今日は阪神淡路大震災の日でした。
朝から、テレビのニュースでそのことが何度も放送されていました。
私は京都なので、大きな被害はありませんでしたが、あの朝、突然の大きな揺れに飛び起きました。
下から突き上げられると言いますが、まさにそんな感じでした。
どーんという音がしたような気がしました。
末の娘が生まれたばかりで、子どもを守らないといけないと必死でした。
一ヶ月ほどして、ボランティアとして、神戸に行きました。
道路が渋滞しているとのことで、大阪港から、船で行くように言われました。
ようやくたどり着いた神戸の町は、大変なことになっていました。
三ノ宮のビルが崩れていました。
市民病院がぺしゃんこになっているのも目の当たりにしました。
まるで、映画か夢を見ているかのようでした。
ボランティアセンターへ言って、何をしたらよいかを聞きました。
1日限りのボランティアに大きな仕事はないみたいで、決められた地区を回って、ティッシュを配り、困っていることがないかを聞きました。
何かできることはないかと、いろいろ考えましたが、できることはあまりないみたいでした。
ただ、1軒ずつ家を回っていると、皆さん出てきて、お礼を言ってくださいました。
みなさん、つらい思いをして、必死に頑張っておられたのでしょうね。
「大丈夫ですか?何か、困っていることはないですか?」そのやりとりだけで充分だったようです。
そのことを京都に帰ってきて、多くの人に伝えないといけないと思いました。
三十年たって、今日もその事を思い出していました。
朝から「しあわせ運べるように」という歌が何度も流れています。
震災後に神戸の小学校の音楽の先生が作った歌だそうです。
地震にも負けない〜♫
しみじみとしていい歌です。
神戸の方はずっとこの歌を歌い継いでおられるんですね。
私も歌を聴きながら、三十年前を思い起こしていました。
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