平成30年7月27~29日 二度目の挑戦、カムイエクウチカウシ山
今夏、二度目のカムエクに行ってきた。メンバは、前回ご一緒したM井さんと山の経験がありそうでなさそうなH女史の3名。
今回は札内ダムからのスタートということもあり、前回同様八の沢出合でテン泊する計画である。
初日、朝8時、真っ青な空のもと重装備で札内ダムを出発する。
まずはトンネルが連続する舗装道路を歩く。ヒンヤリとしたトンネルから出ると、真夏の強い日差しが頭を焦がす。

(札内ダム出発!)
札内川ヒュッテまで1時間、さらに七の沢出合まで約2時間の道のり。途中、橋が根こそぎ流されていたり巨大な岩が転がっていたりと林道は荒れていた。

(札内川ヒュッテと七の沢の間にある橋が流失)

(七の沢出合で休憩)
前回は気づかなかったが七の沢出合には「カムイエクウチカウシ山入口」という看板のあり、その木陰で大休止をとる。
同行のふたりは簡易濾過機を取り出し、川の水を濾しておいしそうに飲んでいる。川の水は決して美味しくはないが、水筒の水が減るのを気にせずに飲めるのはよい。
ここで沢靴に履き替えて入渓。今回はなるべく巻き道を利用することとし、最初は七の沢から流れる沢を渡渉し、本流右岸の涸れ沢を歩く。砂の上に数日前に登った人の足跡がしっかりと残っていた。
仲ノ沢手前の尾根付近で対岸に渡渉し、しばらくは内陸の笹藪の中を進む。次第に巻き道は左岸の斜面をトラバースするように進み、これ以上無理というところで沢に降り、再び右岸に渡渉し水涸れの河原を歩いて八の沢出合に到着する。意に反してテンバには誰もいなかった。

(はじめてのツエルト、密封度が悪いが寝心地はテントと変わりない)
さあテント設営というところで事件が発生。どこかにテントポールを落としたらしい、さあどうする。
M井さんが持参したツエルトをザイルを利用して木々の間に張り、なんとかねぐらを確保することができ、ことなきを得る。
たき火前で夕食を囲み、隙間だらけのツエルト内で蚊に刺されながら、なんとか一日目を終える。

(たき火を炊いてるだけで安心感がある)
二日目、朝3時起床、気持ちのよい朝を迎える。
準備にいろいろと手間取り、予定出発時刻を45分過ぎての出発となった。河原を歩いて最初の屈曲点を超えると目の前にカムエクが見えてくる。

(正面にカムエクがお出迎え)
泥まみれの灌木が積み重なった箇所を超えると雪渓が現れる。雪渓は途中で途切れ再び三股の手前で大雪渓として現れ、恐る恐る雪上を歩いて通過する
。今年の雪解けが遅れているようだ。

(想定外の雪渓、恐る恐る上を歩く)
三股からは急登の連続となる。運動靴を持参したが面倒なのでラバーソールの沢靴で最後まで通した。
何度も休憩を取りながらやっと八の沢カールに到着、雪渓から流れでる水をがぶ飲みし英気を養う。

(八の沢カールに到着!クマはいないか?)
ここから、すぐにクマスプレーを取り出せるようにし、警戒しながら進んだが、結果的にクマが現れるようなことはなかった。
しかし、往きにはなかった糞が下山時に落ちていたりし、すぐ近くにクマがいることを実感した。
カールから山頂までの道のりも決して楽ではなかったが、登山道周辺に咲く花が疲れを癒してくれた。
ハイ松を漕ぎながらいくつかの小ピークを越えて12時頃に山頂に到着した。

(お花畑のようなところを行く最後の登り、このギャップが面白い)
往路にかかった時間を考えるとテンバに戻るのに時間的な余裕はなかったため、10分にも満たない滞在時間で山頂を後にした。
テンバに戻ったのは17時過ぎであったことを考えれば、まったく余裕がなかった。
夜になって雨が降りはじめ、ツエルトを叩く雨音に眠れぬ夜を過ごした。
最終日、きれいに雨も上がり晴れ間が見える。
心配した沢の水量も変化なく、ホッとした気持ちで朝食を取ることができた。

(テンバを片付けて、出発!)

(仲ノ沢の対岸付近で休憩)
テンバを後片付けし、軽くなったザックを担いで七の沢出合に戻り、ここでやっとメンバにご苦労さんと声をかけることができた。
林道を歩きはじめてすぐに紛失したテントポールを発見、頭を悩ませていた弁償問題も解決し、晴れ晴れとした気分で札内ダムまで黙々と歩いた。

(釣り人の自転車?)

