庭先の四季

庭先や近隣の四季の変化や歳時記、自然観察、動植物等を中心に
綴ります。

人生の四季、林住期を生きる。

2014-11-24 16:23:15 | 日記・エッセイ・コラム

秋も深まり、一人静かに人生や生き方などをじっくりと考えるには良い季節
である。

私の好きな作家、五木寛之の著作に「林住期」と言う本がある、五木寛之は
仏教等にも造詣が深く、人の生き方や人生に関するエッセイ本も多くある。

「林住期」とは古代インドで、人生を「学生期」「家住期」「林住期」
「遊行期」の四つの時期に分けた「四住期」の考えから来ている。

1、「学生期」とは生まれてから25歳頃までの、いわば青少年時代で心身を
  鍛え、学習し、体験を積む人生の準備期間。→「春・青春」

2、「家住期」とは25~50歳頃まで、社会人として就職し、結婚して家庭を
  作り、子供を育てる、家に住み社会人として生きる期間。→「夏・朱夏」

3、「林住期」とは50歳~75歳頃までだが、寿命の延びた現代では定年を迎え
  仕事や家庭など社会人としての努めやしがらみからも開放され、自由に生
  きられる様になる、60歳くらいからの期間が妥当か?→「秋・白秋」

4、「遊行期」とは75歳~生の最後の充実と死を迎える準備をする老年期。
  元の幼い子供の心に還っていく時期。→「冬・玄冬」

「家住期」を終えて人生の秋、「林住期」のただ中を生きる私にとって、この
本はこれからの人生をどのように生きるべきか?と考える意味で大いに参考に
なった、「林住期」を人生の黄金期・収穫期・クライマックスとなるような生
き方を目指したいと思う・・・ 興味のある方には一読をおすすめしたい。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする