日向ぼっこ残日録

移り気そのままの「残日録」

米メディアの良心

2006年03月18日 11時47分13秒 | 野球
WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の米国の不甲斐なさやデビットソンの誤審に対する非難は、米国が2次予選敗退で痛烈なものとなりました。しかし、残念なことに、記事はスポーツ欄の中でも小さいもので、僅かに良心を示した程度のものでしょう。
ロスアンゼルスタイムスス紙は、「メキシコが勝ったことで、デービットソンの誤審は、救われた。米国のベースボールは、遥かに進んでいると自負していたが、最早追い越されている」と痛烈に皮肉っている。(言外に、韓国、メキシコに敗れ、もしかしたら、1つも勝てなかったかも・・・と)
LA TIMES
米検索サイトのヤフーでも、米国野球に失望を表しているが、記事は小さいものだ。
MLBや選手会(主催者)は、本当に反省しなければならないでしょう。世界大会を標榜しながら、未熟な(メジャーを首になった3A審判)を使わなければならない現状。それが大会を色あせたものにしてしまった。残念としか言いようがないです。
この大会は3年後に開かれる予定です。しかし、大会が成功するために、1~2年の期間をおいて更に進化した形で再開されなければならないでしょう。

もっと驚いたニュースは、準決勝進出を逸したメキシコチームが、前日にディズニーランドに遊んだことだ。それがリラックスを生んで、負けて当たり前という開き直りが米国に勝ったのでしょう。そして今日、メキシコ合衆国駐日大使館(ミゲール・ルイス カバーニャス・イスキェルド大使)には、「勝利おめでとう」と「ありがとう」のメール、ファックス、電話が殺到し、大使も大喜びらしい。(メキシコはなぜか親日的です。今、皇太子殿下がメキシコを訪問中というタイミングです)
biva mexico!(ビバ メヒコ!)
参考:メキシコ大使館tel 03-3581-1131 fax 03-3581-4058
mail: infojpn@mexicoembassy.jp


悲しいニュースは、韓国の朴明桓(パク・ミョンファン:トゥサン)投手が、禁止薬物違反(ドーピング)で失格となりました。確信犯は考えられないので、服用の栄養剤か風邪薬が考えられます・・。日本の選手も「差し入れ品」や偶然に手渡される品物は、口にしないで下さいね。
(朴明桓選手データー:150キロを超える剛速球と、落差の大きい高速スライダーを駆使する右腕。かつてはコントロールに不安があったが、昨季は12勝3敗、防御率2・50を記録するなど、制球力も安定してきた。)

さあ、散髪にでも行って、スロットでも遊んでみようかなあ!