鉄道模型工作記録帳

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夕張鹿鳴館の鉄道模型修繕記録1

2014-04-14 22:54:34 | HO製作のあれこれ


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本日、夕張方面よりお呼ばれしまして。

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こちらの施設。

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大正2年建築の北炭鹿の谷倶楽部を改装した「夕張鹿鳴館」様です。

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こちらのナイトバーで使っている古い鉄道模型が動かなくなったのでメンテナンスをしてほしいという
ご依頼でした。

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早速調査。
カツミのEF64 不動。
安達の初代C55 不動。
鉄道模型社のEF61 不動。

以上、全部不動。

全部不動。

まずカツミをばらします。
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・台車ネジすっ飛んで紛失済み
・絶縁材一切すっ飛んで紛失済み
・モーターブラシ損傷
・配線ハンダ尽く腐食で損傷。
・連結器スットンで紛失。
・ヘッドライト不点灯。

以上、見た目よりはるかに重症。

台車が一個ぶらりと落下します。

モーターとインサイドギアのアタリを全部とり直して、台車ネジも補充して、台車磨いて、ブラシをお客さんから頂いた中古モーターと交換して補充。
配線ハンダ全部やり直し。
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絶縁ブッシュはある取引先よりソコソコもらっていたものを使用。
ビッタリ。

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配線は全部付け直し。
ダイオードが何故か破裂していたので「とりあえず」直結をこの後して、両点灯ですが修繕。

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同じく中古品の謎の樹脂連結器を宛てがって、4時間も掛かって完成。
気持よく走るようになりました。

車体は然程悪くないのでこのままで。
塗装し直すことは必要なさそう。

まずは一台納品!


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次。
鉄道模型社のEF61
既に40年選手と思われます。
いまや廃業した伝説的模型メーカー「鉄道模型社」の製品です。
他社製品がある以上、変な価値はありませんが「鉄道模型社」というだけで変なワクワク感がワキます。

・台車ネジ欠落。
・なんか全体的に歪み。
・通電ショート。
・ヘッドライト塗りつぶされ済み。
・とにかく動かない。

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通電してもビクともしません。

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内部は配線取れまくり。
セレンがあるから、ヘッドライトが本来点いていたのでしょう。

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動くわけがない。
配線切れているもの・・・。

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モーターは回ったけど、ノッキング&異音&異臭。
多分治るけど・・・・。

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台車がショートしています。
なおかつ、車軸から分離していて、動力軸なのに空転します。
だめぽです。

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ばらしました。

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全部研磨します。

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全て研磨します。

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セレンはどうにもならないので撤去します。

しかもヘッドライト配線一切ないし。
消え失せているし。

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何故かT側台車の方にウェイトが有ります。
無駄な死重ですね。ただ、製品がコレの様子です。
改良候補部分です。

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台車を組みましたが、ネジを緩めて台車ステアする構造です。
段ネジではありません。
これでは落下して失せるのも納得です。
ここも改良点。
「詳しくないユーザーさんが長く動かせるように」するのが、今回やっておくべきことと認識しています。

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仮組みしておかしいと思った。
さすが鉄道模型社。
「半端に超斜めにドライバー入れないと、ネジが回せない」
変な設計!
おかしな設計!

でもショウガナイ。

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ネジ止め材を入れることも検討しよう。
緩んだら、オーナーさんが治せない。

実はここで時間切れ。
というのと、部品があまりにも紛失が進んでいるので店に帰って修理を決断。


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ヘッドライトが塗りつぶされています・・・・・。
修繕項目。

カクテルお酒を飲みながら、眺める志向の場所なので、キラリとヘッドライトが付いたほうが良いでしょう。

レストアですが蒸気機関車に比べれば・・・・

来週、納品と次の打ち合わせに叉行きます。




D50を修復できるかどうかわからない。5

2014-03-30 19:20:44 | HO製作のあれこれ
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ランボードの下に抱えられるエアタンクの復旧です。
ハンダで直接付けられていたため、外してもコッテリとハンダがありました。

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バーナーでカンカンに熱くして、はんだを吸い取ります。

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吸い取ります。

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3×2mmのアングルをカットします。

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カットしたアングルと磨いたエアタンク。

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1mmの穴を開けます。
さたに1mm程度の深さで1.4mmの穴を掘ります。

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アングルをはんだします。
台座をこれにするといいと思いました。

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真ん中の穴はドレンコックにするつもりでしたが、このタンクはひょっとしてバンドの外にあるタイプかもしれません。
下手なボイラ知識で真ん中に開けてしまいました。

普通真ん中だと思ったんだけどなぁ・・・

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太めの1.0mmユニオンでタンク配管台座を表現してみます。


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こんな感じに、ユニオンが噛んでいますが、どちらかと言うとその根本のイメージ。
蒸気機関車パーツはこれら全て出ていますが、そこまでやらずに、イメージでまとめます。
配管の「いろは」をある程度知っていると、エラいことまで気になってしまうので、そこそこにしておきます。
ユニオンや、管繋ぎ関係の配管具はそれこそ全部やるわけには行きません・・・・。
しんどすぎます。


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反対側はこのようにまた配管具が異なります。
これも全部、エコーモデルなどから出ています。
トンデモナイ点数の部品が必要になるので、ある程度の表現に留めることにします。

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こんな感じ。

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0.9mmの配管を挿すとこうなります。
もう一弾細いイメージかもしれませんので、その時は細密パイプで細めればよいかと。
少なくも根本はこれくらい太くしっかりしたユニオンでよろしいでしょう。

HOはしっかりした組み立ての他に、こういったNでは考えもしていなかった部分も「工作できる」といえば聞こえがいいかもしれません。

あと、蒸気機関車は初施工ですが、下手に蒸気管関係の鉄道ではない知識が若干あると、気になってしまうものです。


D50を修復できるかどうかわからない。4

2014-03-28 00:18:58 | HO製作のあれこれ
お客さんの前で作っているモデル。

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営業中のみ作っているモデルです。
今日はたくさんお客さんが来て頂けたので、大して進んでいません。
進んでいるということは暇だということです。

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今日は、
・安達製作所給水ポンプ 取付
・ウィストジャパン 複式コンプレッサー 取付
・鈴木工房 D50安全弁台座 取付
・安達製作所 安全弁低 取付
・キャブアンダーフレーム作成

です。

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取付部

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ちょっとハンダが滲み気味。
下手くそですね。

アンダーフレームは2mmアングルです。

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給水ポンプ。
穴拡大して取付。

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アンダーフレームはキャブが上1mm被るんです。
と、元構造にないことやり始めています。

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舐めっていた安全弁台座は鈴木工房のD50用台座を。
安全弁本体は、ある お客さんお気に入りの安達のツーピース構造の安全弁低を採用。

ナット止で終わらせています。
あとで磨き上げたい部分ですから。

サンドドームに悩んでいます。
元のやつはかなり形状高さ方向に大きく、目標とするイメージが異なるんです。
D50はたれぱんだのようにベターっとしているんですが、宮沢模型のD50のものはかなり背高なんですね。
高さ詰めでもすればいいのかしら・・・・。

でも深絞りプレスパーツなので、それが出来るのかというとかなり厳しそうです。

ただ、サンドドームがないと、この後進展しません。

困ったな。


D50を修復できるかどうかわからない。2

2014-03-26 00:34:15 | HO製作のあれこれ
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なんだかよくわからないままにはんだを吸い取っていきます。

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止めねじ治具を作ってボイラを巻き直します。

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煙突の撤去。
バーナーで局所的に外しました。


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とれた。

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垂直に立つかどうか確認してみます。

そうも前板はやっぱり曲がってました。

またやり直しです。


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今度こそ、ちゃんと取り付けてみます。


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ジャンク品は治具もなければ目印もわからない
「取扱説明書のないキット」
ですから、考えぬいて考えぬいて・・・・
さらに蒸気機関車の構造もよくわかっていない昭和48年の人間のやることです。
(写真はキャブ撤去後の再現写真です)



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何とかなった。

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いろんなことが気になってきます。
キャブも曲がっております。

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バーナーで一瞬でハズレました。

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目が痛くなったので見てみると、焦げまくった接着剤が剥がれ落ちてきます。
黒いボショボショがソレです。
なんでこんなところに接着剤があるんだろう。

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歩み板を慎重にはんだします。
治具もないから、見た目で えいや!

