#潮騒に……★☆ 潮騒に 伊良虞の島辺 漕ぐ舟に 妹乗るらむか 荒き島廻を: 柿本人麻呂 : 歌意:潮が満ちて波の騒ぎ立つ中、伊良虞の島のあたりを漕ぐ船に愛しい人も乗っているのだろうか。あの波の荒い島の周りを。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ #万葉集 第一巻より■□■
読み方やで~。
しほさゐに いらごのしまへ こぐふねに いものるらむか あらきしまみを
持統天皇「人麻呂、人麻呂、ちょっと、伊勢まで行ってくるわ。
今回は女子会やから、あんた、ついてこんでええで。」
柿本人麻呂「えっ、私は宮廷歌人やから、お共してお歌を読んで、旅の安全を・・・」
持統天皇「いやいや、ええねん。今回は堅苦し旅とちゃうから。
ほんならな、ちょっと行ってくるわ。ちゃんと留守番しときや。」
柿本人麻呂「えーー、なんでやねん、なんで留守番やねん。
せっかく、女官のカワイイあの子と旅ができると思ったのに。
海に沈む夕日とか満点の星空を見ながらロマンチックにコクろと思たのに・・・。
あー、あっこらへんは波荒いねん。大丈夫やろか。
今頃、船酔いとかしてへんやろか。
一緒に行ってたらそばに付いてられたのに・・・
あーー、ものすごい心配やなぁ~。」
・・・と人麻呂が言うたかどうかは定かではないけれど、ついて行けへんかったんはほんまやでぇ。