日向ぼっこ残日録

移り気そのままの「残日録」

新ローマ法王に思う

2005年04月21日 16時54分05秒 | 気まま日記
新法王、ベネディックト16世(ヨゼフ・ラツィンガー(78歳))が、コンクラーベに依って誕生した。ヨーロッパ各国のメディアやインターネットでは、ナチスのヒトラー組織に属していたと喧しく伝えている。ドイツでは一部のカトリック青年団に属していた者を除いて、全て「ドイツ少年団(10~14歳)」と「ヒトラーユーゲント(14~18歳)」に所属させられた。除くのは、当時のローマ法王が政権と協議したものらしい。新法王は、当時カトリックでなかったのか。終戦を18歳で迎えているので、中隊長までいったのかな。(ヒトラーユーゲントは部隊3000人、大隊600人、中隊160人、小隊10人の構成)そこでは、「歴史、政治、人種生物学」の充分な知識教育と相当な身体的訓練を受けたはずである。眼目の人種生物学は、勿論ユダヤ人の排斥である。ユダヤ人排斥に手を貸していなければ、まあ、日本人にとっては過去の信心は、どうでもいいことなんであるが、キリストやアラーやマホメットを信じる「一神教」の人々には大変なことなのかも。

日本では、首相がなんの宗教かなんて頓着しない。(大平正義首相はキリスト教徒だった)なにせ、八百万の神々が鎮座ましているんですから。日本の宗教団体(平成2年の認可宗教法人)は、23万267団体に達し、その信者は申告によると、2億1千92万3千809人もいる。だれがなんの宗教かなんて恐ろしいくらいだ。ひょとして、キリスト教徒がオウム真理教も信心していたり・・・。信者数が人口より多いのは水増しもあるが、本人も頓着していない、おおらかさもあるんでしょう。毎日のように、新宗教団体が誕生し、消えていることか。

新法王は、保守派で堕胎や同性愛には否定的で、これらに寛容な最大の信者がいる南米で、信者が減るんではないかとの心配もあるらしい。