12月15日 (土曜日) 晴れ
長野県のニュース 斜面
保育園に入れず国に不満をぶつけた匿名ブログが反響を呼んだのはおととしの2月。
「保育園落ちた日本死ね」は
その年の新語・流行語に選ばれた。
待機児童問題の深刻さが浮き彫りになり、
政府は取り繕うように緊急対策へと動いた
◆それに続くママたちの“もっともな抗議”である。
ネット上をにぎわせたのは「妊婦加算」だ。
この4月から妊婦は初診で約230円、
再診で約110円の自己負担が上乗せされるようになった。
きのう根本匠厚生労働相は凍結表明に追い込まれている。
◆初耳の人が多かろう。
ニュースになったのは今秋、
「少子化対策に逆行」「妊婦税」などとネット上で批判が噴出し、波紋が広がってからだ。
数百円の負担増でもママたちは我慢がならなかった。
子育て支援を表看板に掲げながら一貫しない政府の姿勢に底の浅さを見たのだろう。
◆加算理由は、妊婦には薬の処方などで特別な注意が必要というものだ。
医師の責任が重くなるのは分かるが、この加算額で厚労相の言う
「安心できる体制構築」につながるのだろうか。
実際は配慮の要らない眼科のコンタクトレンズ処方にも認めていた
◆与党内の批判を受け厚労省は負担をなくす方向に転換した。
それにしても決定段階で患者の気持ちを酌めなかったのか。
専門家による協議の在り方も問われよう。
一方で希望が持てたのは、おかしいと感じて声を上げた女性に共感の輪が広がったことだ。
異議申し立ての回路は健在だった。
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★知らなかったなあ~”妊婦加算”のこと
凍結表明で初めて知ったこと、自己アンテナも大分弱ってきているななあ~