏んだ事例が何度続いたことか。それでも諦めないのが彼らの強み、何としても黒豆でビールを一杯といきたいらしい.今年の可能性は如何に、野ウサギとの熾烈な戦いは既に始まっている。
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