ボイラーバンドとその逃げ穴も合致しました。


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どうにかなった感じがします。

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二枚構造のランボードを半田付け。
これはグニャグニャになっていた元のパーツを叩きなおして磨いてシゴイて元に戻しました。

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凹ませは0.25mm程度に。

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ちゃんと一つ一つやっていくと、パーツが全てフィットしていきます。
要は、この製品について巷で言われていた「組み立てが雑」
ということを全部治すということになりそうです。

当時完成モデルで8000円だったそうです。
40年ほど前の話だそうですが・・・


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まずはここまで、見た目で並行になりました。

頭の上のタンコブは勝手にハズレました。
これも形がかなり異なるようなんですが・・・。



D50を修復できるかどうかわからない。1

2014-03-25 15:16:51 | HO製作のあれこれ
お店やってからというものの。
模型をやる余裕が全くなくなってしまっているんですが。

ちょっとだけ。
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こんなのをお店ヤる前に確保していました。
一見見事なHO機関車です。
正直興奮を抑えられません。

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入手時はHOなんて全く知らなかった故。
メーカー不詳としていたものです。
お勉強すると、すごく初歩的な製品でした。

「ちょっと塗り直せば、綺麗に格好良くなるだろう・・・」
それはあとで打ち砕かれます。

宮沢模型D50 これが製品名。
いまや問屋としてお付き合いさせて頂いている宮沢模型のメーカー商社としての量販品だったようです。


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譲受当時は走りませんでした。

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発煙装置っぽいものがありましたが撤去します。

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既に割れています。


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クタクタに塗られていました。

よくある「ジャンク再生」です。

でもウチのお客さんでも多いんですが、ジャンク再生は「並ではない」という気がします。
綺麗にバラすまでに手間が相当かかるんです。

全部バラしても直せなかったらイヤンでいろいろ考えながらバラします。


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ラッカーシンナーで溶かしても塗装が剥がれません。
屈強な塗装にびっくりデス。

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全然剥がれてくれません。

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いくらやってもこれまで。
既に2ヶ月漬け込んでました。

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そこでむかしむかしに置いてあったリムーバー・スケルトン。

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アセトンが飛んでしまってデロデロのゲル化しています。

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ベタベタと塗りたくっていきます。


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どえらい手間が掛かってここまで剥がれました。
指紋がありません(;・∀・)
すごく便利に見えます。
でもこれに3日掛かっています。



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シリンダーはこんなにヨレヨレ。

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やばいです。
長さが違います。
どうしましょう。
珊瑚の部品でも入手しましょうか。
それとも作っちゃいましょうかってレベル。

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色々チェックしていきます。



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消耗的ディテールは取り去っていきます。

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繋ぎ目がズレたランボード。


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色々怪しいです。

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左右でズレたランボード。

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くびれているランボード。
これは絶対おかしい。

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ヨレヨレの縁縁・

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ずれているはずのない部分でずれているランボード。

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傾いているランボード。

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これはいかん・・・・。

そこで、ランボードを少しづつはがして、一端は付けながら修正を試みます。
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ガイドなんて無いから、こうしてみるのでした。
バラバラにしたら作れないかもしれない。

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はんだも綺麗に一旦取り去って・・・。

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修復。

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少量でもしっかりはんだしたのでガッチリしました。

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よれ具合も無くなってきました。

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ボイラ中心からちゃんと平行に伸びるランボードになりました。
が、ボイラ中心線から左右(写真では上下)でチョット違う・・・。
0.5mm程度違う。
なぜだ。

