日向ぼっこ残日録

移り気そのままの「残日録」

松井秀喜選手への期待

2006年02月11日 21時17分52秒 | 松井秀喜
外国人記者の見る松井秀喜選手への期待はどんな数字でしょう。「ドム・アモーレ」記者のレポートの抜粋で見てみましょう。
【4年5200万ドル(約61億円)の契約に対し、ヤンキースが松井秀喜に込めた期待。それはシンプルに、「今よりもっと」である。過去3年、松井は3割近い打率を残し、通算70本塁打を記録。打点は3年連続で100打点を超えた。「今よりもっと」となると、メジャーでも一流の証である「3割、30本、100打点」を同時にクリアすることだろう。
 年平均1300万ドル(約15億円)という金額は、確実に高い数字を求めている。メジャー生活18年のゲリー・シェフィールド外野手と年俸では肩を並べたのだから、来季の活躍がこの大ベテランに見劣りするようでは、チームからもファンからも「過大評価」との批判を受ける。
 ところがヤンキースは、1998年にバーニー・ウィリアムズ外野手と結んだ7年契約を「失敗。長すぎた」と感じており、今となっては長期契約に慎重。ヤンキースは2000年にマイク・ムシーナ投手と6年契約、デレク・ジーター遊撃手と10年契約を交わしたが、もし彼らとの契約が今年だったら、ともに半分ぐらいの契約年数しかオファーしなかったかもしれない。
 そういう中での4年という長さは、ヤンキースにしてみれば最大限の評価か。と同時に、フロントが全体的に契約の見直しを進めていることを匂わせる。
 2001年のオフ以来、ヤンキースはジェーソン・ジアンビ一塁手と契約するなど、投手よりもスラッガーの補強に重点を置くようになった。その過程で、投手力の低下が毎年のように問題となったのは言うまでもないが、チームプレーに徹することができる選手の補強を怠ったこともポストシーズンで勝てない要因となった。次々と消えたチームプレーに徹する選手の補強はならなかった。しかし、松井という選手は彼らと同じ流れをくむ、今となってはヤンキースにとって貴重な選手――。そういう意味での4年5200万ドルであるなら、その金額はさらに割安感がある。
 おそらく、松井がヤンキース以外の球団と交渉していれば、総額で5年6000万ドル(約70億円)は下らなかったはず。松井の市場価値をファンもよく知っているから、現状では今回合意した契約に何ら不満の声は聞こえない。
 さて、松井の額が市場価値を下回るにしろ、年俸的にはメジャーのトップクラスに肩を並べたのだから、責任感は大きい。個人的には(ドム・アモーレ記者)、2004年の31ホームランを上回る、最低32本塁打、115打点という数字をぜひとも期待したい】

Alfonso Guilleard Soriano

2006年02月11日 20時55分29秒 | MLB
「アルホンソ・ギュラード・ソリアーノ」選手が年俸調停で話題になっています。
ソリアーノ選手は、1998年に広島カープを任意引退選手となり(契約の意志がなく)、1999年にニューヨーク・ヤンキース(マイナー契約)に入団した。ヤンキースに5年在籍したが、2002年にはホームラン39本、2003年にもホームラン38本を放ち強力1番打者として定着したかに見えました。しかし、ヤンキースは、その守備の安定のなさから、オフにアレックス・ロドリゲスがヤンキースに移籍した大型トレードでテキサス・レンジャーズへ移籍させました。レンジャーズでも2004年、対デトロイト・タイガース戦で9イニングで6本のヒットを打ったり(チーム記録)、オールスター・ファン投票では、1位の得票を得たりした。そのオールスター戦でもロケット(ロジャー・クレメンス)から3ランを打ちMVPにもなる活躍だった。2005年は、自身3度目の30-30(36本塁打、30盗塁、104打点)を達成。しかし、年末の12月13日にワシントン・ナショナルズ(旧モントリオール・エクスポズ)へトレードされた。3対1(ソリアーノ1人と相手は外野手2人+マイナーの投手)
そして、ナショナルズとの年俸交渉は暗礁に乗り上げてしまった。年俸調停に持ち込まれているが、ソリアーノは1200万ドル(14億円)、球団は1000万ドル(11億6千万円)を主張している。いずれにしても、年俸調停に持ち込まれた金額としては過去最高です。
そして、もう1つの難関は、ナショナルズには、2塁手にホセ・ピドロ選手がいるので、センターかライトにコンバートをされることでしょう。外野手で球を逸らせば、大変なことですから、守備の不安は増すでしょう。