言の葉花壇

何度聞いても美しい日本語に、今日もマナ女とカナ女がにぎやかに呟きます。ぜひお気に入りを見つけてください。

七夕のこころに添えて2首 行き帰るに・仰ぎて待たむ

2022年07月07日 | 万葉集

#行き帰るに……★☆ 霞立つ 天の川原に 君待つと い行き帰るに 裳の裾濡れぬ: 山上憶良 : 歌意:霞が立つ天の川原であなたが来るのを待ちながら、行ったり来たりしていると、裳のすそが濡れてしまいました。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ #万葉集 第八巻より■□■

#仰ぎて待たむ……★☆ 夕星も 通ふ天道を いつまでか 仰ぎて待たむ 月人壮士: 詠み人知らず : 歌意:宵の明星が行き交う天の道をいつまで振り仰いで待っていようとするのか月のように美しい若者は。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ #万葉集 第十巻より■□■

 

みんなぁ、元気ぃ~?

今夜は七夕やでぇ~

読み方やでぇ~

かすみたつ あまのかはらに きみまつと いゆきかへるに ものぬれぬ

ゆふつづも かよふあまぢを いつまでか あふぎてまたむ つきひとをとこ

みなさん、お元気?

行き帰る(いゆきかへる)=は行き来する、行ったり来たりよ。

夕星(ゆふつづ)=は宵の明星のことよ。

月人壮士(つきひとをとこ)=は月を擬人化して、若くて素敵な男の人の表現しているのよ。

彦星はきっと月のように美しい若者やと、昔の人は思ってたんやね。

織姫も彦星も待ちに待った7月7日やわ。

みんなぁ~、今夜は雨が降れへんこと祈ってや。

この他にも七夕を詠んだ和歌はいっぱいあるのよ。

みんなもお気に入りの七夕の歌探してやぁ~