2回のチャレンジで2度とも登頂することができたことは、とてもラッキーなことである。
もしもう一度挑戦する機会があれば、カムエクからエサオマンの稜線を歩いてみたい。
今夏、二度目のカムエクに行ってきた。メンバは、前回ご一緒したM井さんと山の経験がありそうでなさそうなH女史の3名。
今回は札内ダムからのスタートということもあり、前回同様八の沢出合でテン泊する計画である。
初日、朝8時、真っ青な空のもと重装備で札内ダムを出発する。
まずはトンネルが連続する舗装道路を歩く。ヒンヤリとしたトンネルから出ると、真夏の強い日差しが頭を焦がす。

(札内ダム出発!)
札内川ヒュッテまで1時間、さらに七の沢出合まで約2時間の道のり。途中、橋が根こそぎ流されていたり巨大な岩が転がっていたりと林道は荒れていた。

(札内川ヒュッテと七の沢の間にある橋が流失)

(七の沢出合で休憩)
前回は気づかなかったが七の沢出合には「カムイエクウチカウシ山入口」という看板のあり、その木陰で大休止をとる。
同行のふたりは簡易濾過機を取り出し、川の水を濾しておいしそうに飲んでいる。川の水は決して美味しくはないが、水筒の水が減るのを気にせずに飲めるのはよい。
ここで沢靴に履き替えて入渓。今回はなるべく巻き道を利用することとし、最初は七の沢から流れる沢を渡渉し、本流右岸の涸れ沢を歩く。砂の上に数日前に登った人の足跡がしっかりと残っていた。
仲ノ沢手前の尾根付近で対岸に渡渉し、しばらくは内陸の笹藪の中を進む。次第に巻き道は左岸の斜面をトラバースするように進み、これ以上無理というところで沢に降り、再び右岸に渡渉し水涸れの河原を歩いて八の沢出合に到着する。意に反してテンバには誰もいなかった。

(はじめてのツエルト、密封度が悪いが寝心地はテントと変わりない)
さあテント設営というところで事件が発生。どこかにテントポールを落としたらしい、さあどうする。
M井さんが持参したツエルトをザイルを利用して木々の間に張り、なんとかねぐらを確保することができ、ことなきを得る。
たき火前で夕食を囲み、隙間だらけのツエルト内で蚊に刺されながら、なんとか一日目を終える。

(たき火を炊いてるだけで安心感がある)
二日目、朝3時起床、気持ちのよい朝を迎える。
準備にいろいろと手間取り、予定出発時刻を45分過ぎての出発となった。河原を歩いて最初の屈曲点を超えると目の前にカムエクが見えてくる。

(正面にカムエクがお出迎え)
泥まみれの灌木が積み重なった箇所を超えると雪渓が現れる。雪渓は途中で途切れ再び三股の手前で大雪渓として現れ、恐る恐る雪上を歩いて通過する
。今年の雪解けが遅れているようだ。

(想定外の雪渓、恐る恐る上を歩く)
三股からは急登の連続となる。運動靴を持参したが面倒なのでラバーソールの沢靴で最後まで通した。
何度も休憩を取りながらやっと八の沢カールに到着、雪渓から流れでる水をがぶ飲みし英気を養う。

(八の沢カールに到着!クマはいないか?)
ここから、すぐにクマスプレーを取り出せるようにし、警戒しながら進んだが、結果的にクマが現れるようなことはなかった。
しかし、往きにはなかった糞が下山時に落ちていたりし、すぐ近くにクマがいることを実感した。
カールから山頂までの道のりも決して楽ではなかったが、登山道周辺に咲く花が疲れを癒してくれた。
ハイ松を漕ぎながらいくつかの小ピークを越えて12時頃に山頂に到着した。

(お花畑のようなところを行く最後の登り、このギャップが面白い)
往路にかかった時間を考えるとテンバに戻るのに時間的な余裕はなかったため、10分にも満たない滞在時間で山頂を後にした。
テンバに戻ったのは17時過ぎであったことを考えれば、まったく余裕がなかった。
夜になって雨が降りはじめ、ツエルトを叩く雨音に眠れぬ夜を過ごした。
最終日、きれいに雨も上がり晴れ間が見える。
心配した沢の水量も変化なく、ホッとした気持ちで朝食を取ることができた。

(テンバを片付けて、出発!)

(仲ノ沢の対岸付近で休憩)
テンバを後片付けし、軽くなったザックを担いで七の沢出合に戻り、ここでやっとメンバにご苦労さんと声をかけることができた。
林道を歩きはじめてすぐに紛失したテントポールを発見、頭を悩ませていた弁償問題も解決し、晴れ晴れとした気分で札内ダムまで黙々と歩いた。

(釣り人の自転車?)

2回のチャレンジで2度とも登頂することができたことは、とてもラッキーなことである。
もしもう一度挑戦する機会があれば、カムエクからエサオマンの稜線を歩いてみたい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます