郡保家の一日

極く有りふれた家庭です。その生活の一端を記録していきたいと思います。

娘の誕生日

2009年12月13日 | 日記

 今日は娘の37回目の誕生日です。朝早く「おめでとう」の電話を入れました。言葉だけですが私たちの思いは娘に通じたと思います。I市の真田産婦人科でお昼頃生まれ、その時の可愛かったこと。今でもその時の情景がシネマ映画を見るように思い出されます。毎日、10チャンネル?の夕方ニュースの終わりに今日誕生の赤ちゃんの紹介を放映していますがそれを見るといつもわが子のときを思い出します。五体満足に元気に生まれてくれたことに感謝しない人はいません。あとは付録です。でも、親としては子が大きくなっていくにつれ付録の方を重要に思う気持ちが出てきますが、生まれた時の感謝の気持ちに帰さしてくれるのが誕生日です。「ありがとう」の気持ちの方が強い「おめでとう」です。

NHK将棋タイトル戦で藤井9段vs丸山9段の対戦を見ていた。プロの一手一手は緊張の一手である。藤井9段が調子よく攻めていたが、最終局面でチョンボの一手を指して投了してしまった。素人目にはまだまだ戦い続けられると思ったが、玄人としてその一手が自分自身を許せなかったみたいだ。そこに玄人の矜持があると言えばある。

解説者が防戦一方の丸山9段が苦しんで考えている時、丸山9段のエピソードを披露した。自分がプロに成りたての若いとき、持ち時間があるのに見えた手をどんどん打っていたら、それでは大成しないぞと言われ、プロは持ち時間を最大限に使い最善手を考えて打つのがプロの本分であり、相手のチョンボを待つのはプロではないと諭された。今回良いところがなかった丸山9段がはからずも相手のチョンボで勝ってしまった。皮肉なものだ。

ちょっとした運・不運が人生を決めることがある。が、人生の中でいつも運が付いて回るとは限らない。だから、不運にあっても腐らず、また運が付いても勝って兜の緒を締めなければならない。常に精進しない者は落伍者になる。心しなければならない。


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