12月27日 (木曜日) 晴れ 冬空
コラムに中国経済のことが・・。
中国経済を研究している経済学者の梶谷懐氏によると、
中国の政府と国民の関係はなれ合いだという。
自身の著書「中国経済講義」で喝破する。
世界第2位のGDPを誇る経済大国、中国。世界経済への影響力も増すばかりだ。
だが、その実態は分かりづらく、時事的な状況や論者の立ち位置により、
「脅威論」から「崩壊論」まで評価が割れている。
本では、
●「中国の経済統計は信用できるか」
●「なぜ不動産バブルは生じるのか」
●「一党独裁体制の下でイノベーションは生じるのか」など、
中国経済が直面する重要課題について分析。
中国経済の本質をつかむことを目指す。
表面的な変化に流されない、腰の据わった中国経済論。とある。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
政府が法律を作ると、国民はその裏をかいて
規制をかいくぐろうとするが、
政府はそうした国民の「ずる」を織り込み、
実際の運用では多少のことは大目に見るそうだ。
裏の裏をかこうと思えばできるが、
あえてそんな意地悪はせずグレーゾーンを許容する。
▼例えば知的財産権保護。
表向きは知的財産権保護を掲げながら、
実際には国家ぐるみで先進国の技術を盗んでいると米国などは疑う。
中国企業による知的財産権の侵害を当局が取り締まるどころか、
実は陰で国家が糸を引いているのではないかとの疑念を募らせる。
米中貿易戦争はその疑念が火を付けた。
▼特許など知的財産権を厳格に守ってこそ、
先行者利益を求めて研究開発が促されるというのが先進国の常識。
しかし厳しすぎると、どこでクレームがつくか分からないという
警戒心が開発意欲を委縮させる。
▼面従腹背の国民性とそれを逆手に取った国家の泳がせ戦略。
その絶妙な化学反応が有象無象を含め多様なビジネスを生み、
改革開放40年の驚異的な中国経済成長の黒子役を演じたとみることもできる。
▼その間、半分以上は失われた時代に沈む日本経済。
8年前、国内総生産(GDP)で追い抜かれた
官民なれ合い経済の背中が遠くなる。
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コラムに中国経済のことが・・。
中国経済を研究している経済学者の梶谷懐氏によると、
中国の政府と国民の関係はなれ合いだという。
自身の著書「中国経済講義」で喝破する。
世界第2位のGDPを誇る経済大国、中国。世界経済への影響力も増すばかりだ。
だが、その実態は分かりづらく、時事的な状況や論者の立ち位置により、
「脅威論」から「崩壊論」まで評価が割れている。
本では、
●「中国の経済統計は信用できるか」
●「なぜ不動産バブルは生じるのか」
●「一党独裁体制の下でイノベーションは生じるのか」など、
中国経済が直面する重要課題について分析。
中国経済の本質をつかむことを目指す。
表面的な変化に流されない、腰の据わった中国経済論。とある。
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政府が法律を作ると、国民はその裏をかいて
規制をかいくぐろうとするが、
政府はそうした国民の「ずる」を織り込み、
実際の運用では多少のことは大目に見るそうだ。
裏の裏をかこうと思えばできるが、
あえてそんな意地悪はせずグレーゾーンを許容する。
▼例えば知的財産権保護。
表向きは知的財産権保護を掲げながら、
実際には国家ぐるみで先進国の技術を盗んでいると米国などは疑う。
中国企業による知的財産権の侵害を当局が取り締まるどころか、
実は陰で国家が糸を引いているのではないかとの疑念を募らせる。
米中貿易戦争はその疑念が火を付けた。
▼特許など知的財産権を厳格に守ってこそ、
先行者利益を求めて研究開発が促されるというのが先進国の常識。
しかし厳しすぎると、どこでクレームがつくか分からないという
警戒心が開発意欲を委縮させる。
▼面従腹背の国民性とそれを逆手に取った国家の泳がせ戦略。
その絶妙な化学反応が有象無象を含め多様なビジネスを生み、
改革開放40年の驚異的な中国経済成長の黒子役を演じたとみることもできる。
▼その間、半分以上は失われた時代に沈む日本経済。
8年前、国内総生産(GDP)で追い抜かれた
官民なれ合い経済の背中が遠くなる。
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