#双六のさえ……★☆ 一二の目 のみにはあらず 五六三 四さへありけり 双六のさえ: 長意吉麻呂 : 歌意:一や二の目ばかりでない、五・六・三・四の目さえあるんだ。双六の賽には。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ #万葉集 第十六巻より■□■
みなさん、お元気ですか?
この時代、中国から伝わった双六にみんな夢中だったんですよ。
689年には双六禁止令も出たと『日本書紀』に載ってるわね。
双六のさえ=は双六の賽(サイコロ)のことですよ。
そこで、長意吉麻呂(ながのおきまろ)がその双六のサイコロを詠んだ、ちょっとしたコミックソングですね。
みんなぁ、元気ぃ~?
読み方やでぇ
いちにのめ のみにはあらず ごろくさむ しさへありけり すぐろくのさえ
村の長「おー、意吉麻呂、意吉麻呂、ちょ、ちょ、ちょっとこっち来て、酒、飲めや」
意吉麻呂「へーい」
皆の衆「ほれ、飲めや、飲めや」
村の長「ああ、夜も更けて狐がコンコン泣き出した。
おまえ、ここにある鍋やサイコロとかで、歌を詠んで宴会を盛り上げてくれや」
意吉麻呂「へーい」
皆の衆「そうや!そうや!なんか詠んでくれや」
意吉麻呂「へーい」
『一二の目 のみにはあらず 五六三 四さへありけり 双六のさえ』
村の長「アハハ、おまえ、まんまやないか!」
皆の衆「ワッハッハー、まんまやないか!ワッハッハー」