霧のおじいさん(3)

2015-08-19 21:28:07 | 童話
『早く起きないと、学校に遅刻するわよ。』と、またお母さんに起こされた。

『ああっ、今度も夢か。』
僕は急いで歯を磨き、顔を洗って朝ご飯を食べた。

そして、僕が学校へ歩いて行っている時に、また右側のクツが脱げた。
あれっ、足の裏に何も当たらない。
今度は左側のクツが脱げたが、足の裏に何も当たらないで、ふわふわとして、前と同じようになった。

一緒に歩いている友達も同じようにふわふわするねと言った。

その時『ハクショ~ン。』と大きなクシャミが聞こえた。友達のクシャミではない、だれのクシャミだろうか?