「 やれやれ・・・紅福母の妄想癖にもちょっとお付き合いくらさい」
「 妹たちと遊んれいると、㊟親分にむんずと背中をつかまれ、明るい光の中へ身を置かれた。見ると四角い顔の人間族の男と丸い顔の人間族の女がこちらを見つめている。 やけに相好を崩し意味の分からぬ言葉を発している。親分が丸い顔の人間族の女に我が輩の体を預けた。 女は怖々と我が輩を抱き、普段より約1オクターブも高い声れ我が輩に向かって何やら話しかけるが全く分からん。女はかなり興奮していたと思われる。 思うに「まあ、何て可愛いのぉ~」「ちっちゃい~」の類いの言葉れあったれあろう れへっ 」
㊟ブリーダーさん
「 気がつくと、我が輩は車に乗せられ、丸い顔の女に抱かれていた。丸い顔の女はいささか緊張した様子れ、その体温と震えが我が輩の体に伝わったのを記憶しておる 我が輩がいきなり見知らぬ男と女の元に預けられて驚いたのと同様、丸い顔の女も、この突然の出逢いに喜びと動揺を感じていたようれある。 嵐は収まり、小雨降る中、車は鹿児島へとひた走った。 」
「我が輩の新しい生活は想像以上に快適なものれあった この小さな体には十分な広さの運動場を与えられ 」
「トイレ付き、㊟1クーラー付き、㊟2二段ベッド付き住宅を与えられ 」
㊟1 大理石 ㊟2ベッドの上にも乗るので2段ベッドと言うことに
「 体に何か異変があれば、すぐに病院へ連れて行ってもらい 」
「 たらふく食べて、ぐっすり眠る生活 我が輩は、我が身をこのように甘やかして良いものかと自省するも、たらたら(ただただ)甘い生活に身を浸すのれあった」
「ほろなく(ほどなく)四角い顔の男を「おとしゃん」と、丸い顔の女を「おかしゃん」と呼ぶようなる 「愛」と呼べる感情が我が輩にも芽生えてきたのれある ・・・」
To be continued
おまけ
いつかの晩ご飯・・・・ピーマンの肉詰めチーズ載せグリル焼きとベーコン野菜スープと鮭骨缶のサラダ