日々の生活から

毎日の生活で感じたこと・考えたこと

それがどうした

2005-05-06 11:47:40 | 
伊集院静 西原理恵子
双葉社

伊集院が競輪・競馬・麻雀の日々を綴り、西原のイラストがツッコミをかける。
私はギャンブルに疎いため、内容はサッパリわからない。
伊集院の小説も読んだことがない。
それでも、この本を手に取ったのは、元妻が夏目雅子のファンであったためだろう。
夏目と伊集院のマンガが本棚にあった。そのマンガを読むと、正直「ろくでもない」人物に伊集院は見える。
まぁ、生産性・利益性(収益性?)で人を見ることに、私も限界を感じているため、何となく気になる人物である。
ギャンブル話の合間に「何をどんなふうに書くかということばかりに頭が行き過ぎて、どうして俺が書かにゃならんのだ、という”なぜ小説をかくのか”を考えていないからかもしれない。そこが肝心なのだが・・・」など、気になる表現がある。
「私はアメリカという国が好きになれない。一番の原因は煙草が吸えないせいだが、その次はアメリカ人のサクセスを目指すところが嫌いだ。サクセスは言い方を換えれば、勝ちと負けをはっきりさせようとすることだ。”勝ち組””負け組”という考えが好きになれない。
(中略)
負けを知らない人間たちは必ず力で相手をねじ伏せる。戦争をしでかすのである。勝ちの思想からは情緒が喪失している。生きる哀しみを知らない人があふれる。」

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