骨卒中
「骨卒中」をご存知ですか、私は初めて聞きました。国語辞典にも載っていません。
今週のNHKきょうの健康で放送されていました。
卒中とはもともと脳卒中、すなわち脳出血、脳梗塞などにより、突然倒れる病気をいいます。「卒」はにわかにとか突然の意味、「中」は中毒など、あたるの意味で突然に表れた症状のことになります。
骨卒中は高齢者の大腿骨の付け根または背骨が骨折した状態を指します。これらが骨折すると 寝たきり⇒筋力低下⇒自立した生活が困難⇒活動力の低下⇒さらに体力が低下・・という悪循環におちいり、5人に1人が1年以内に亡くなるといわれています。この骨卒中の語は今では骨粗しょう症学会のテーマになるほど専門家の間では注目されているそうです。
「骨卒中」におちいるおそれのある骨粗しょう症は全国で1,560万人と推定されており、予備軍まで含めると2,000万人に達するといわれています。
骨卒中は罹ってから考えるのではなく、罹る前、予防が一番です。
骨粗しょう症は骨密度を測定することでリスクを知ることができます。
骨密度は正確には病院で放射線を使って測ることになるのですが、身近では公民館などで開催される健康イベントやウォーキング大会などで測ってくれる簡易測定もあります。これはボランティアですので無料です。
簡易測定は足のかかと部分の骨密度を超音波で測定します。かかと部分の骨から体全体の骨密度を推定することができます。
測ったことのない特に女性の方は是非一度測られることをお勧めします。
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既放送分はNHKプラスで見ることができます。