2月12日 (火曜日) 晴れ
堺屋氏の本はよく読んだ。
コラムにも・・
時代を的確に切り取ったキャッチフレーズは、
時代を的確に切り取ったキャッチフレーズは、時間がたっても色あせない。
〈せまい日本、そんなに急いでどこへ行く〉。
1973(昭和48)年に流行した交通標語が高知県の警察官の作であることを、
若い人はもうご存じあるまい。
スピードの出し過ぎを戒めた標語が、
今も国民の記憶に残っているのはなぜだろう。
大量生産、大量消費の高度成長期を突っ走った日本人。
オイルショックを機に生まれた、
生活を見直そうという機運にマッチしたからではないか。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
こちらは日本人に最も親しまれた造語かもしれない。
作家の堺屋太一さんが名付けた「団塊の世代」。
昭和20年代初めに生まれたベビーブーム世代で、
彼らが社会に与える影響の大きさをいち早く予測した。
★「団塊の世代」とは何か?この言葉の名付け親である堺屋太一氏は
三十年前に、彼らが日本の将来に何をもたらすかを分析し
この予測小説を書いた。
その予測は、今読み直すと恐ろしいほど的中している。
大量定年、高齢化が問題になっている今、あらためて新版を刊行し
、「団塊の世代」の過去、現在、将来を考える。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
通商産業省(当時)の官僚時代には大阪万博も企画。
電気自動車など会場で紹介した「夢」は今現実となっている。
とはいえ堺屋さんの見通しは明るいものばかりではなかった。
財政赤字が深刻化し、国民は増税や格差の拡大に苦しみ、
地方の衰退にも歯止めがかからない…。
近未来小説「平成三十年」に描かれた日本は、恐ろしいほど現在に重なる。
堺屋さんの予測には、「日本が何の改革もしない場合」という前提が付いていた。
結果が的中した以上、前提通りに来てしまったのだろう。
「日本よ、どこへ行く」。帰らぬ人となった堺屋さんの胸中に、
そんな憂いがあっただろうか。
==============================
なんの改革もしないでいると・・
15年前に書かれた本ではこうなると・・
平成30年は消費税が20%、1ドル230円台、ガソリン1リッター1000円、地下鉄初乗り500円、年度予算総額307兆14230億などと予想されているが、
実際の数値はこれほど多くはない。
~~~~~~~~~
当りは・・
出生数は、日本政府の切なる願いに反し、100万人を割ってしまった。
「団塊の世代」が生まれた頃は、年間250万人。
「団塊ジュニア」の頃は同200万人だったのに比べると、
惨めなばかりの減りよう。
そうなった一因が、若い世代の晩婚化だという。
まさに予想通り。
何もしなかったワケではないでしょうが
★インフレと不況、
★少子高齢化と高失業、
★国際収支の大幅赤字が加速する
日本の窮状を救う道はあるのか?
~~~~~~~~~~~~~~~~~
堺屋/太一
1935(昭和10)年、大阪市生まれ。東京大学経済学部卒業とともに通産省に入省。
通産省時代に、日本万国博覧会を企画、開催にこぎつける。
その後、沖縄海洋博、サンシャイン計画の推進などに携わる。
1978年通産省を退官後、執筆・テレビ・講演と幅広い活躍を続ける。
1998年7月経済企画庁長官に就任、
2000年12月に退任
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堺屋氏の本はよく読んだ。
コラムにも・・
時代を的確に切り取ったキャッチフレーズは、
時代を的確に切り取ったキャッチフレーズは、時間がたっても色あせない。
〈せまい日本、そんなに急いでどこへ行く〉。
1973(昭和48)年に流行した交通標語が高知県の警察官の作であることを、
若い人はもうご存じあるまい。
スピードの出し過ぎを戒めた標語が、
今も国民の記憶に残っているのはなぜだろう。
大量生産、大量消費の高度成長期を突っ走った日本人。
オイルショックを機に生まれた、
生活を見直そうという機運にマッチしたからではないか。
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こちらは日本人に最も親しまれた造語かもしれない。
作家の堺屋太一さんが名付けた「団塊の世代」。
昭和20年代初めに生まれたベビーブーム世代で、
彼らが社会に与える影響の大きさをいち早く予測した。
★「団塊の世代」とは何か?この言葉の名付け親である堺屋太一氏は
三十年前に、彼らが日本の将来に何をもたらすかを分析し
この予測小説を書いた。
その予測は、今読み直すと恐ろしいほど的中している。
大量定年、高齢化が問題になっている今、あらためて新版を刊行し
、「団塊の世代」の過去、現在、将来を考える。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
通商産業省(当時)の官僚時代には大阪万博も企画。
電気自動車など会場で紹介した「夢」は今現実となっている。
とはいえ堺屋さんの見通しは明るいものばかりではなかった。
財政赤字が深刻化し、国民は増税や格差の拡大に苦しみ、
地方の衰退にも歯止めがかからない…。
近未来小説「平成三十年」に描かれた日本は、恐ろしいほど現在に重なる。
堺屋さんの予測には、「日本が何の改革もしない場合」という前提が付いていた。
結果が的中した以上、前提通りに来てしまったのだろう。
「日本よ、どこへ行く」。帰らぬ人となった堺屋さんの胸中に、
そんな憂いがあっただろうか。
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なんの改革もしないでいると・・
15年前に書かれた本ではこうなると・・
平成30年は消費税が20%、1ドル230円台、ガソリン1リッター1000円、地下鉄初乗り500円、年度予算総額307兆14230億などと予想されているが、
実際の数値はこれほど多くはない。
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当りは・・
出生数は、日本政府の切なる願いに反し、100万人を割ってしまった。
「団塊の世代」が生まれた頃は、年間250万人。
「団塊ジュニア」の頃は同200万人だったのに比べると、
惨めなばかりの減りよう。
そうなった一因が、若い世代の晩婚化だという。
まさに予想通り。
何もしなかったワケではないでしょうが
★インフレと不況、
★少子高齢化と高失業、
★国際収支の大幅赤字が加速する
日本の窮状を救う道はあるのか?
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堺屋/太一
1935(昭和10)年、大阪市生まれ。東京大学経済学部卒業とともに通産省に入省。
通産省時代に、日本万国博覧会を企画、開催にこぎつける。
その後、沖縄海洋博、サンシャイン計画の推進などに携わる。
1978年通産省を退官後、執筆・テレビ・講演と幅広い活躍を続ける。
1998年7月経済企画庁長官に就任、
2000年12月に退任
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