10月21日 (日曜日) 晴れ
二宮金次郎像は、かつて小学校校庭の定番だった。
まきを背負いながら本を読み歩くこのスタイル、
一説によると1891(明治24)年に出版された「
二宮尊徳翁」(幸田露伴著)に載ったさし絵のイメージが起源だという。

▲いまの子どもたちも重荷を背負いつつ、勉強に励んでいるようだ。
小学生の使うランドセルがここ数年、重くなっている。

大手ランドセルメーカーの調査によると、
1週間で最も重い日の総重量は6キロにも達する。

▲ランドセルが重くなっているのは「ゆとり教育」の見直しなどで教科書の分量が増し、
大型化しているためだ。小学教科書のページ数は
10年間で3割以上増えたとの別の調査結果もある。

背中にずしりと重さを感じて通学し、
児童の3割が首などに痛みを感じているという。
身体への影響も軽視できない。
WEB上から借用
▲そんな状況を受けて文部科学省は先月、
教材を学校に置いて帰ることを事実上認める通知を出した。
「置き勉」と呼ばれる方法で、家庭学習の妨げになるとして
これまで多くの教育現場で認めてこなかった。
▲国の通知を受けて「置き勉」を解禁する小学校は増えているようだ。
肩の荷が減るのは子どもたちにとって、まずは朗報といえよう。
それでも再来年から小学3年生以上で英語が必修化されるなど、
教材が増える傾向は変わりそうもない。
▲全教科を合わせた教科書の総ページ数を増やさないような発想もそろそろ必要ではないか。
教室に置かれたままの教材がふくらんでいく光景はいびつだ。
====================

二宮金次郎像は、かつて小学校校庭の定番だった。
まきを背負いながら本を読み歩くこのスタイル、
一説によると1891(明治24)年に出版された「
二宮尊徳翁」(幸田露伴著)に載ったさし絵のイメージが起源だという。


▲いまの子どもたちも重荷を背負いつつ、勉強に励んでいるようだ。
小学生の使うランドセルがここ数年、重くなっている。


大手ランドセルメーカーの調査によると、
1週間で最も重い日の総重量は6キロにも達する。


▲ランドセルが重くなっているのは「ゆとり教育」の見直しなどで教科書の分量が増し、
大型化しているためだ。小学教科書のページ数は
10年間で3割以上増えたとの別の調査結果もある。


背中にずしりと重さを感じて通学し、
児童の3割が首などに痛みを感じているという。
身体への影響も軽視できない。

▲そんな状況を受けて文部科学省は先月、
教材を学校に置いて帰ることを事実上認める通知を出した。
「置き勉」と呼ばれる方法で、家庭学習の妨げになるとして
これまで多くの教育現場で認めてこなかった。
▲国の通知を受けて「置き勉」を解禁する小学校は増えているようだ。
肩の荷が減るのは子どもたちにとって、まずは朗報といえよう。
それでも再来年から小学3年生以上で英語が必修化されるなど、
教材が増える傾向は変わりそうもない。
▲全教科を合わせた教科書の総ページ数を増やさないような発想もそろそろ必要ではないか。
教室に置かれたままの教材がふくらんでいく光景はいびつだ。
====================