行合うとは、両方向から進んできたものが出合うことをいいます。
去りゆく夏と近づく秋、二つの季節模様を浮かべた雲が行き合い、
混然としている空模様を、「行合の空」と言います。
意味から言うと、四つの季節、それぞれの季節の狭間に見られる
ことになりますが・・・
普通は夏から秋へと移りゆく時、去りゆく夏と近づく秋が出合って、
混然と溶け合いながら、やがて本格的な秋へと移行してい季節を
表現する場合に使われます。
盛夏の空と比べ、雲の表情にも少しづつ秋の気配を感じだす・・・
ちょうど今頃の季節の空を表現する言葉として使われています。。
南東の空に湧き上がる夏の積乱雲。
真っ白な雲の峰が眩しい程に輝いて。。
♪雲は湧き 光あふれて...
西の空を観れば、、秋を想わすひつじ雲が。。
青い空に真綿を小さく丸めて、散らしたたような白い雲...
その様子が、牧場で群れ遊ぶ羊のように見えることから、
ひつじ雲と呼ばれる。。
朝の月。。