遥かなるピリカヌプリを求めて

ピリカヌプリに行ったので、次は1839!

はじめての沢遡行野塚岳

2012年07月02日 | 登山:日高方面

平成24年7月1日(日) 野塚岳ニオベツ川

会のメンバ7名と一緒に沢山行でニオベツ川を遡行して野塚岳に登ってきた。当日はきれいに晴れ上がり、山頂からは日高の主稜線を眺めることができた。


(入渓地点から野塚岳方面を仰ぐ)

前日、野塚トンネル近くの翠明橋公園に前泊し、朝5時過ぎに野塚トンネル出入口を出発した。初めての沢山行でいつもよりも緊張感がカラダを包む。トンネルから30メートルほど下ってニオベツ川に入る。(これを、入渓と呼ぶ。)地下足袋なので足が濡れることに何の躊躇もなく川の中をジャブジャブ歩くのは気持ちがよい。川が二股に分かれるところを何箇所か通過すると、その先に完全に中が空洞化した雪渓が現れた。どんどん溶けているのが分かる。


(ひとつ目の雪渓、後で知ったが、前日すぐ近くの川で雪渓が崩れたことによる人身事故が発生していた)

何も分からない自分は素早く中を通過すればと思ったのだが、リーダーの判断で雪が厚く残っている箇所の雪面上を慎重にひとりづつ通過した。雪渓は2ヶ所に残っていた。雪渓を過ぎるとだんだんと傾斜がきつくなってくる。何ヵ所かの滝もロープの助けを借りることなしに何とか登りきることができた。そして、水が枯れた箇所から200メートルほどを登りきると、そこには日高の稜線が伸びる素晴らしい景色が待っていた。


(こんなところを何箇所か通過していく)


(遠くに見えるはトヨニ岳、その奥に遥かなるピリカヌプリがある)

帰りは、野塚岳からオムシャに向かう稜線上の1220Pから南西に延びる尾根を下山した。川の中でしっかりとグリップの効くフェルト地の地下足袋も、逆に笹ヤブでは滑りまくり、何度も尻もちをついた。わずかに踏み跡も残ってはいるが、笹をかき分けかき分けして何とか無事に帰りつくことができた。こんな山行は一人では無理だなと思った。


(オムシャ側の稜線を下る)

沢登りと一口にいっても、タイプが2種類あって、クライミング系とそうでない系、そうでない系はブタ沢と呼ばれるらしい。自分としては今さらクライミング系もないので、ブタ沢系志向である。ニオベツ川遡行はどちらかというと非ブダ沢系のようだ。 いずれにしても、沢登りは面白い!

〔コースタイム〕
トンネル前駐車場 5:05
入渓 5:15
920m二股 7:20
1070m付近で懸垂下降訓練40分
野塚岳 9:15
(休憩)
野塚岳 9:45
尾根下降地点 10:45
尾根から沢へ 12:00
駐車場 12:40


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