死を間際にした人が、深い優しさと心の安定を見せることがある。そうした優しさは死に直面する前にも得られる。そこに到るのに「ほんものの自己」「愛」「人間関係」「喪失」「力」「罪悪感」「時間」「恐れ」「怒り」「遊び」「忍耐」「明け渡し」「許し」「幸福」「最終レッスン」がある。
自分が今、取り組んでいるのは「恐れ」だろう。
冒頭に書いた、死を間際にした人については、以下のようにも書かれている。
「やすらぎ療法」ジェラルド・G. ジャンポルスキー (著)という本にも、「恐れとは過去の経験が見せる心の動きであって、現実ではない」ということが書かれていた。今に集中するのが愛だ。
「怒り」と「恐れ」はつながっている。
人生に、「こうすれば良い」という答えはない。常にバランスを取ることだ。
自分が今、取り組んでいるのは「恐れ」だろう。
仕事上でひどく心配なことがあるとしよう。その心配を層をめくると、失敗するのではないかという危惧の層が見えてくる。さらにめくると、昇進できないのではないか、くびになるのではないかという懸念の層があり、最後に、生活ができなくなるのではないかという不安の層がある。それが死への恐れに直結している。仕事上の不安や経済的な不安の背後には、たいがい死への恐れが隠れている。
冒頭に書いた、死を間際にした人については、以下のようにも書かれている。
死の床にある人は究極の恐怖に直面している。そして現実に死の恐怖にむかいあっている人の多くが、その恐怖に押しつぶされてはいない自分がいることに気づく。死の恐怖にはそれほどの力がなかったということを知るのである。人は死の床にあって恐怖が重大なものではないことを知るが、じっさいに死の床にあるわけではない人たちにとっては、いぜんとして死への恐怖が重大な問題なのである。
「やすらぎ療法」ジェラルド・G. ジャンポルスキー (著)という本にも、「恐れとは過去の経験が見せる心の動きであって、現実ではない」ということが書かれていた。今に集中するのが愛だ。
「怒り」と「恐れ」はつながっている。
・怒り…あなたがこなかったから怒っている。
・背後の恐れ…あなたにすてられるのが怖い。
・怒り…きみが遅刻したから怒っている。
・背後の恐れ…きみに軽視されるのが怖い。
・怒り…おまえがいい仕事をしなかったから怒っている。
・背後の恐れ…事業収益がへって給料も払えなくなることが怖い。
・怒り…あなたがあんなことをいったから怒っている。
・背後の恐れ…あなたがもう愛してくれなくなるのが怖い。
人生に、「こうすれば良い」という答えはない。常にバランスを取ることだ。
問題が除去できたら、過去の不快な記憶が除去できたら、幸福になれると、わたしたちはおもっている。そして、バランスのとれた人生を送りたいと望んでいる。しかし、わたしたちががんがえているバランスはバランスとは似て非なるものである。じつのところ、バンランスとはほど遠いものである。悪のない善はなく、闇のない光はなく、夜のない昼はなく、夕暮れのない夜明けはなく、不完全のない完全はない。そしてわたしたちは、その両極、その矛盾、その逆説のまんなかに生きている。
そのときこのように在りたいなぁ、在れてきてるかなぁ、と偶然の出会いにワクワクした。文庫版になって手元においてあらためて今読んで、けっこう日々のこととちょうど読んでいる章とがシンクロしたりして、またワクワクした。で、この本のように在れている自分とまだまだな自分を見つめ、またロス氏も最後までそうだったのだなと分かってうれしかったです。だもので、この本のこと書いてあるブログ見つけてコメントしちゃいました。
沢山の死に直面したロス氏ですら、最後までレッスンを必要としていた件は、自分がレッスンの最中で良いのだと、安心しますね。