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さん付け文化
21日の新聞に載っていた雑誌の広告の「『さん付け文化』拡大中」という見出しが目にとまりました。
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見出しだけですので、詳しい内容は分りませんが、近頃ニュースなどで見聞きする「〇〇部長や△△課長など役職で呼ばずに『さん』で呼ぼう」という話だと思います。
現場の人たちと対等な呼び方にすることで、意見を言いやすく、風通しの良い組織にするというねらいがあるようです。
古くから役職名で呼んでいた私が思うには、社内の階層や役割が不明確になり、役職者の権威や責任感が低下する可能性があるのではないかとちょっと心配なところがあるのですが、世の中は変わってきているのでしょう。
この話とは少しちがいますが、先日ある会社に電話をしたとき、「〇〇さんは出かけています」と自社の担当者をさん付けで呼んでいました。その会社内では「さん付け」が徹底されていたのかもしれません。しかし、聞いた私はちょっと違和感を感じました。
やはり社外に対してはたとえ上司であっても呼び捨てにすることが相手へのマナーではないでしょうか。