木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

ご神木の見学

2024年02月12日 05時25分06秒 | 余話

農園から左程遠くない位置に「観心寺」という古刹が存在する。高野山真言宗のお寺さんだが、何よりも特筆すべき所は彼の楠公(楠木正成)さんが通われた学問所という点である。当時のお寺は学問の最高学府、今日の大学みたいな位置づけであったのだろう。居住地とも言われる、「道の駅千早赤阪」の地から馬に乗って通学されたとか。通学路の跡はクスノキが植え込まれた巨木群となっている。クスノキを眺めながら観心寺へと走ってみよう。

かっての子狸は巨木巡りも趣味の一つで、彼方此方を訪ね歩いていた。持病持ちの身になってからは遠出を控え、近場の彷徨いでお茶を濁している。本日は久方ぶりに観心寺のご神木を訪ねて見ようかなと。観心寺のご神木は杉の樹で本堂の前にそびえ立っている。表示が無いので詳細は不明だが、幹周りが恐らく4~5メートル位、樹高も目測だが数十メートルはあるようだ。

チケットを購入し山門から入場すると石段状の坂道となる。真正面が本堂で、其処の左手前が巨木の所在地だ。メインストリートとも言える場所なので、イヤでも目に付いてくる。詳しくは画像でご確認下さい。スギの巨木は玉垣で囲われ、ご神木としての取り扱いが一目瞭然だ。樹齢は不明だが数百年は優に経過しているものと思われる。寺の歴史を鑑みると、数百年の経過も不思議では無かろう。観心寺は近在でも著名な古刹、多くの信者の方々によって見守られて来たのだろう。

杉の樹がご神木となる事例は少なく無い。近場で著名な場所は、まずもって金剛山だ。神仏混淆だがお寺である「転法輪寺」のご神木として広場の端に聳えている。登るのが面倒な方には、天見地区の「流谷八幡神社」と「蟹井神社」にもスギの巨木が存在するのでお訪あれ。何れも観心寺のご神木にひけを取らない巨木であります。

杉の樹に抵抗感がある方は、「長野神社」と「岩湧寺」とがお勧め、樹種は訪ねられた後のお楽しみかと。以上、お勧めしたのは大半が河内長野市内です。巨木の存在は地域的な片寄りが見られますが、こればかりはご容赦を。難波あたりで聞き込むと、大阪で僻地はとの質問に河内長野市と答える事例も少なくないとか何とか。

 

 

 

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