季節は大寒期の直前とは言え、寒波の激しいこと。暖冬かと言われた当地でも、等々最低気温が0度を下回った。原稿を書くために渋々ベッドを這い出すも何とも寒い。ストーブ全開だ。余談はさておき、冬場とも為ると色気の無い事。モノクロの世界で何とも寒々しい。こうした時期に色鮮やかな花々があればと期待するのだが、花の世界も冬眠期の模様だ。かろうじて目立つのはパンジーぐらいだろうか。我が家の門柱周りも寂しげで、微かに緑の小世界が広がる程度、春の到来が待ち遠しい。
そうした中で偶然にも「ロウバイ」が咲き誇っているのを発見した。ご存じだろうが、全体が黄色一色の低木樹である。鮮やかとは言い難いが、上述のように色気の無い世界では何とも有り難い。しかも色彩が暖色系の黄色である。黄色は好みではないが、人を暖かくする作用があるようで、何かしらホッと一息付けるようだ。冷たい風が吹きまくる中で束の間の暖かさ、作業へのエネルギー注入源なのかも知れない。
路傍にポツンと育ってるロウバイ、恐らくだが近在の民家の方が植え込まれた物であろう。野生の樹木には見えない。個人宅では無いので、通行する人々の気持ちを慮っての配慮なのかも。ロウバイと言えば農園の中にも小さな若木が存在する。こちらは地主殿が植え込まれた物、畑の隅なので野菜栽培には支障は無いが、一寸場所的に日照不足な位置のようだ。樹木も野菜も、日照・通風・水気、の三者が入用なのだが残念だ。それでも健気に咲いてくれるから有り難い。
黄色の世界に対して白の世界がスイセンの花々、村中にもスイセン畑があって観光名所にも為っている。早い時には年末から開花してるが、今年は未だ未訪問だ。品種はニホンスイセンで、同じく黄色のラッパスイセンに比べ色合いは見劣りするようだ。花そのものが悪いわけでは無い。寒気の中で暖かさを求めるが故の条件負けであろう。スイセン郷としては越前海岸や淡路島が有名だが、村のスイセン畑も早々ひけは取らないだろう。一度ご訪問あれ。
さてロウバイで少しホッとして作業の開始、現場では既に例の「百姓候補生」氏がスコップ片手に奮闘中だ。何かの絵本で読んだ(かと思う)言葉、良い子は風の子元気な子、今日も作業に邁進だ・・・・・。
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