コヤチン、さまよい日記

静岡県内を東へ西へ行ったり来たりしています。
応援している清水エスパルスの試合の感想もお伝えします。

静岡の決勝は静高VS飛龍。他地区でもドラマがありました。

2015-07-28 23:25:32 | 高校野球
準決勝を迎えた静岡県大会。甲子園切符は静高・静商・飛龍・磐南に絞られました。シード校は静高のみで他3校はノーシードからの勝ち上がりでした。
今年の大会はシード校8校の内5校が初戦で姿を消す戦国大会となりました。

第1試合は静高VS静商の古豪対決です。ある程度危なげなく勝ち進んだ静高とシード校浜商との古豪対決を制し準々決勝では浜松市立を延長の末振り切って勝ち進んできた静商の対決ですが好勝負を期待しました。
1回いきなり静高が先制。しかし最少失点で切り抜けた静商は3回好投手村木を攻略して3点を挙げて逆転、静高が今大会初めてリードを許しました。
しかし強力打線の静高は5回に一気に9点を取り逆転。試合を有利に進めます。その後静商は8回9回に1点づつを挙げるにとどまり静高が10-5で勝って決勝進出を決めました。
静商としては惜しまれる5回の大量失点でした。

第2試合は飛龍VS磐南でしたが、1回いきなり飛龍が2点先取。2回は大量5点を挙げ主導権を握ります。2回の裏磐南に1点を返されますがその後も小刻みに加点して11-1で飛龍が快勝して決勝に進みました。
今まで東部の強豪と言われてきてシード校にも名を連ねましたが、ここ一番で勝ちきれなかった飛龍が遂に決勝の舞台に立ちます。
そして惜しくもベスト4で涙をのんだ磐南ですが、素晴らしい戦いでした。磐南旋風をこの大会で吹かせてくれました。再試合となった知徳との試合では粘り強い守備でピンチを切り抜け勝利する事が出来ました。文武両道で大変だったと思いますが今はお疲れさんと言ってあげたいです。

さて、明日は決勝。静高が勝てば2年連続24回目の出場。飛龍は初の決勝ですので当然初優勝という事になります。
静高が選抜8強の力を発揮するのか、飛龍が20年ぶりに東部からの出場を果たすのか興味があります。明日もウイークデーですので中継に集中できませんが選手の健闘を心よりお祈りしています。

さて、全国でも続々と甲子園決定のニュースが入ってきます。
その中で一番の注目は神奈川県大会でしょうか。横浜VS東海大相模という全国大会でも通用する両校の対戦です。東海大相模はプロ注目のエース小笠原がいます。横浜は名将渡辺監督がこの大会を最後に勇退が決まっています。何としても甲子園に行きたいという意地のぶつかりあいだと思います。
試合は4回に東海大相模が3点を先制。その後も終盤に追加点を上げ9-0で横浜を退けました。名将渡辺の采配もこれで最後になりました。あまり知られていなかった横浜高校を全国屈指の強豪に押し上げて数多くのプロ野球選手を育て上げ夏2回春3回の優勝を成し遂げた大監督でした。もう70歳になられたんですね。今はお疲れ様という言葉を贈りたいです。

大阪大会では大番狂わせが起こりました。
全国一の強豪、横綱の大阪桐蔭が準々決勝で大阪偕星に2-3で敗れるという波乱が起こりました。内容は詳しく分かりませんが、同じ高校生がプレーする試合ですのでこのような事は起こり得る事ですね。
同じく大阪大会準々決勝でPL学園が大阪体大浪商に2-1で敗れました。存続の危機にさらされているPLですが1年生はいません。監督は校長が代行して選手がサインを送るという奇怪な現象です。選手の自力もあってここまで勝ち進んできましたが、学校側ももう少し暖かいバックアップがあってもいいんじゃないでしょうか。全国屈指の強豪で一時代を築いてきた名門ですので存続させてあげたいと思います。あのPLのユニフォームを見ると震え上がった程強かった。KKコンビの印象が強いですがこちらもプロにかなりの人材を輩出してきました。
最後の年は現2年生12人での活動になります。何とかして下さい。

さあ、甲子園に各地区から出場校が出そろうのも大詰めとなりました。
悔いの無い様に全力で試合に臨んで下さい。