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これだ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
ボイラが回って付いてます。
最初っから、右に回転して付いているようなんです。
それとも、煙突だけが曲がっているのか?
いや、ボイラ下の継ぎ目がズレてます。
「 ど っ ち も だ 」

全部やり直し決定です。


続・TERエンドウのB20のモーターを節電化

2014-03-14 23:10:55 | HO製作のあれこれ

一旦納品したんですが、
「もっと小型のモータにしていきたい」というご要望をいただき。

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弊店在庫のワールド工芸モーターや、ワールド工芸保守品(各ギア在庫してます)を使って再交換することにしました。

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これが元ギアですが、ワールドモーターとギアに交換する際、ギアピッチが異なるので

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抜いてしまいます。
わりとアッサリと抜けます。

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ギアを3.0で穴拡大して・・・

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ギアを打ち替えます。

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こんな感じに。

今日はここまで。

ウォームギアはもう一回り小型にします。
超小型モーターですが、単車なら大丈夫でしょう。


TERエンドウのB20のモーターを節電化

2014-03-14 12:24:01 | HO製作のあれこれ
古いHOモデルの中古をお買い求めになるお客さんが多いかと思います。
安価でHoが楽しめるし、ヤフオクではもうおびただしい数の70年台80年台80年台モデルが中古で出品されています。

ところが、タテ型モーターが曲者で、1Aや2Aの強いパワーパックがないとまともに走りません。
モータが非常に電力を多く食ってしまうのです。
元々Nゲージャーとしてのタテ型モーターについての諸所の感想や考えは別に考えるとしまして、とにかく「電気大食いむしゃむしゃ( ´)Д(`)」モータというのはNにはなかった障害です。
HOでは多少なりとも「電気や機械、金属の性質や重量にまつわる物理的なこと。」が多く障害となりことがあり、個人的には「動力ぽん付け」で安心して走るNが楽な半面、この小難しさに「楽しいなぁ」と感じてきているのは偽りのない気持ちです。

いや、「それがHO離れを起こした要因の一つ。」ということかもしれないです。

ただ、ディテールばかり追い求めていた自分が「走らせることの面白さ」を感じた部分でもあります。

で、自分も通った道ですが、Nゲージを中心にやってきたファンにとっては思いもよらない壁が立ちはだかります。
強いパワーパックと言っても2Aのものなど、安価に仲々入手するには苦労します。

そこで、モーターを近年の小電流で済むモータに変えてみました。

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コレがぞの絵。

いつものごとく?おきゃさんがヤフオクで落札してきたものを、加工ポイントだけご指示いただいて、「中途経過・御意見無用」で作りつけたものです

ベースを真鍮板で現物合わせにつくり、ネジ止めしています。
必要な道具は3.2mmドリル、1.4mmドリル、2.0タップ、2.0×3mmネジでした。
モーターはトミックスのN用。


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ギアはレインボウプロダクトのウォームギアです。

モーター除くと材料費は300円にもなりません。

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実はチョットだけ、モーターを斜めにするために台座板を傾けています。
こうするとギアがちゃんと噛んでくれます。

お気軽に、低い電流のパワーパックで遊ぶことが可能になります。

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可愛らしいですね。

ちゃんと快走した時にお客さんには喜んでもらえました。
良かった良かった。


ワールド工芸の市電用ユニットのヒント

2014-03-14 12:08:02 | HO製作のあれこれ
ワールド工芸が発売を開始したトラム用動力の車輪は、
中が抉れていてそのままではあまり気持ちのよいものではありません。

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そこで、エコーモデルのW-4166-50ワッシャーを2枚ほど入れると、綺麗に埋まります。

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こんな感じ。

大したことではありませんが、見た目に意外と効きますね。


KATOの165系のモーターを交換すると良くなる。

2014-03-14 12:01:25 | HO製作のあれこれ
決して、コストパフォーマンスが良いかというと微妙なのですが。
KATOの165系クモハ165のモーターを取り替えた例です。

