庭先の四季

庭先や近隣の四季の変化や歳時記、自然観察、動植物等を中心に
綴ります。

八朔の雪~澪つくし料理帖

2018-08-01 09:33:58 | 日記・エッセイ・コラム

今日から八月ですが、旧暦の八月朔日、朔日とは「ついたち」のことで、
「八朔(はっさく)」と呼ばれ、重要な節日だったそうです。

旧暦ではその頃とれ始める早稲の穂を、日頃お世話になっている人へ
贈る習慣があり、田の実の節句ともいわれたそうです。

そのことから、田の実が転じて「頼み」となって、「よろしくお頼みもうします」
の風習となり、この贈答の風習が明治になってから「お中元」の風習に
移ったと言われています。。

さて表題の「八朔の雪」ですが、これは昨年NHKの土曜ドラマシリーズで
黒木華さん主演で澪つくし料理帖として放送されたこともあり、ご存知の
方や、すでに小説を読まれた方もおられると思います。 

私も先日図書館で借りてきて読んでみましたが、改めて時代小説の
面白さに目覚めた気がします。。

幼いころ高名な易者から言われた「雲外蒼天」の相をもつ主人公の澪に、
次々と艱難辛苦が降り注ぐが・・

周りの人々の温かい人情に助けられて何度でも立ち上がる様子や、心の
琴線に触れるような話も多く、思わず涙腺が緩くなってしまいます。。

 

八朔の雪―みをつくし料理帖 (ハルキ文庫 た 19-1 時代小説文庫)

ところで、「八朔の雪」とは、どんな料理でしょうか?

知りたい人は、読んでからのお楽しみですね!

この「澪つくし料理帖」シリーズは全部で十巻あるので、順次
図書館から借りてきて、当分の間楽しめそう♪

「雲外蒼天」とは?、暗雲の外に出れば、蒼穹(あおぞら)は広く、あたたかい。
雲は、さまざまな障害や悩みの意。

困難を乗り越え、努力して克服すれば、快い青空が望めるという意味。
絶望してはいけないという激励のことば。

先日の台風一過のあとで、夏雲の広がる蒼穹(あおぞら)。

先日の豪雨災害で被災された方々にも贈りたい言葉です!

 

コメント
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