折々に降雨があるとはいえ、大半は晴れている。その青空が余りにも綺麗な事もあり、本日は空の撮影をしてみた。本来なら農園に寝転んで空を見上げて・・・・・・といきたいところだが、生憎と地面は濡れている。雨上がりという事もあってか、空には塵埃もないようで、美し過ぎるほどの青空だ。まだまだ暑いとはいえ、どことなく涼しげな雰囲気が漂うのは気のせいだろうか。青空を見上げていると、小さなトンボたちが群れを成している。「アキアカネ」のようだ。暑さにもかかわらず、彼らはキチンと季節の変化を読み取っているようだ。夏の間、金剛山の山頂付近へと避暑に出かけていた彼らも、季節の変化と共に里へと下りて来た模様。空を撮影していたら、偶然にもその一匹が画面に映り込んでいた。ご存じかと思うがアキアカネの撮影はかなり困難だ。空中を群れ飛ぶのはしばしば目撃するが、画像には捉えにくい。他のトンボと異なって枝先等に留まることも少ない。群れ自体は小さすぎて、速すぎて、捕まえにくい。難解な相手なのだ。
アキアカネは通常「赤とんぼ」と呼ばれ、童謡等でもお馴染みである。我が国原産のトンボのようで、沖縄以外では各地で見られるようだ。大きさは4~6センチ程度、平地や低地の田圃等で成長し、上述のように夏は山の上で過ごし初秋に里へと下りてくる。秋に恋人を見つけて田圃等の水たまりに産卵し生涯を終えるようだ。今から恋のシーズンが始まるのだろう。既に農園の上空ではアキアカネの飛翔が始まっている。稲穂の上を飛び交う様はお見事で、見応えのある光景だ。それと共に、秋の到来を実感させてくれる貴重な風物詩、日本の農村からは切り離せない存在だろう。
アキアカネの到来と共に農作業も変化していく。夏野菜の撤去と共に冬野菜の種蒔きに入らねばならないのだが、進捗は今一歩。遅々として進まないのが現実だ。子狸の場合は刈払機の修理に追われていることも要因だろう。涼しくなってくれれば作業も捗るもの、暑さ寒さに弱い人間の大きな弱点だろうか、それとも季節のせいにすり替えてる怠け者だろうか。
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