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ウォーキング
くらしき健康ポイントが始まり2か月が過ぎ、参加者は1800人を超えました。
毎日ポイントをつけるようになってから努めて歩くようになり、以前はウォーキングしている山の麓までは自転車で行っていましたが、自宅から麓までも歩くことにしました。
自宅から麓まで歩くコースは60年ほど前に小学校に通っていた商店街の中の通学路です。
最近ちょっと気づいたことがあります。
それは小学校に通っていたころに感じていた道が長く、今は同じ道が本当に短く感じるのです。現在の小学生と比べるのですが、歩く速さにはそれほど違いはありません。
なぜでしょうか。
数カ月前に放送されたNHKの「チコちゃんに叱られる」の中で「大人になるとあっという間に1年が過ぎるのはなぜ?」という質問に対し、答えは「人生にトキメキがなくなったから」でした。
発見、疑問、おどろきなど新しい体験するトキメキが多ければ時間を長く感じ、少なければ短く感じるというのです。トキメキを忘れた大人の1年はあっという間に過ぎてしまいます。
距離を短く感じるのは、このことと同じではないでしょうか。小学生の頃は商店街の店々のウィンドウをのぞき込み、魚屋の前で魚をさばく様子をながめ、映画館の前ではポスターや写真に見入り、見るもの聞くものすべてにワクワクして興味をよせていたと思います。そのため時間がかかり、距離が長いように感じていたのです。今では同じその商店街をほとんど素通りしてしまっています。
物事に興味を示さなくなったら年をとった証拠だとか。
もう少しのんびりと街々を眺め、新しい道を探して小さな冒険をし、トキメキを感じるウォーキングにしようと思います。
などと話していたら「そうそう、今のうちだよ。もう少し年を取って、きょろきょろしながら知らない路地を歩いていると徘徊と間違えられる」と言われました。
今日はこれから四国八十八ヶ所へ行ってきます。
今回の予定は高知から須崎まで六ヶ寺、二泊三日、70kmの予定です。