般若心経

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2021-10-20 | Weblog

 「哲さんの声が聞こえる」
     (加藤登紀子 著 合同出版 2021/7/20 p.204)

哲さん : 医師であり、アフガニスタンで現地の人たちのために井戸を掘り、水路を建設し、一昨年の暮れ思いもかけない非道なる銃弾に倒れた中村 哲さんのことです。
半月ほど前にラジオで加藤登紀子さんが中村 哲さんのことを話されていましたので図書館で借りてみました。




表紙カバー折り返しの黒柳徹子さんのことば
 ユニセフでアフガニスタンに行った時、哲先生にお会いした。現地の人が「先生は、自分たちのことを、人間として限界まで支えてくれてる」と教えてくれた。登紀子さんは、一昨年、銃撃されて亡くなった、この哲先生のことを心を込めて書いた。ぜひ、読んで、世界のことを知ってほしい。

哲さんのことば
・ これまでに約1万5千ヘクタールが田畑としてよみがえり、推定で約60万人が沃野に住めるようになりました。

・ 豊かさの考え方を変えないといけません。無限に経済成長が続くことはありえないのに、多くの人が夢から覚めない。小さなコップの中で議論していて、干ばつや震災、自然の巨大な動きも、科学と経済力で何とかなると信じている。

・ 理屈を並べることは出来ても命を守れなくては、なんの意味もない。まず、目の前の命を守りましょう。

・ テロリストといってもほとんどが農民です。彼らの願いは家族と共に、3度の食事がとれること。それだけなんです。

・ ものを持てば持つほど、金を持てば持つほど、一般に顔が暗くなる。

・ 人はしばしば勝手に、自分で生きているように考える。だが、生かされているのだ。

・ 正義・不正義とは、明確な二分法で分けられるものではない。敢えて「変わらぬ正義」と呼べるものがあるとすれば、それは弱いものを助け、命を尊重することである。









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