言の葉花壇

何度聞いても美しい日本語に、今日もマナ女とカナ女がにぎやかに呟きます。ぜひお気に入りを見つけてください。

松はみどりぞ

2022年01月16日 | 新古今和歌集

#松はみどりぞ……★☆ おいぬとて 松はみどりぞ まさりける わがくろかみの 雪のさむさに:菅贈太政大臣: 歌意:老いたといっても松の緑の色が素晴らしい。比べると私の黒髪は雪のように白く寒々としている。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ #新古今和歌集 第十八巻より■□■

みんなぁ、元気ぃ~?

寒っいなぁ!!

寒いけど、ウチは元気やでぇ。

みなさん、お元気?

読み方やでぇ~

おいぬとて まつはみどりぞ まさりける わが くろかみの ゆきのさむさに

この 菅贈太政大臣菅原道真のことよ。

菅贈太政大臣とは生前に勲功のあった人が亡くなってから官位を贈ることなのよ。

新古今和歌集が成立したのは菅原道真が亡くなってからやから作者の表記がこうなるんやな。

松は常緑樹やから冬でも青々と茂ってるのに、自分の頭髪は白髪で真っ白。

あ~、年取ったなぁ~って老松を羨ましがってるんや。

でも、ウチは年取っても羨ましがったりせんとことと思うんや。

羨ましがったらきりないやろ。

それより、年取ること楽しむ方が気が楽なように思うんや。

松かて年取って老松であるほどみんなすごいなぁって言ってくれるやろ。

それと同じように、顔のシワも、腰の痛いのも楽しむんや。

なるほどポジティブ思考やね。

 そうやで!今年もその考えで進んで行くからなぁ~。