10月25日 (木曜日)
24日の産経抄にあったコラム
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日本の人口の増減がわかるのは、江戸時代の後半からである。
8代将軍吉宗が、1721年から調査を命じたからだ。
科学史家の板倉聖宣(きよのぶ)さんによると、
当時を境にして日本全国の人口は、減少に転じる。
それに伴う年貢収納量の変化は、幕府にとって重大問題だった。
今年3月に旅立たれた。 楽しい授業を提唱されていた。
~~~~~~~~~~~~~~~
▼もちろん、地域によって事情が違う。
長州藩や薩摩藩ではむしろ増加していた。
つまり明治維新とは、江戸時代後半にも経済成長を続けていた西南諸藩が、
停滞した関東・東北勢を圧倒して起こした革命だった(『日本史再発見』)。
~~~~~~~~~~~~~~~~
▼元号が「明治」と改元されたのは、慶応4年9月8日、
陽暦で10月23日、150年前の日である。
政府が開催した記念式典で安倍晋三首相は、
「明治の人々に倣い、どんな困難にもひるむことなく、未来を切り開いていく」
と決意を表明した。
▼首相の念頭にあるのは、
・急速な少子高齢化と激変する世界情勢、
・内と外で日本が直面している「国難」である。
確かに150年前の日本にも、西欧列強による植民地化の危機が迫っていた。
明治政府は独立を守るために、近代国家建設に邁進していた。
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▼では人口問題はどうか。
農民にとっては年貢が地租に変わっただけで、
生活はかえって苦しくなったとの指摘もある。
ただ実際は明治以後、人口は全国で急増する。
江戸時代後期に発展が遅れた地域ほど、増加の度合いは大きかった。
幕府や諸藩が何度も改革を試みながらはね返された国難を、
明治という時代はいかに乗り越えたのか。
~~~~~~~~~~~~~~~~
▼板倉さんの答えは明快である。
「百姓たちは明治維新を明るい時代と感じたのである。
これまでのように子どもを間引かなくて育てても、
明るく何とか生きていける時代であると感ずることができたのだ」
=====================
★今はこの20年以上にわたって所得は低水準のままで
消費が伸びず、デフレ脱却もできずにいる。
消費税も来年度10%に上がって・・・年金はどんどん下がって・・
先への見えない不安がもやもやと取り囲まれて暗くなる。
なにか政府は明治にならって夢を与えてほしいものだが、人口減がまだまだ続いていく
はかない夢を与えてもらっても暗くなるばかりだ!なあ~・・と独り言。
24日の産経抄にあったコラム
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日本の人口の増減がわかるのは、江戸時代の後半からである。
8代将軍吉宗が、1721年から調査を命じたからだ。
科学史家の板倉聖宣(きよのぶ)さんによると、
当時を境にして日本全国の人口は、減少に転じる。
それに伴う年貢収納量の変化は、幕府にとって重大問題だった。
今年3月に旅立たれた。 楽しい授業を提唱されていた。
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▼もちろん、地域によって事情が違う。
長州藩や薩摩藩ではむしろ増加していた。
つまり明治維新とは、江戸時代後半にも経済成長を続けていた西南諸藩が、
停滞した関東・東北勢を圧倒して起こした革命だった(『日本史再発見』)。
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▼元号が「明治」と改元されたのは、慶応4年9月8日、
陽暦で10月23日、150年前の日である。
政府が開催した記念式典で安倍晋三首相は、
「明治の人々に倣い、どんな困難にもひるむことなく、未来を切り開いていく」
と決意を表明した。
▼首相の念頭にあるのは、
・急速な少子高齢化と激変する世界情勢、
・内と外で日本が直面している「国難」である。
確かに150年前の日本にも、西欧列強による植民地化の危機が迫っていた。
明治政府は独立を守るために、近代国家建設に邁進していた。
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▼では人口問題はどうか。
農民にとっては年貢が地租に変わっただけで、
生活はかえって苦しくなったとの指摘もある。
ただ実際は明治以後、人口は全国で急増する。
江戸時代後期に発展が遅れた地域ほど、増加の度合いは大きかった。
幕府や諸藩が何度も改革を試みながらはね返された国難を、
明治という時代はいかに乗り越えたのか。
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▼板倉さんの答えは明快である。
「百姓たちは明治維新を明るい時代と感じたのである。
これまでのように子どもを間引かなくて育てても、
明るく何とか生きていける時代であると感ずることができたのだ」
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★今はこの20年以上にわたって所得は低水準のままで
消費が伸びず、デフレ脱却もできずにいる。
消費税も来年度10%に上がって・・・年金はどんどん下がって・・
先への見えない不安がもやもやと取り囲まれて暗くなる。
なにか政府は明治にならって夢を与えてほしいものだが、人口減がまだまだ続いていく
はかない夢を与えてもらっても暗くなるばかりだ!なあ~・・と独り言。