工房八重の部屋

京都の紹介、日々の出来事や思いを綴ってます

『国宝 法然上人行状絵図フォーラム』は各分野からの研究が興味深かった!

2011年07月07日 | Weblog
7月2日に開催された「国宝 法然上人行状絵図フォーラム」は

法然上人八百年大遠忌記念事業の一環として、開催され、

各分野の専門家が行状絵図を通して、当時の社会や風俗などを

多様な観点から読み解いた興味深いフォーラムでした!

研究発表(講演)

・建築史  川本重雄氏

・仏教説話 新間水緒氏

・中世史  平雅行氏

・絵画   若杉準治氏

・染織史  山川曉氏

・浄土学  中井眞孝氏

今回のフォーラムのレジメが、素晴らしく、各界の方が各分野から研究されていましたが

各先生方の30分の時間では、時間が足らない位に、内容がありました!

「国宝 法然上人行状絵図 」の実物は、京都国立博物館の 「法然展」

で、拝見しましたが、法然上人の死後、法然上人の生涯を絵巻にして、

その教えを広めるために作成され、各地には、色々な法然絵伝が残されています。

「 国宝 法然上人行状絵図 」は、知恩院が所蔵し、京都国立博物館に、

現在は委託されています!



知恩院


会場の智恩院和順会館


会場  約200人の聴講


「国宝 法然上人行状絵図 」の「立宗」の画面
平成20年に、高精細デジタル化されたものが、会場外に展示されていました!


浄土学 中井眞孝氏  「法然上人行状絵図」の浄土宗における位置づけ


絵画   若杉準治氏  「法然上人行状絵図」の絵画様式


建築史 川本重雄氏   「法然上人行状絵図」に見る建築表現~その時代性と象徴性


仏教説話  新間水緒氏   仏教説法から見た「法然上人行状絵図」


染織史  山川曉氏  絵画が伝える中世の染色


絵画が伝える中世の染色


中世史  平雅行氏  「法然上人行状絵図」と建永の法難


最後に、各先生方をパネリストとして、総括が行われました。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