Burnt Norton T.S.Elliot
Ⅰ[ll.36-40]
Dry the pool, dry concrete, brown edged,
And the lotos roses, quietly, quietly,
the surface glittered out of heart of light,
And they were behind us, reflected in the pool.
バーント・ノートン T・S・エリオット
Ⅰ[36-40行目]
池は乾いている 乾いたコンクリートと褐色のへり
日射しを浴びると水がみち
はちすの花が伸びる 音もなく 音もなく
水面が光の芯に煌めき
われらのうしろに在る彼らが水のおもてに映る
※この数行のイメージにはため息が出ました。「水のほとりのすがた」に私はとても弱い。大手拓次のあれですね。「すがたはみづのほとりにうかぶけれど/それはとらへがたない/とほのいてゆく ひとときの影にすぎない」……。求めても触れえない水影とは内的世界に映る他者の影ってやつでしょうか。
Ⅰ[ll.36-40]
Dry the pool, dry concrete, brown edged,
And the lotos roses, quietly, quietly,
the surface glittered out of heart of light,
And they were behind us, reflected in the pool.
バーント・ノートン T・S・エリオット
Ⅰ[36-40行目]
池は乾いている 乾いたコンクリートと褐色のへり
日射しを浴びると水がみち
はちすの花が伸びる 音もなく 音もなく
水面が光の芯に煌めき
われらのうしろに在る彼らが水のおもてに映る
※この数行のイメージにはため息が出ました。「水のほとりのすがた」に私はとても弱い。大手拓次のあれですね。「すがたはみづのほとりにうかぶけれど/それはとらへがたない/とほのいてゆく ひとときの影にすぎない」……。求めても触れえない水影とは内的世界に映る他者の影ってやつでしょうか。