お客さんが中古で購入したらしいこのクモハ165。
なんとも走りが良くないということでアケてみたら、

マイクロエースのモーターに交換されていたんですね。

実は、マイクロエースのキハ183系やキハ40系などの電車気動車モーターは、正直あまり評判がよろしくありません。
走りムラやラッピッド気味など1/80にしては興ざめする走りの個体が非常に多いものです。

さらに、実はKATOの床下モーター動力のモーターとフライホイールと軸の六角穴。すべてが完全互換なんですよね。
まるで後発のマイクロエースがKATOからまるごとそっくり寸法を移植したような・・・そんなものなのです。

ですから、KATOのモーターとフライホイールは無加工で、マイクロエースにはいります。
逆もしかりです。

で、どうもお客さんの中古は「@この移植後の残党」だったようで、マイクロエースモーターを積んだクモハ165だったんです。


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それを、エンドウのLN14高速型両軸モーターに交換してみたら

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こうなります。
ウエイトを削る必要があるんですが、それをLN14に合わせて削ると、そのまんま固定を特にシナイまでも

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床下機器の内寸をこのように14mmにまで狭めるだけで、搭載が可能になります。

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繋ぎはシリコンチューブで充分です。

コアレスモーターになりますので、実にスムーズになります。
惰性はしませんが、トルクフルで実に静か。
逆に変に「フライホイールが振れるおそれがある」より遥かに静寂な走行となりました。

ただ問題はLN14がメーカー・問屋さんにも品切れになってしまっていることでしょうか。
現有のLN15でも積めるので、ちょっと削る量が多いくらいが問題ですが、それ以外はなんとかなるでしょう。

メリットは「接着やネジ止め必要なし」という加工法ができるということですね。
ウエィトを削るのはチョット骨が折れるかもしれませんが。
(すいません、ウチではフライスを使いました)

KATOのモーター時代より、トルクに溢れ静かなので「何かあった時に」オススメできますね。

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キハ08-1作成 完成未定2

2013-10-22 18:49:52 | HO製作のあれこれ
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糸鋸ガリガリ。

使用しているのはバローベの4/0です。
あちこちで扱うところが減ってきたこの刃。
ウチでは扱っています。

ヘラクレスより遥かにサクサク切れます。まっすぐ行けます。

なんで良い物が入手難しくなるのだろう。

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ガリガリガリ。

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切りっぱ。

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やはりバローベの半丸ヤスリでガリガリ。

RIMG0021.JPG
糸鋸で裾の連結器胴受けをつくり・・・って中々すごい削ぎ方ですね
ペロ~ンと削いでくれます。
これもバローベのおかげ。

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2枚合わせの作業終了。

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外しました。

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意外と半田が浸透していたりします。

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窓より0.8mm程度づつ小さい断面の木片を作成。

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このようになる。
0.5mmの真鍮線をくるっと回しながら


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一辺曲げたらプライヤーで調整しながら
最後にニッパーでカット。

ニッパー一発で合わせるのです。
刃の向きに注意して。

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ほら、半田しなくても密着するくらい調整しましょう。
ちなみにここまで作るのに5個・・・・・失敗しています。

RIMG0034.JPG
地味な作業です。


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まずまずフィットしました。
でも、右は段差がついてます。
まだ窓の調整チリ合わせがうまく行っていない証拠です。
ヤスリをヒトストロークづつヤスってチリ合わせします。

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ほぼ合いました。

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元前面と比較。
ちょっと作った前面がベコベコなんですが。
あとで面出し修正繰り返します。
あまりやりたくないんですけど。

非常に不細工な顔ができつつあります。


不思議な台車。

2013-05-06 23:02:48 | HO製作のあれこれ


不思議な台車。
お休みなんで、材料箱をほじっていたら大好きなインサイドギアで良好なものが出てきた。
タイヤは摩耗しきっていたので、エンドウのスポークに交換。
ネジ式車輪だから好感が可能なのであーる。
古い機械こそ丈夫でいつでも、リフレッシュできるのが良いね。
HOのとてもよいところだね。

旧型台車用と思い、贅沢にスポーク車輪に交換ですよ。
モーターを自店調達品の缶モーターに交換。
ギアはレインボウプロダクトのウォームギアを取付。

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快調に回って満足。
缶モーターは力はさほどないけどNのパワーパックでも走るようになります。

で、軸距離を測ってみると29mm。
なんだろうこれは・・・・?



29mmって凄く特殊。見たこと無いなぁ。
コレは何に装備されていたんだろう。




紙工戦2 美唄鉄道キハ100の作成

2013-04-23 00:50:27 | HO製作のあれこれ


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さて、ドアを真鍮のものに取り替えて、裏側をヤスっていきます。
紙だろー・・・・。
ぼそぼそにならないかなという不安は「どーにかなるべ」
で終わらせます。

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240番と1000番を使います。
裏はどえらい粗いもの。
表は割とデリカシーを持って?

で、




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シンナーでドアを脱脂します。
洗えないんだよね。
紙だから。

ここはチョット慎重にならざるを得ません。

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取り出しましたる「ツールウォッシュとクレオスのメラルプライマー」

で、
5:1で薄める。
シャバシャバに薄める。

なんでツールウオッシュかって?
「感想がすっ早い」から。
どーせプラじゃないんだ。

きっついシンナーでもいいでしょ?

要は紙が伸びなきゃいいの。

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半年のブランクは道具をホコリまみれにしています。
カップが(;^ω^)

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濾しちゃえ。

【吹付けたっぷり四方から~】

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じゃん!!!

樹脂成分は浸漬したかなぁー?


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ドア周りの塗料を剥離ます。
うん。結構ちゃんと塗装されている。

で。
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アングルを

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フジモデルのキットの様式で2.7mmに

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ハンダする。
なんか順番メッチャクチャの「プラや金属でもない変な工作手順」になっております。

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でもコレではまだダメ。

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0.14mmのプラ片を

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側面とアングルの隙間に充足。
これでピッたり、合致します。
紙一枚より、真鍮ドアが厚かったんだんもん。

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だぁぁぁぁ!!!!!
っと瞬間接着剤を垂れ流します。

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どうじゃ!
これで車体方向には歪まないでしょう!
・・・と思いたい。

触った感じ、ものすごく強靭になりました。

「メーカーの説明とは全く異なる製法であります」

メーカーは、もっと木を使い木質繊維質中心の工法です。
こんなデタラメ複合マテリアルではありません・・・・。
強いて挙げれば、「ドアとアングルが躯体構造をなしてきた」と言いましょうか。


  ↑要は天邪鬼なだけですね。




紙工戦1

2013-04-22 02:14:49 | HO製作のあれこれ
ちょっとお客さんに工作のアレコレを見せてもらっているうちに、
ど~にもモデルが作りたくなり。

そうだ。
比較的安価に作れるHOということでペーパーモデルを薦めていながら「作ったこと無い」んだったということで。
(とんでもない店員です)



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NEXT社のキハ04を取り出してみました。
フクシマが無くなった今、キハ04のモデルは事実上、このモデルのみが新品で入手できる唯一の製品のようです。

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内容。
紙。
レーザーカットの「紙」

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細密カットの紙です。

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カットは実に正確なことがわかります。

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シルヘッダーやら雨といやらと想像されます。
(取扱説明書は実に丁寧親切です)

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精度のよさそうな木製屋根も入っています。

ああ、どれっも初体験に近いマテリアルです。

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木関係の部品です。

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パワトラかインサイドギアにもち入りそうな穴準備が見えます。
木製床かぁ・・・。

ひょっとして使わないかもしれない。
自分、偏屈ですから。


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ガイドなどになりそうな木関係。

で、どうせ自分は基本を飛ばす愚かな人間ですから。
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最初っからドアは真鍮製に置き換える前提で進めます。
モデル倶楽部製 キハ20系用ドアを用います。

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ぴったり同じドアと言えます。

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プレスラインが真鍮のほうが格好いいんだと思いましてね・・・。

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せっかくの紙ドアをカットしちまいます。

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前面はカットしておいて

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湿気を吸わないようポリパックに封印。

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側面は

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切り抜いて

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充分宛てがって

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穴あけパンチなんぞ持ち出す暴挙。

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マスキングテープでライン決めて

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あ~らよっと!
ばちん!

後モドリできない・・・

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絶対なにか逸脱している悪寒。

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スプレーのりが本来指定貼り付け用具ですが、前職の経験でスプレー糊は「仮ぎめて程度にしかならん!」と疑っているわけであります。
この論法、あんまり良くないかもしれませんぜ。

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意気揚々と貼り付ける図。

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で、瞬間接着剤サラサラタイプを染み込ませていく図。
紙コンプレックスはひどいもんです。

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元の穴紙を埋め込んで戻す作業。

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貼り付け終了。

かなりとんでもないやり方かもしれません。

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問題は、この紙の断面を「どう樹脂化するか」
コレに尽きます。
紙だもん。
でもプラや真鍮のシャープさを作りたいんだもん。
瞬間接着剤をエアガンで吹けるなら吹いてますよ(笑)

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真鍮ドアを貼り付け。
ここのプライマーをどうするか?
まだ考えてません。
けど後張りしたかったけどそれは無理っぽい。

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片面完成。

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この綺麗なエッジを残すには。
どうすりゃいいか。

ペーパーモデル独特の「ぽってり」イメージをやりたくないのであります。

どーやって樹脂を含浸させていこうか。

「スプレーのりは溶剤に弱いし」

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課題はまだ大きいですね。

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目標はこいつです。
美唄鉄道キハ100。
キハ04系最強の装備。
「DMH17の大型エンジン&総括制御のすごいやつ?」
バスエンジンや機械式じゃァないんです。
走行性能自体は国鉄時代を軽く凌駕している「フルチューンナップ・キハ04系」

いや、あったりまえの装備かもしれませんが、キハ04系では最強なんですよ。
保存場所は「あっ樽前!」の樽前ハイランドでした。(現在は閉園&跡形も無い)




  ↑以上、久々の工作っぽいこと



T15タンクコンテナ@ホビーモデル 二個目 続々

2012-11-05 01:06:50 | HO製作のあれこれ
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キャラクターホワイトに塗った様子。
うん、ど下手になったぞ・・・。

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Fmodelsの京浜ブルーに白を混ぜた色を吹く。
もっと混ぜれば良かった。

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デカールを作って貼り付けて・・・。
大きさが出鱈目です。
テストピースということで。
既にほとんどヤル気をなくしています。



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適当に完成。

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側面の黒文字が全体的に大きすぎました。

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で、修正。
依頼品なので、本チャンはそちらの方でということで。
僅かなスペースに詰め込んで、4~5台分詰め込んだお得なシート♪

って誰か欲しい人居ます?




    ↑
国鉄デカールとともにどっかで売ってみようかw


T15タンクコンテナ@ホビーモデル 二個目 続

2012-11-01 22:36:13 | HO製作のあれこれ
そういえば、先日大阪に行ったとき。
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これなんだと思います?

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正解は211系の補修痕。

てか、これ鉄板切り欠いてません?
なんかどうしてこうなってだかわからない補修痕が一杯ありました。

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トレスします。

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こんな感じに作ってみますが・・・

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マゼンタインクが死んでおり、色が出ませんのですぐに進められなくなっていました。

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そんな中で、躯体は適当に作ったステップを取り付けて完成です。

これは案外手間が掛かりますね。
お手軽かと思ったら案外手間が掛かります。



    ↑
お勧めはしかねるかも。